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ストラスアイラ12年 現行品

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先日ウイスキー仲間からブランドテイスティングのサンプルを頂きました。
仲間間でブラインドサンプルのやり取りを行うことはたまにあるんですが、これもまたウイスキーの楽しみ方のひとつ。
そういえば半年ほど前にもらったサンプルの回答メールが出てきたので、ブログに取り上げようと思います。
自分は現行品も飲んだ上で、ボトラーやオールドもという考え方。この出題は飲めてないボトルでしたしありがたかったですね。
出題内容は、昨年ラベルチェンジを行った、現行品のストラスアイラ12年でした。

Strathisla
12 years old
43% 700ml
strathisla
評価:★★★★★(5)

香り: ホグスヘッド系のさわやかでややドライな甘さのあるオーク香、
ハーブ、蜂蜜、バタークッキー、時間と共に若さも感じられる。
味:スムーズな口当たり、ビター、焦げたカルメ焼き、 少し舌さわりがさらさらしている。
中間からウッディ、えんぴつ、 樽由来と思しきえぐみが感じられる。 微かに焦げたような印象もある。
フィニッシュは単調でのっぺりとしている。ほのかに麦芽香。

(ブラインド回答 ※サンプル容量:50ml)
蒸留所予想:キャパドニック、グレンカダム、アバフェルディ
樽:バーボンホグスヘッド
蒸留年代:1990年代(後半)
熟成年数:15年程度
度数:46%


テイスティング時の感想としては、香りは良かったのですが、樽が強く、その影響からか特に余韻が単調で弱く感じました。
回答が分かった今でも、この樽の強さは意外に感じます。
あれ、ストラスアイラってこんな感じだったっけと。どうもこの蒸留所はマクファイル系リリースのイメージが強く、自分の先入観を是正する意味でもありがたい出題でした。

ブラインドテイスティングは単なる蒸留所当てゲームではなく、そのボトルの味以外の要素に流されない、素の評価が出来る手段だと感じています。
ただ、蒸留所当てゲームも楽しい要素のひとつ。グリコのオマケみたいなもんです。
蒸留所当てでは"これ"という特徴が認識できた場合は一気に蒸留所選定が進むのですが、今回のように中庸で他の蒸留所との共通項が多いと、何か特徴は無いか、絞り込めないかと様々な角度から探ります。
パズルのピースを探す作業に似ていますね。

まずはスペック。
実際は12年で2000年代蒸留中心となりますから、近いところに落とせていますが、12年以上の熟成感を感じたということになります。
度数は40と46では大きな違いがあります。6%もずれてしまっては・・・修行が足りませんねw
いい訳しておくと、これらは樽感の強さから流されてしまったと思います。

そして蒸留所当て。
このサンプルには特筆する特徴がありませんでしたので、地域→酒質の順で入っていきました。
まず地域はスペイサイドだろうと。そして樽が強くそれに対してボディが弱い印象を受けたところから、近年モノの中であまりボディの強くないところでを絞っています。
ただ、なぜかハイランドのカダムが入っているので、その時点で色々迷走しています。
オフィシャルでこんなリリース無いだろうと(笑)
多分ボトラーで何かっていう選択肢を捨て切れなかったんでしょう。

あぁ、こうやって昔解答した内容を時間がたってから考察するのもまた楽しなぁ。
結論、ブラインドって楽しいですね(笑)


シーバスリーガル25年 現行品

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ある程度ウイスキーに対する経験値が増えてくると、経験則から「あれはこれくらいでしょう」と飲む前の先入観を持つようになります。
これはこれで重要なスキルなのですが、実際の香味さえも自分が思うほうに無意識の誘導をしてしまったりします。
こうした先入観を除外して、純粋に中身を評価する手段としてブラインドテイスティングは有効な手段。
今回のボトルも自分が持っていた残念な先入観を、見事に取っ払ってくれました。

Chivas Regal
25 years old
40% 700ml

暫定評価:★★★★★★(6) 
 
"華やかな香り立ち、 甘くしっとりとした熟したリンゴを思わせるフルーティーさと麦芽香、スワリングすると燻したようなスモーキーさもある。
口当たりはスムーズでモルティー。シェリーや水で延ばしたカラメルの甘み。 中間は複雑で少しの青さとナッツ、ドライフルーツ。
フィニッシュはビターで微かなスパイスを伴う。オーク材の香りが心地よく鼻に抜ける。"
 
 
現在のシーバスリーガルにおける 最高傑作、マスターオブシーバスを語る1本。
シーバスといえば12年やらミズナラやらがアレなんですが、確かにこれは言うだけあってよく出来ています。
モルティーで華やかなフルーツ感、スペイサイドモルトの好ましい特徴があり、長熟使ってるなあという印象。
現行品ブレンデットの中では、これならスコッチのプリンスと言っても差し支えありません。
 
このボトルは昨年末頃、ウイスキー仲間からのブラインドテイスティングとして出題されたモノでした。
自信満々に回答しましたが、まさかのシーバスリーガル。いやーびっくりです、目からうろこでした。
その後1本抱えて飲むかと、オークションに張り付いていますが、結局殴りあいの末にそこそこの値段になってしまう。
やっぱりみんな分かってるんですね~。
せめてどこかで飲むかと思ってアラサイドの周年パーティーでしっかり復習させてもらいました。
ただ今回飲んだほうが軽い印象があったのですが、体調差か、あるいはロット差でしょうか。

シーバスリーガル25年の誕生は1909年・・・あれ、12年が1950年代に出たんじゃなかったでしたっけ。
そんな昔にあったんですね。シランカッタw
シングルモルトフリークはまずスルーするボトルだと思いますが、長期熟成のオフィシャルスペイサイドモルトが高騰している中、こういう選択肢もアリなように思います。
ボトルに込められたメッセージは「限りない贅沢」とのこと。
うーん、この無駄な装飾カットしていただいてかまいませんので、3000円くらい安くしていただけませんか(笑)。

 

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