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フォアローゼズ シングルバレル プライベートセレクション 2017 8年 OBSV 61.9%

カテゴリ:
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FOUR ROSES
SINGEL BARREL
PRIVATE SELECTION
Aged 8 years 8 m
Bottled 2017 Sept
Recipe Selected OBSV
700ml 61.9%

グラス:木村硝子テイスティンググラス
場所:自宅
時期:開封後2ヶ月程度
評価:★★★★★★★(7)

香り:溶剤的な刺激のある香り立ち、時間経過で甘みが開き、ウッディでメロー、チャーオークのキャラメルやチョコレート、奥から植物っぽさ、微かにジンジャー。

味:パワフルでメローな口当たり、クリーミーで甘酸っぱい。シロップ漬けのチェリーや熟した皮付きオレンジ、フルーティーさのある新樽フレーバー。 
余韻はドライでスパイシー、程よいウッディネスをキャラメルの甘みが覆うように広がり、長く続く。

やや溶剤的な刺激が最初に飛び込んでくるが、その後はチャーオークのパワーのある甘み、果実のニュアンスも感じられるフルボディで旨いバーボン。ロックにすると刺激が和らぐだけでなくクリーミーさと味のふくらみ、甘みが増して美味しく楽しめる。例えるなら、棘のある薔薇のような1本。


当ブログイチオシの現行品バーボン銘柄と言っても過言ではない、フォアローゼズ・シングルバレル・プライベートセレクション。
日本に正規輸入はされておらず、蒸留所の限定品か、現地のショップが詰めたものを購入するかが現在の主な入手経路。今回のボトルはアメリカのリカーショップBevMoのボトリングで、マッシュビルはコーン60%、ライ35%、モルト5%、レシピパターンはOBSVとする仕様となっています。

このレシピパターンの4文字のうち注目するのは2番目の文字と4番目の文字。(1番目と3番目は全部同じなのです。)
2番目にはマッシュビルの違いでBとEの2種類が、4番目には酵母の違いでV、K、O、Q、Fの5種類があり、そこに樽ごとの熟成期間を加えて、それぞれで香味の違いを生み出す要素となっています。※下記参照。
今回のVはdelicate fruitiness というタイプ。色から感じる通りどっしりとした樽感、メローな甘さの上にスパイシーな刺激と合わせて繊細なニュアンスが感じられ、時間経過で馴染んでいく様がテイスティングで感じられました。 
ピリッとした刺激はライ比率が多いことに由来するのか、強い樽感にの中に華やかさがありつつもっさりしすぎない、いいアクセントになっています。

(フォアローゼズ蒸留所の熟成庫。均一なサイズ、高く積まれた樽の数々がスコッチのそれと異なるシステムを感じさせる。Photo by T.Ishihara)

さて、プライベートセレクションはフォアローゼズのコミュニティに入れば樽ごと購入することも出来るようなのですが、先に書いたように日本のメーカーがボトリングをした事例はありません。
そんな中、つい先日酒類輸入業者の田地商店さんが現地ショップ向けボトルの在庫を並行輸入し、少量ですが信濃屋を通じて国内に展開されはじめました。

レシピ違いを含めて樽ごとの違いが大きいバーボンであるため、これまで自分が飲んで来たものと同等のクオリティかはわかりませんが(ちと色が薄いボトルが多いのが気になる。。。)、これで味がいいバーボンだと評価が広まり、メーカーが動いて日本でも安定してリリースされるようになると良いなと。
特にその手の動きが活発な酒販業者としては、ビックカメラさんやリカマンさんあたりに期待しています(笑)。


※レシピ表記の意味
1番目(フォアローゼズ銘柄である表記)

2番目(マッシュビル)
B:コーン60%、ライ35%、モルト5%
E:コーン75%、ライ20%、モルト5%

3番目(ストレートバーボンを意味する)

4番目(酵母の違いによる酒質のキャラクター)
V:Delicate fruitiness
K:Slight spice
O:Rich fruitiness
Q:Floral essence
F:Herbal essence

※レシピ以外の個人的主観(ご参考まで)
同シリーズ10本近く試したうち、色が濃いボトル(赤みがかってるとベスト)の方が味が良い傾向あり。

フォアローゼス 1970年代流通 特級表記 43%

カテゴリ:
FOUR ROSES
Kentucky Straight Bourbon Whisky
(Aged 6 years)
1970's
48ml 43%

グラス:木村硝子テイスティンググラス
量:小瓶2本
場所:自宅
時期:開封直後
評価:★★★★★★(6)

香り:甘く華やかな香り立ち。シロップ漬けのチェリー、カラメルソース、酵母、ほのかにハーブや植物系のニュアンスを伴うウッディーなアロマ。微かに鼈甲飴のような古酒系の香りも混じる。

味:コクのある口当たりから、メープルシロップ、トーストしたパン、ほのかにドライベリーの甘酸っぱさを伴うメローな甘さ。ボディはしっかりして厚みがあり、度数以上の飲みごたえがある。
余韻にかけて心地よいスパイスとウッディネス、微かに古酒っぽさ。華やかな樽香が喉から鼻腔に届く。

現行品のとってつけたような樽香やボディの薄さはなく、深みとコクのある味わい。ロックでも氷に負けない線の太い香味が楽しめる。

先日、萌木の村の舩木村長から「幸せのおすそ分け」を頂いたフォアローゼスの1970年代流通品。
当時のフォアローゼスは6年表記がネック部分にあった筈ですが、ミニボトルなのでネックラベルが省略されている模様。京橋時代のキリンシーグラムが輸入していることから、同社設立の1972年から、移転するまでの1977年の間に流通したものと考えられます。

このミニボトル、酒屋の倉庫から10ケース、120本出土したとのこと。倉庫保管だけあって状態は非常に良く、開封時から当時のバーボンらしいコクのある甘い香味を存分に楽しむことが出来ました。
また、ほのかに植物っぽいフレーバーが香味に混じっており、これが華やかな樽香と合わさることでさながら薔薇の花のようにも思えてきます。
やはりオールドのバーボンは、現行品とはひと味もふた味も違いますね。

(フォアローゼズの"ダブル"、再留用の蒸留器。連続式蒸留器であるビアスチルで初留が行われた後、このスチルでもう一度蒸留を行う。形状は各蒸留所毎に様々で、スコッチモルト同様に違いを調べるのも面白い。 Photo by T.Ishihara)

フォアローゼスのオールドボトルは自分が飲み始めた頃に何度か酒屋で見かけましたが、手を出さぬまま今日に至っており、これでまたひとつ経験を積むことが出来ました。 
今回に限らず、ブログを通じて様々な繋がりが出来、こうしてテイスティングの機会を頂いているわけですが、それは自分の活動と能力に関心を持ってくださってるという事でもあり、ただただブロガー冥利に尽きる話です。

このフォアローゼスのコメントをまとめている中でも、舩木さんをはじめウイスキー仲間から新たなサンプルを複数頂いております。
実は週明けに風邪をこじらせて鼻があまり効いてないので、さすがにこの状態で新規テイスティングは困難であり、体調を整えたらトライします。
頂いたサンプルは時間がかかっても全て記録し、感想をお返ししますので、皆様今後ともよろしくお願いします。

フォアローゼス シングルバレル プライベートセレクション 10年 OESO 56.5%

カテゴリ:
フォアローゼス プライベートセレクション
FOUR ROSES 
SINGLE BARREL 
Private Selection 
Specially Selected By LIQUOR BARN 
Recipe Selected OESO 20% Rye mashbill / Rich Fruitiness 
Aged 10 years 8 months 
Bottled 2015 Jury 
56.5% 750ml 

グラス:木村硝子テイスティンググラス
量:30ml以上
場所:自宅
評価:★★★★★★★(7)

香り:スパイシーで華やかな香り立ちから艶のある甘いウッディネス。ほのかに焦げ感、濃く入れた紅茶、シロップ漬けのチェリーやベリー。陶酔感あり。加水すると華やかさが増すが、少し溶剤系のニュアンスも。

味:コクのあるリッチな口当たり、スパイシーで甘酸っぱいオークフレーバーはアプリコット、ドライオレンジにハーブのニュアンス。ウッディーなチャーオークフレーバーと爽やかさが鼻に抜ける。
余韻はウッディーでビター、スパイシー。少量加水するとバランスが良くなる。


フォアローゼス蒸留所の限定品であり、一部現地酒販でカスクチョイスされたものが限定的に販売されているプライベートセレクション。今回のボトルは現地のリカーショップ、LIQUOR BARNがフォアローゼスから買い付けてリリースしているボトルになります。
先日、ウイスキー仲間のIさんから頂いた(強奪した)同ボトルのレシピOBSK・2014年ロットが予想以上の美味しさで、次回アメリカに行かれるときは蒸留所で大人買いしてきて欲しい旨を伝えたところ、蒸留所限定品2本、LIQUOR BARN詰め3本、計5本のプライベートセレクションを調達して頂きました。

ラベルは通常のフォアローゼスシングルバレルと異なり、金地に真紅の薔薇の花。薔薇の色は同じはずですが、プライベートセレクションのほうが映えるように見えます。
同銘柄はシングルカスクでのリリースで、熟成年数や度数がボトル毎に異なるのはもちろん、ライ麦比率など製造行程の違いから10種類のレシピで分けられており、それぞれ異なる味わいが楽しめるのも特徴。そして何より、近年バーボンウイスキーのライトフレーバー化が著しく、樽の質も芳しく無い中で、一定以上の品質を保っている"旨いバーボン"であるのが最大の特徴と言えます。
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市販されている現行品のフォアローゼス シングルバレルも悪くは無いのですが、飲み比べるとその差は歴然。例えるならプライベートセレクションが画家本人が書いた絵画であるのに対し、市販品はそれを愛好家が模写したものという印象。   
先述の現地調達品5本を現行品と共に飲み比べましたが、それぞれのレシピの違いを楽しめつつ、完成度はどれも頭1つから2つ抜けている。
価格も60~70ドル程度で、現地では普通に売っているのですから、日本に入ってくるバーボンの質と現地の物量の差に、ちょっと嫉妬してしまいます。

今回テイスティングしたプライベートセレクションのレシピ、OESOの特徴は、Frutiy(Red Berries) Medium Body。見るからに美味そうな赤みがかった色合い。香味にそれぞれ甘酸っぱさがあり、良質なオーク由来と思しきコクのある甘みと、酒質由来と思しきスパイシーな口当たりで完成度の高いバーボンに仕上がっています。
ちなみに現地での一番人気はOBSF(Mint Fruity Spicy, Full Body)、これは今回の買い付けでは入手できなかったとのことで、いつか飲んでみたいものです。

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オマケ:先日自宅で開催したバーボン会での1シーン。フォアローゼス プライベートセレクション 飲み比べ。
右奥は参考品として日本流通のシングルバレル、流通時期違いで2種類。
どれが一番高評価かは意外と分かれて面白かったですが、どのボトルもローゼスらしい華やかさが素晴らしい。
日本では中々出来ない試みが実現できたのも、ひとえにIさんのおかげ。感謝!

フォアローゼス シングルバレル プライベートセレクション OBSK 2014年ボトリング

カテゴリ:
FOUR ROSES
SINGLE BARREL
Private Selection
Recipe Selected OBSK 35% Rye mashbill / Slight spaice
Aged 9 years 6 months
Bottled 2014 Nov  
Werehouse No, 7E
Barrel No,25 2I
??%(おそらく50%程度) 750ml

グラス:SK2
量:30ml以上(頂き物)
場所:自宅
時期:不明
評価:★★★★★★★(7-8)(!)

先日自宅で開催した持ち寄り会にて頂いたフォアローゼス。
プライベートカスクは蒸留所の限定品だけでなく、酒屋のオリジナル商品などでボトリングされているようで、今回の1本は勿論現地購入品。その旨さに感動し、お代わりまでして最後は残ったボトルも頂いてしまった、悪いヤツは私です(笑)。

艶のある甘い香り立ち、上等なシェリーにも通じる妖艶さ。口当たりはまろやかで、濃厚でありながら柔らかいウッディネス。コクのある甘みとしっかりしたボディ、メープルシロップやシロップ漬けのチェリー、熟したオレンジ。。。中盤から後半にかけて口の奥で開く華やかな香味は、まさに薔薇の花束のようです。

衝撃的だったのが、このバーボンが現行品であるということ。日本では同じボトルでフォアローゼス・シングルバレルが4500円くらいで販売されてますが、今回のプライベートセレクションは現地価格70ドルほど。価格差はあれど、味はそれ以上の差があるというか、まるっきり別物で全く比較にならないです。
また、1970年代以前流通のオールドバーボンだと、こうした構成もあるはあるのですが、今回のボトルは直近詰めの現行品。熟成期間も約10年程度と平均的なだけに、通常のシングルバレルと何が違うのか、興味は尽きません。

考えてみれば、現行品でもワイルドターキー・ダイヤモンドジュビリーやら、高価格帯には旨いボトルがあります。
いちいち原料に差をつけているとは考えられず、やはり大きくは樽材の質なんでしょうか。それこそ何年も自然乾燥させたホワイトオークから選定して作ったスペシャルな樽で熟成していると考えれば、このまろやかなウッディネスも納得です。

このボトルは先日クラウンローヤル・ノーザンハーベストライをいただいた、ウイスキー仲間のIさんから頂きました。
現地情報や蒸留所そのものに関する知識がとにかく豊富で、本当に勉強になります。
写真右のメーカーズマーク46の蒸留所限定カスクストレングスもお土産にいただいており、追って投稿していきたいと思います。いつもありがとうございます!!

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