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SAINT-AUBIN 1er CRU
"LE CHARMOIS"
2001
DOMAINE MICHEL PICARD
GRAND VIN BOURGOGNE
750ml 13.5%

ふわっと立ち上る艶やかな甘いアロマ。口当たりはまろやかで、カシスシロップ、ベリー系の果実味、蜜っぽい甘さから穏やかなタンニンへ。経年変化かほのかにマディラ系のニュアンスも混じる。

全体的に優しく穏やかで、バランスの良い飲み疲れない味わい。ピノ・ノワール主体であることや、サン・トーバンが高地にあることから軽めで華やかなワインに仕上がる、とは知人バーマンの言。
それ故欲を言えば、このビンテージは5年くらい前に飲めばもっと果実味がはっきりしてたんじゃないかと思う内容ですが、今が悪いというレベルではありません。
香り豊かでスイスイ飲めて、穏やかなタンニンがバランス良く全体を引き締める、気持ちよく酔えるワインでした。ブルゴーニュって良いもんですね。

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先週末のお家ディナーの相棒は、いつもよりマイナーなワインです。
事の発端はウイスキー仲間主催の持ち寄り会KMCでの事。このイベントではオープニングや会の途中の食事で、ワインを楽しむのが通例となりつつあるのですが、前回そこで振る舞われたのが、ブルゴーニュを代表する銘柄とも言えるシャンベルタンの極上品。

シャンベルタンは以前も素晴らしいものを何度か飲んでいて、これが残り火としてブルゴーニュ&ピノ・ノワールでちょっと良いやつを飲みたい欲求がフツフツと湧き上がり、行き当たったのがミッシェル・ピカール社のサントーバンです。
シャンベルタンで探せばええやんという声が聞こえてきそうですが、同じ地域だとどうしても比較してしまいそうだったり、有名だけにいいヤツは相応に価格高騰しているので、違う地域で果実味あって華やかなタイプはないかなーと。

(持ち寄り会にて振る舞われたうちの1つ。ドメーヌ・ポンソ シャペル・シャンベルタン1999 。
まろやかでやさしい口当たり、ブルーベリージャムやプルーンなどの艶やかなアロマ。熟成を感じる落ち着きから、徐々に豊かな香味が解き放たれていく素晴らしい1本。)

同社のワインはコスパの良さがウリであり、調べてみると評判も良い模様。
2001年はブルゴーニュ全体であまりいいビンテージではないですが、逆に今がちょうど良いんじゃないかと今回のボトルに手を出してみたわけです。
用意した料理には合わせづらかったものの、テイスティングの通りなかなか楽しませてもらいました。
サントーバンは地域としては白ワインの方が有名らしいですが、赤も良いですね。
こういう柔らかく華やかな香味のブルゴーニュワインは、スペイサイドの長熟モルト好きに通じる要素を持ってる気もします。