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キルホーマン 100%アイラ 1stリリース 50%

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KILCHOMAN 
THE INAUGURAL 100% ISLAY 
LIMITED EDITION RELEASE 
Aged 3 years 
Release 2011 
Phenol 50 ppm 
Cask type Fresh & Refill Bourbon Barrel 
700ml 50% 

グラス:木村硝子テイスティンググラス
時期:開封後1週間程度
場所:自宅
評価:★★★★★(5ー6)

香り:シャープで焦げた木材や土っぽさの混じるピート香。乾燥した麦芽、レモンピール、微かにオーキーだが垢抜けない。奥には若い原酒由来のニューポッティーさと、溶剤っぽい要素も感じられる。

味:オイリーでやや酸味を伴う燻した麦芽。フルーティーさではなく、焦げたようなピート、根菜系のフレーバーが支配的で塩気と共に口内に広がる。余韻はビターでスモーキー、焦げたゴムのような異物感が微かにあるなかで、若い原酒の酸味を含み長く続く。

田舎っぽいというか、洗練されていないというか、香味とも粗削りなピートフレーバーが支配的で、若い麦芽風味と淡い樽香がそれを支えている。現時点でも悪くはないが、将来性を見る以外の過度な期待は禁物。
香味は厚みはあるがやや単調で、加水すると樽の要素が薄まるためか、原酒のバラツキが目立ってしまう。ストレートの後はキンと冷やしてハイボール等でも。

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ご無沙汰しております。先日22日に信濃屋さんから発売した、キルホーマン100%アイラ for TGM。既に多くの愛好家から「美味しい」というコメント、メッセージをいただいており、個人的にもうそれだけで嬉しさ爆発なところ。合わせて、SNS等ではキルホーマンのリリースそのものに注目が集まる動きも見えて、自分達のリリースがその一端を担っているとしたら、これほど素晴らしいことはないと感じている次第です。

今回の販売は、前回のサードリリース以上に瞬殺だったと聞いています。
グレンマッスルというウイスキーが愛好家のなかに浸透してきたようで、これも嬉しいことでありますが、比例して購入できない方が増えるジレンマもあります。本体のレビュー記事のほうに"飲めるBARリスト"を作成しましたので、興味ある方は最寄りのBARでも楽しんで貰えたら幸いです。

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さて、本題というか今回のレビューは100%アイラ繋がりで懐かしい1本。キルホーマン100%アイラシリーズの1stリリースです。
キルホーマン蒸留所の設立が2005年。100%アイラの仕込みが始まったのはいつ頃からかは正確にはわかりませんが、過去リリースのスペックや蒸留所の歴史を見るに(2006年のモルティング設備火災被害からの再建という流れから)2007年あたりでしょうか。スコッチウイスキーの規定を満たす3年熟成の1stリリースが2011年となったことからも、その辺りと予想しています。

100%アイラの1stリリースは、シングルカスク仕様と複数バッティング仕様の2種類があり、今回のレビューアイテムは後者のほうです。
麦芽の生産から、精麦、蒸留、熟成、瓶詰のすべての行程をアイラ島で行った、100%アイラの原点とも言えるリリースで、今年はちょうどキルホーマン100%アイラの10作目がリリースされる年でもありますし、グレンマッスル4もあります。
ボトルそのものはリリース当時にBAR等で飲んではいますが、当時の味を復習しておこうと抜栓しました。

キルホーマンのみならず、新しい蒸留所の原酒は設備の慣れや調整等から、数年かけて安定していく印象があります。
100%アイラらしいねっとりとした麦芽風味に、土っぽさに根菜感、若いラガヴーリンとアードベッグを足して2で割ったような系統の味わい。熟成を経ていくことで、バーボン樽由来のフルーティーさが馴染んでいくような成長曲線もイメージ出来ますが、現時点では加水&複数樽バッティングでも隠せない、ピートと酒質由来の粗さ、全体的なあか抜けなさ。そう言えば最近美味しくなったと感じるマキヤーベイも、2012年のリリース当初はこんな感じの特徴が目立っていたと記憶しています。
この辺は当時と近年との原酒の仕込み方に違いがあるのか、例えばより短熟で仕上がるよう雑味の少ない酒質になるような調整をしているとか、結果同じ短熟でも近年の方が良くなってると思います。

一方、100%アイラ1stリリースの疑問が、裏ラベルにフェノール値が50PPMと書かれている点です。
香味は短熟&リフィル系の樽構成もあってか、ピートフレーバーが支配的で、50PPMという説明を見ても違和感はなかったのですが、よくよく考えると、キルホーマンが使う麦芽は、50PPMのものがポートエレン精麦工場の仕込みで、20PPMのものが蒸留所でのモルティングによる仕込みとされており、100%アイラは後者のはず・・・。

初期の100%アイラの仕込みは50PPM統一だったとするなら話は単純ですが、昨年リリースされた9thエディションに使われた2007年仕込みの100%アイラ原酒は20PPMでしたし、2008年仕込みの原酒にも20PPMのものが同様に確認できます。
ファーストリリースは3年熟成で若いので、ピートを強く焚いて未熟さをごまかそうとした?それにしては、2ndリリースが同じような熟成年数であるにも関わらず20ppmです。
海外サイトを見ても、1st Releaseのピートレベルに言及したものが見当たらないのもネックで、まさかの誤表記?でもそれにしてはピートが強いような・・・うーん。
なんだかはっきりしないままですが、まあ50PPMタイプがあれば15年、20年と長期熟成した先の姿が楽しみだなんてお茶を濁して記事をまとめます(汗)。

キルホーマン 100%アイラ 8年 forチームグレンマッスル 55.9% ※BARリスト追記

カテゴリ:
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KILCHOMAN
100% ISLAY MALT
SINGLE CASK RELEASE
For TEAM GLEN MUSCLE
Aged 8 years
Distilled 2012
Bottled 2020
Phenol 20 PPM
Cask type Fresh Bourbon Barrel #29
700ml 55.9%

グラス:木村硝子テイスティンググラス
時期:開封直後
場所:自宅
評価:★★★★★★(6-7)

香り:ややドライで硬質感のある香り立ち。燻した麦芽のスモーキーさと、グレープフルーツやレモンピールを思わせる爽やかな柑橘香、ジンジャーエールを思わせる甘さ、仄かに消毒薬。注ぎたてはスパイシーな刺激もあるが、時間経過でやわらぎオーキーなニュアンスがその分開く。

味:粘性と塩気を伴う厚みのあるほろ苦い麦芽風味。それに馴染んで広がるピートフレーバーと、熟したパイナップルやグループフルーツを思わせる甘酸っぱさ。余韻にかけてはバーボンオークの甘味、モルトの香ばしさとジンジャーの刺激、ピートスモークが強くはないが微かな焦げ感を伴って長く持続する。

麦由来の旨みとも言えるフレーバーが強い、まさにローカルバーレイという1本。粘性と厚みのある風味は、さながらエールビールを思わせる質感にも通じている。
開封直後や注ぎたては香りで硬さを感じるが、グラスの中で比較的早く変化して開いていくだけでなく、麦芽風味にバーボン樽由来のフレーバーとピートが混じり、熟成を経て一体となった味わいも楽しめる。少量加水すると序盤の硬さが穏やかになり、黄色系のフルーティーさを感じられる、短熟ながら旨いモルトである。ストレート以外ではハイボールがオススメ、麦芽風味に程よいピートが感じられる。

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先日予告していました、自分が関わらせてもらっているオリジナルウイスキーブランド”GLEN MUSCLE(グレンマッスル)”シリーズに、初のシングルモルトが登場します。位置づけはキルホーマン100%ISLAY シングルカスクのプライベートボトルで、カスク選定からメンバーで関わらせていただきました。

今回のボトリングに協力いただいたのは、インポーターのWhisk-eさん。我々の想いを汲んで、蒸留所から素晴らしい原酒を調達してくれました。
ボトリングは247本。うち一部がWhisk-eさんの保有分となり、信濃屋さん経由で一般販売も行われる予定です※。販売開始は店頭・WEBとも6月22日(月)、WEBは12時からオープンで、価格は税込み12100円とのことです。 詳細は以下の信濃屋WEBショップをご確認ください。
※完売いたしました、お買い求め下さった皆様、ありがとうございました。こちらで把握しているBAR等の入荷情報は、記事の最下部を参照ください(2020年6月25日追記)

※ボトルの販売はWhisky-eと信濃屋食品が行うもので、我々チームメンバーが販売による利益を得ることはありません。またリリースにあたっての協力料、監修料等の類も一切受け取るものではありません。チームメンバーが所有するボトルは、必要本数を各自が購入したものになります。

既に前置きの必要もないと思いますが、グレンマッスルは、ウイスキー好きが笑顔で楽しんで貰えるような”味わい”や”エピソード”、中でもちょっと尖った魅力のあるウイスキーを、蒸留所やメーカー協力のもとで国産・輸入原酒を問わず活用して作り上げる、愛好家による愛好家のためのウイスキーです。
プロ、アマを問わずウイスキー愛好家で結成された”チーム・グレンマッスル”が、ウイスキーメーカーにユーザーの求める味わい等の情報を提供し、言わば新商品のリリース企画を監修するもので、これまでグレンマッスルとしてブレンデッドウイスキー3作がリリースされてきました。

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(グレンマッスルNo,1は福島県南酒販・笹の川酒造、No,2は長濱蒸留所、No,3は若鶴酒造・三郎丸蒸留所と協力してリリースされた。またNo,3は構成原酒として2.5年熟成の三郎丸シングルカスクも同時にリリースされている。リリースの一覧とレビューはこちら。)

グレンマッスルのコンセプトは先に述べた通りで、過去の3作では、求める味わいをブレンドを経て”作り出す”ことに重きを置いていました。
一方、今回のリリースはシングルカスクです。作るのではなく、明確なテーマを定め、”選び出す”ことがポイントになります。

そのテーマのベースとなるのが、キルホーマンから1年に1度リリースされているシングルモルト、100%アイラシリーズです。
2011年の1st Relaseから今年で10作目となる同シリーズは、リリースを重ねる毎に熟成した原酒が使われるようになって、厚みのある麦芽風味とそれに馴染んだピート香、アイラのローカルバーレイとして年々愛好家の人気も増してきています。
特に昨年の9thは好評で、美味しいという情報が広まると日本市場割り当て分が即完売し、海外から取り寄せる人まで居たほどです。 

ただ、このシリーズは毎年樽構成が異なっており、リリースによっては好ましい要素とそうでない要素が混在している部分があります。
そのなかで愛好家が求める要素に繋がっていると思われるのが、バーボン樽で一定以上(最低でも7~8年)熟成を経た、フルーティーなタイプの原酒です。ただし、2019年時点でそうした100%アイラのシングルカスクは、日本市場向けにはリリースされていませんでした。
ならばそれを実現出来ないか・・・。今回のグレンマッスルでは、キルホーマン100%アイラシリーズにおいて、特に7th~9thリリースに感じられた”魅力的な要素”の素となっている原酒を、選定の際のテーマとしました。

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(ボトリングテーマについてのミーティング風景。照明は暗いが、真剣に想いと筋肉をぶつけ合った場であり、決して悪い相談ではない(笑))

企画が動いたのは昨年秋。今回スペシャルトレーナーとしてジョイント頂いた、Whisk-eの誇るリアルマッソー市川さんにブランドコンセプトを説明し、キルホーマンからカスクサンプルが届いたのが年の瀬のこと。
聞くところでは、通常より少量生産となる100%アイラは、蒸留所側がなかなかサンプルを出してくれないのだそうですが、今回は運良く複数のサンプルを調達してもらうことができました。

原酒の仕様は蒸留日以外同じものでしたが、飲んでみるとそれぞれに明確な違いがあり、小規模蒸留所故の仕込みの手作業や、少量生産から生じる個体差が大きいように感じられました。
ピーティーでフルーティーなタイプだけではなく、樽由来の粘性、オークフレーバーが強いタイプや、中には焦げたゴムを思わせる個人的にネガティブなフレーバーを強く持つ原酒もあり・・・ そして満場一致で選ばれた原酒が、今回のCask No, 29です。
マッスルで29(肉)なんで、番号で決め打ちしたように見えるかもしれませんが、実際にサンプルの中で我々が求めていた味わいに合致していたのがこのカスク。なんだか不思議な縁を感じてしまいます。

その味わいは、まさにローカルバーレイという麦感の強い構成を主とし、黄色系のフルーティーさや、麦芽風味に馴染んだピートフレーバーが副次的に備わった、通好みな構成です。(100%アイラの仕込みに用いられるフロアモルティングは、麦芽の乾燥具合の不均一さが味わいの幅に広がるだけでなく、時間をかけて乾燥させるため麦芽にピート香が深く馴染むのではないかと予想。)
サンプル時点ではフルーティーさを強く感じましたが、ボトリングしてみると麦芽風味が強く厚くなっており、系統としては熟成したラガやカリラに近い印象。若さに由来してか香味に硬さが多少ありますが、グラスのなかでの開きは早く、開封後の変化にも期待できると感じています。

何より、これまでの100%アイラに感じられた好ましい部分との共通点が明確にあり、それがカスクストレングス故に力強く(いささか暑苦しく)広がっていく。。。手前味噌ですが、グレンマッスルという名前的にも、カスク選定の際のテーマとしても、合致したリリースなのではないかと思います。

レビューの評価としては、★6から開いて7を伺うクラスで、厳しめに見ても現時点で昨年の100%アイラ9thと同等レベルのクオリティがあるとし、同じ評価とします。
しかし熟成8年でこれだけの完成度ってのがすごいですね。過去のリリースとの比較で、この原酒が突然変異で生まれたわけではなく、今後もリリースされていくと考えられるのも特筆すべきところ。熟成感でいえば、アイラの他の蒸留所に比べ5年は成長が早い印象があり、更なる成長を遂げるであろう今後が楽しみでなりません。
我々チームメンバーが惚れた成長株。次世代アイラモルトのエース候補となれる逸材の現在地としても、本リリースを楽しんで貰えたら幸いです。


※ご参考:キルホーマン for チームグレンマッスルが飲めるお店一覧(6月30日追記)
BAR BOTA (北海道小樽)
Bar Fishborn (北海道帯広)
バル ハルヤ (北海道菊水)
Malt Bar Kirkwall (北海道すすきの)
BAR 無路良 (北海道すすきの)
洋食屋さん りもーね (岩手県滝沢市)
BAR Harry's高岡 (富山県高岡市)
テキーラ道場 (千葉県千葉市)
旬味 菜野 (東京都北千住)
BAR HONESTY(東京都北千住)
BAR GROOVY(東京都神田)
BAR 官兵衛(東京都神田)
Bar&Sidreria Eclipse first (東京都神田)
BAR Hexagone (東京都銀座)
BAR CAPERDONICH(東京都新橋)
BAR CAMPBELLTOUN LOCH (東京都有楽町)
BAR Algernon Sinfonia(東京都赤坂見附)
BAR レモンハート(東京都大泉学園)
J's BAR (東京都池袋)
ワイン&ビストロ シュエットルージュ (東京都池袋)
BAR もるとや(東京都池袋)
カフェバーJam Lounge(東京都高田馬場)
BAR 新宿ウイスキーサロン (東京都新宿)
BAR LIVET (東京都新宿)
ハイランダーインTokyo 人形町(東京都人形町)
BAR Shu-shu(東京都葛西)
BAR GOSSE(東京都目黒)
酒処 石場 (東京都祖師谷)
Highlander Inn Tokyo (東京都中野坂上)
BAR 私(東京都高円寺)
からだに優しいごはんとSAKE◎醁醽 RokuRei(東京都西荻北)
BAR BLACKHEART(東京都国分寺)
Bar Sandrie (東京都立川)
BAR Shanty Shack(神奈川県横浜市西区)
&BAR Old⇔Craf(神奈川県関内)
BAR ICHINANA(長野県伊那市)
BAR QuanZ(愛知県刈谷市)
マリオットアソシアホテル メインバー(愛知県名古屋市中村区)
BAR よっち(愛知県名古屋市中区)
BAR BARNS(愛知県名古屋市中区)
BAR Rubin's-vaseルビンズベース (愛知県名古屋市栄)
BAR 100 (愛知県名古屋市中区大須)
BAR TANKS (京都府京都市上京区)
BAR Silver moon(京都府京都市伏見区)
BAR kaguya(京都府宇治市)
京都洋酒研究所(京都府京都市北区)※
ANNIE HALL BAR (京都府京都市下京区)
BAR Minmore House(大阪府大阪市北区)
BAR パラディ(大阪府大阪市北区)
BAR SIMON(大阪府大阪市中央区)
BAR Rosebank(大阪府大阪市港区)
The nineteenth bar(兵庫県神戸市三宮)
あじどころはる(兵庫県神戸市長田区)
憩処 ありがとう(岡山県笠岡市)
DAINIG BAR MALFISH(岡山県笠岡市)
BAR Shamrock(香川県高松市)
BAR HIGUCHI(福岡県中洲)
BAR kitchen(福岡県舞鶴)
BAR poco rit(沖縄県那覇市)近日オープン予定

※京都洋酒研究所様からは、近日中にTHE SHARE BARを通じてテイスティングサンプルの販売も行われる予定です。 

この他、購入いただいたお店に関する情報がありましたら、コメントまたはメッセージにてお伝えいただけますと幸いです。
なお、6月下旬現在、お店によっては他商品とタイミングを合わせて入荷する等から、一部ボトルが届いていないお店もあるようです。
もし本リリースを目的としていただく場合は、事前にお店側がSNS等で発信されている入荷情報を確認を頂ければと存じます。

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キルホーマン 6年 2009-2015 for サロン・ド・シマジ向け 59.9%

カテゴリ:
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KILCHOMAN 
SINGLE CASK RELEASE 
For Salon de SHIMAJI 
Aged 6 years 
Distilled 2009 
Bottled 2015 
Cask type Oloroso Sherry Butt #407 
700ml 59.9% 

グラス:木村硝子テイスティンググラス
時期:開封後2年程度
場所:自宅 
評価:★★★★★(5ー6)

香り:微かにサルファリーなニュアンスがあるが、それ以上にヨード香と磯っぽい香り、燻した麦芽や焦げた木材、ピートスモークのアクセントが強い刺激と共に薫る。

味:パワフルでピーティー。オイリーな質感のある麦芽風味から、後半にかけて口内を刺激するアルコールの高さ、ひりつくような飲み口。
余韻は強いピートフレーバーに、微かにチョコレートの甘さ、塩気を伴って長く続く。

粗さの残る口当たりだが、カリラとラガヴーリンを足して2で割ったような、王道系アイラモルト。
開封直後はシェリー感は淡いのにサルファリーなニュアンスが目立つ、なんとも評価に困るモルトだったが、時間経過で硫黄要素が抜けて、麦とピートにヨード、樽由来のコクのある甘味、ヤングアイラとしてなかなか楽しめる1本に変化してきた。
加水すると香りで硫黄要素が目立つが、味にはシェリー樽由来の甘味もあり、バランスは悪くない。なにより、葉巻との相性は光るものがあり、選定者の意図が伝わってくる。

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テレワークで家から出ていないこともあり、曜日感覚、日付感覚が欠如し、月末だったという認識がなく・・・思いっきり「リカル」の締め切りを失念していました(汗)。
自分は原稿を長々書いてしまうので、字数制限の関係上紙媒体向けとWEB向けでそれぞれ1本ずつ書くことから、平日夜の時間はリカルに集中。そして週末は子供に集中。というわけでブログがご無沙汰になりました。

今日のレビューは、来月6月にリリースされる、自分関連のボトルとかけ、キルホーマンのストックから。
4年前、信濃屋さんからリリースされた、サロンドシマジ&PEN向けのキルホーマン・シングルカスクリリース。この時期はポンド/円の相場が1ポンド190円と日本側に厳しく、中身も若い熟成年数故にシェリー感が淡く、バチバチと粗さの残る口当たりにサルファリーなニュアンスが目立ってしまう。。。
1本購入していたのですが、香味的にも価格的にもちょっと扱い辛いリリースという印象でした。

シェリー感は淡いのに硫黄が目立ったのは、硫黄感とシェリー酒由来の要素が樽材の表層にあるのに対し、その内側にある樽材由来のエキスでは、熟成の影響が時間差になるためと考えられます。表層部分から先に溶け込んでいくので、熟成の若いウイスキーは樽感がそこまで強くないのに、硫黄要素が目立つ結果になったのではと。
ただ、開封直後から葉巻との相性は良く、選び手の好みが反映されているボトルでもありました。完全禁煙な家飲みでは使い辛いけどBARでなら…と、今は無き池袋の某BARで葉巻を持ち込んで楽しんでいたのを覚えています。

また、硫黄系の要素は開封後の時間経過で抜けていく部分があり、若さ由来の粗さ、刺激も多少角が取れていきます。今回久々に飲んでみて、この硫黄要素が抜けつつあり、ベースにあるアイラモルトとしてピート、ヨード、塩気、それらを含む麦芽風味という、まるでラガヴーリンとカリラを足して2で割ったような好ましい変化が見られました。
度数の強さもあってがばがば飲むボトルではないので、今後じっくりと成長を見ていくことが出来そうです。

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さて、続いては個人的には今日の本題というか、冒頭触れた自分絡みのリリースであるキルホーマンです。
先日の記事でも紹介させてもらったチームグレンマッスルからのプライベートリリースが、無事に日本に到着したとのことで、銘柄もオープンにしたいと思います。(もともと隠すレベルのものでもありませんがw)
今回はキルホーマン蒸留所から希少な1樽、100%アイラのバーボン樽熟成をボトリングすることが出来ました。

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  KILCHOMAN
100% ISLAY MALT
SINGLE CASK RELEASE
For TEAM GLEN MUSCLE
Aged 8 years
Distilled 2012
Bottled 2020
Phenol 20 PPM 
Cask type Fresh Bourbon Barrel #29
700ml 55.1%


企画が動いたのは昨年末。
近年のキルホーマン100%アイラのリリース7th~9thに大きな可能性を感じ、その構成原酒と同じスペックである、バーボン樽のシングルカスクで7~10年熟成のものを日本市場にリリース出来ないかと、Whisky-eさんを通じてキルホーマン蒸留所に働きかけていただいたところ。我々の熱い想いに共感頂けたのか、複数のカスクサンプル(すべてバーボン樽で100%アイラモルト仕様)が届き、その中から選んだのが今回の1樽となります。

キルホーマンの100%アイラは、通常のリリースに比べて生産量が少なく、まとまった熟成年数のものがなかなか市場に出回らないそうです。
サンプル段階では、バーボン樽&100%アイラキルホーマンという組み合わせから想定される、らしいフルーティーさと厚みのある麦芽風味、さらにカスクナンバー29(肉)というマッスル的めぐり合わせ。何より求めていたスペックのオフィシャルボトルに個人名まで入るという、普通は考えられないことまで実現させてもらいました。
いやーもう感無量ですね。
コロナウイルスの影響で混乱があったのか、ちょっとイレギュラーもありましたが、何とか日本に届いてくれました。

今回のリリースはチームグレンマッスル向けのプライベートボトルになりますが、メンバーの立ち位置はこれまで同様、本リリースへの協力で一般的に言うところの監修となります。
勿論、リリースを通じて我々が監修料や売り上げ等の利益を得ることはありません。
リリースにあたってはメンバー並びに関係者の購入分を差し引いた後、Whisky-eさんから酒販店を経由して一般販売となる予定です。(一般販売は6月22日から、税込み12000円前後予定)
ボトルは6月2週目あたりでメンバーの手元に届く予定なので、まず先行でレビューさせてもらいます。購入を検討されている方は参考にして頂けたら幸いです。

キルホーマン 100%アイラ 6年 2013-2019 秩父ウイスキー祭り向け 58%

カテゴリ:
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KILCHOMAN 
100% ISLAY 
For CHICHIBU WHISKY MATSURI 2020 
Aged 6 years 
Distilled 2013 
Bottled 2019 
Cask type Bourbon Barrel #423/2013 
700ml 58% 

グラス:国際規格テイスティンググラス
場所:ジェイズバー
時期:開封後数日以内
暫定評価:★★★★★★(6)

香り:スモーキーでピーティー、ドライな香り立ちで、乾いた麦芽と塩素、ツンとした刺激がアルコールを連想させ、グレープフルーツを思わせる柑橘の綿っぽさの混じる爽やかなフルーティーさが、オーク由来の要素として感じられる。

味:ドライでスパイシー、香り同様にグレープフルーツ感のあるピーティーさ。ボディは硬質で鋭い、乾燥して固くなった麦芽を噛み砕いているようだ。余韻はその鋭さが更に強く感じられ、スパイシーでハイトーン。ピーティーなほろ苦さとオークの華やかさを戻りに伴うフィニッシュ。

グレープルーツ系のフルーティーさがあり、どことなくバーボン樽熟成の90年代後半ボウモアに近い要素を伴っている。ただし麦芽風味に硬質で鋭い質感があり、度数以上に口当たりの強さが目立つ点は、我々が認識する100%アイラへのイメージと異なるところである。若さ由来もあるのだろうか。
加水するとボディは多少水っぽくなるが、バニラやオーク系のフルーティーさが含み香で開いてくる。

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秩父ウイスキー祭り2020の記念ボトルとしてリリースされた、100%アイラシリーズでのシングルカスク。ここ2~3年見かけていなかった系統のリリースですね。
100%アイラは基本的には複数樽バッティングのシングルモルト、かつ50%加水でリリースされるため、若い原酒ですが日本のファンにとっては待望の1本ではないかと思います。

以前聞いた話では、キルホーマン側は100%アイラのカスク売りを積極的にやってくれないのだとか。まあ確かにローカルバーレイで手間暇かかる蒸留所でのモルティング、生産も少量ですから、人気も出てきた昨今自社で今後のためにとっておきたい原酒ですよね。
特に昨年の通常リリースにブレンドされていたような、人気のフルーティーさがあるバーボンバレルであればなおのことです。それ故に、秩父ウイスキー祭りの記念ボトルとして、その樽を引いてこれるあたり、イベントの規模と主催者のパワーを感じます。

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(キルホーマン100%アイラと言えば、昨年話題になった9th EDITIONで開眼した愛好家は少なくないと推察。その魅力はなんといっても厚みのある麦芽風味と、80~90年代のラフロイグを思わせるようなトロピカル系統のフルーティーさにある。この味が7~9年熟成で出るのだから素晴らしい。)

さて、この100%アイラの原酒は、比較的カスク差が大きい印象があります。
つい先日、同じバーボンバレル、同じ蒸留年で熟成年数のカスクサンプルを飲み比べる機会があったのですが、今回にように固くスパイシーなタイプがあれば、ねっとりと麦芽風味が張り付くようなタイプ、あるいは焦げたゴムっぽいニュアンスが出ているタイプなど。。。樽感ではなくベースの酒質のキャラクターが異なっていて驚かされるとともに、これらをバッティングすることで、複雑で多彩な100%アイラ・シングルモルトに繋がるのだと納得させられました。

恐らく麦芽の違いから来る差が、マイクロディスティラリー故に蒸留時の微妙な違いの影響を受けて、更に大きな差になる。(麦芽の誤差×蒸留時の誤差、どちらのパラメーターも大きいという話)
スプリングバンクなんかでも固体差が大きいと感じる話がありますが、背景にはフロアモルティングによって仕込まれる麦芽がもつ、モルトスターでドラムで仕込まれるものに比べての不均一さがあると考えられるのです。

今回のキルホーマンもそのベクトルの一つ。特に6thや7thあたりに共通するニュアンスが、強調されて感じられるのが魅力である一方、硬さというか強さもシングルカスク故にはっきりと出ているあたり、構成原酒の一つにして、原酒の幅のなかで良くも悪くも突き抜けたタイプなのだなと思えます。
例えば、フロアモルティングで乾燥させるにあたり、しっかり熱が入ってしまったカリカリの麦芽で。。。じっくりミディアムレアに仕上げたようなタイプとフレーバーが異なるなら、イメージに違和感はありません。

美味しいアイラモルトであることは間違いありませんが、イメージというか、評価の別れるカスクだなと思いました。
時間をおいてまた飲んで変化を見てみたいですね。

2019年を振り返る ~印象に残ったボトルや出来事など~

カテゴリ:

1年があっという間に過ぎ去ってしまった・・・なんてことを毎年呟いている気がしますが。(もう歳だなぁ・・・とも)
日々こうしてブログを更新していると、過ぎ去ってしまった時間の存在を実感出来る、日記的な感覚があったりします。

2019年に更新したレビュー数は270程度、総数は1500を越えました。うち投稿していない銘柄もあったりで、何だかんだ500銘柄は飲んでいると思います。
また、今年はブログ活動をしてきた中でも、最も繋がりの広がった年で、楽しいことも多かったですし、考えさせられる事柄も少なからずありました。
2019年最終日の更新では、これら1年で経験したことの中から、印象に残っている出来事やボトルをまとめて振り返っていきます。

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■Liqulの執筆開始&グレンマッスルのリリース
最も印象的だった出来事は、勿論この2つ。
まずひとつ目が、酒育の会の代表である谷島さんからお声がけいただき、Liqulでオフィシャルボトルレビューの執筆を開始したこと。
同紙がWEB媒体へと移行する来年からが本番なので、今年は準備運動的な意味合いもありましたが、業界で活躍されている皆様と一緒に活動することができたのは、大きな刺激になりました。

また、執筆にあたりアイコンを新垣先生に描いて貰えたのも、ウイスキーの縁で実現した出来事のひとつです。
某海賊漫画風くりりん似顔絵。個人的にはすごく気に入っているものの、仲間内から「こんな悪い表情出来てない」と言われておりますがw
2020年最初の記事は既に入稿済みで、先日リニューアルが発表されたアランの新旧飲み比べが掲載される予定です。

そしてもうひとつの出来事は、オリジナルリリース「グレンマッスル18年ブレンデッドモルト」が実現したことですね。
宅飲みした際の酔った勢いで始まった計画でしたが、愛好家にとってのロマンをこうして形に出来たことは、ブログ活動というか人生の記念になったといっても過言ではありません。
実現に当たってご協力頂いた笹の川酒造、ならびに福島県南酒販の皆様、本当にお世話になりました。。。

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グレンマッソー18年は、国内で3年以上貯蔵されていたものとはいえ、輸入原酒(バルク)を使ったブレンデッドモルトウイスキーです。
突き抜けて旨いリリースとは言えませんが、キーモルトを探るミステリアスな面白さに、嗜好品として楽しんでもらえるバックストーリー。加えて香味にも流行りの系統のフルーティーさがあり、一定レベルのクオリティには仕上がっていたと思います。

何の思い入れもなくとりあえずサンプルだけ手配して、複数のなかから比較的まともなものを選んで・・・というような選定方法では、我々愛好家側の色は出せないと思っての”ブレンド”というジャンルでしたが。SNS等で「今年印象に残ったウイスキーのひとつ」と、何人かに言って貰えていたのが嬉しかったですね。
そして第一歩が踏み出せたことで、それに続く新しい動きもあり、来年はそのいくつかを発表出来ると思います。我々の作った味がどんな感想をいただけるのか、今から楽しみです。

※参照記事

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■ジャパニーズウイスキーの定義とワールドブレンデッド
さて、輸入原酒と言えば、2019年は輸入原酒を使いつつ「ジャパニーズ的な名称を用いたリリース(疑似ジャパニーズ)」が、前年以上に見られたのも印象的でした。
一部銘柄に端を発し、ウイスキーの成分表記についても少なからず話題となりました。こうした話は、すべて情報を開示したり、事細かに整理したからといってプラスに働くものとは限りませんが、法律上の整理と一般的なユーザーが求める情報量が、解離してきているのは間違いありません。
今の日本は、昭和のウイスキー黎明期ではないんですよね。

一方で、大手の動きとしてはサントリーが「ワールドブレンデッドウイスキー AO 碧」を新たにリリースしたこともまた、2019年の印象的な出来事のひとつだったと感じています。
ワールドブレンデッド表記は、自分の記憶ではイチローズモルト(ベンチャーウイスキー)が2017年頃から自社リリースに用い始めた表記。ジャパニーズウイスキーブームのなかで、それとは逆行するブランドを業界最大手であるサントリーが立ち上げたのは驚きでした。

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ウイスキー文化研究所ではジャパニーズウイスキーの定義作りが進み、既に素案が公開されている状況にあります。
来年のTWSCはその定義に基づいてカテゴリーの整理が行われていますし、4月にはジャパニーズウイスキーフェスティバルが開催される予定であると聞きます。

シングルモルトウイスキーでは、産地が重要な要素となるため基準に基づく産地呼称等の整理が必要ですが、ブレンデッドはジャパニーズだけでなく、広い視点で考えなければならないとも思います。
他産業ではMade in Japanブランドが世界的に強みと言っても、日本製のパーツや材料が評価されている部分もあれば、国内外問わず作られたそれらを、日本の技術や品質追求の考えの下で組むことで形成されている部分もあります。
サントリーの碧を始め、ワールドブレンデッド区分のウイスキーは、日本の環境だけでなくブレンド技術という日本の技をブランドに出来る可能性を秘めたジャンルと言えます。

つまり輸入原酒(バルクウイスキー)もまた、使い方次第で立派なブランドとなるのですが、問題なのは酒ではなく”売り方”。どこのメーカーとは言いませんが、海外市場をターゲットに、紛らわしいを通り越したえげつない商品をリリースしている事例もあります。
現在作られている基準をきっかけに、そうした整理にもスポットライトが当たり、業界を巻き込んだ議論に繋がっていくことを期待したいです。

※参照記事

■2019年印象に残ったウイスキー5選
小難しい話はこれくらいにして、行く年来る年的投稿ではお決まりとも言える、今年印象に残ったウイスキーです。
まず前置きですが、今年は冒頭触れたとおり、500銘柄くらいはテイスティングをさせていただきました。
中には、サンプル、持ち寄り会等でご厚意により頂いたものもあります。皆様、本当にありがとうございました。

オールドの素晴らしいものは相変わらず素晴らしく、そうでないものはそれなりで。一方ニューリリースでは原酒の個性が弱くなり、ボトラーズは特にどれをとってもホグスヘッド味。。。のような傾向があるなかで、それを何かしらとタイアップして売るような、ラベル売り的傾向も目立ちました。
市場に溢れる中身の似たり寄ったりなリリースに、食傷気味になる愛好家も少なくなかったのではないかと推察します。

その中で、今年印象的だったボトルを年始から思い返すと、オフィシャルリリースや、作り手や選び手の想いが込められたものほど、そのバックストーリーの厚みから印象に残りやすかったように思います。
個人的な好みというか、その時その時の美味しさだけで選ぶなら、カテゴリーから上位を見てもらえれば良いので、面白味がありません。味以外の要素として、そのリリースに込められた情報、背景、個人的な思い入れ等も加味し、”印象に残ったウイスキー”を選んでいきます。
なお先の項目で触れている、グレンマッスルやサントリー碧も該当するボトルなのですが、二度紹介しても仕方ないので、ここでは除外します。(ニューポット、ニューボーンについても、来年まとめるため対象外とします。)

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チャーしたスパニッシュオークの新樽で熟成された山崎。味は若い原酒を濃い樽感で整えたような粗さはあるが、その樽感がシェリー樽、あるいはシーズニングという概念を大きく変えた。味以外の"情報"で、これ以上のインパクトはない。是非飲んで欲しい1本。

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最高の白州のひとつ。白州蒸留所シングルモルトで初の30年熟成という点も印象的だが、15本と極少数生産故、樽から全量払い出されなかったことがもたらした、アメリカンオーク由来の淀みのないフルーティーさ、良いとこ取りのような熟成感が素晴らしい。

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アメリカで多くのシェアを獲得していた、全盛期とも言える時代のオールドクロウ。
100年を越える瓶熟を経てなお濁らずくすまず、艶のある甘味と熟成ワインのように整ったウッディネスが素晴らしい。また味もさることながら、ボトルそのものが有するバックストーリーも申し分なし。記憶に刻まれた、文化財級の1本。

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新しい蒸留所が示した新時代への可能性。樽由来のフルーティーさ、麦芽由来の甘味とフロアモルティングに由来する厚みのあるスモーキーフレーバーが合わさり、短熟らしからぬ仕上がりが評判となった。来年の10周年、そしてこれから先のリリースにも期待したい。

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マイ余市を選ぶつもりが、年末の持ち寄り会で滑り込んだ特別なウイスキー。2014年に天寿を全うされた、故竹鶴威氏に敬意を表した記念ボトル。ニッカが蒸留所を再稼働させた1990年の、最初の原酒をリメードホグスヘッド樽で熟成させたシングルカスクで、ニッカらしいウッディさにオークフレーバーと、ベンネヴィスらしいフルーティーさが合わさった、ファン垂涎の1本。

※その他候補に上がったボトル
・グレンファークラス 29年 1989-2019 ブラックジョージ
・リトルミル40年 1977-2018 セレスティアルエディション
・アラン 18年 オフィシャル
・アードベッグ 19年 トリーバン
・余市10年 2009-2019 マイウイスキー作り#411127

ちなみに、2019年はウイスキーだけでなく、ワインも色々飲んだ1年でした。
いくつか個別の記事を書いてみて、まだワインについては1本まとめて記事に出来るだけの経験が足りないと、オマケ程度でふれるにとどめましたが、ウイスキー好きに勧められるボトルもある程度固まったように思います。
ウイスキー愛好家のなかでも、ワインを嗜みはじめたメンバーがちらほら出てきていますし、来年はウイスキー×ワインの交流も進めていきたいですね。

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■以下、雑談(年末のご挨拶)
さて、本更新をもって2019年の投稿は最後となります。
まとめ記事ということで長くなりましたが、最後に来年の話を少し。。。

来年3月で本ブログは5周年を迎えます。
ブログ活動を再開した当時はどれだけ続くかなんて考えてませんでしたが、これも本当にあっという間でした。
ブログを通じて色々と繋がりも増え、執筆活動以外の動きもあり。先に記載した通り、来年は新たに発表出来ることもいくつかあると思います。

他方で、ブログ外のところでは息子が小学校に上がるなどの家庭環境の変化や、仕事のほうも任されている事業で管理職的な立ち回りが求められるようになってきて、公私とも変化の大きな年になりそうです。
自分にとってブログ活動は趣味であるため、継続はしていくつもりですが、今年から暫定的に行っている週休二日ルールを定着させるなど、時間の使い方を考えなければならなくなると思います。こうして、環境が変わっていくなかで何かを継続することは、本当に難しいんですよね。

楽しみである気持ちが半分と、不安のような複雑な気持ちが半分。。。というのが今の心境。そんな中でも、細々とでも活動は継続していくつもりですので、皆様来年もどうぞよろしくお願いします。
それでは、良いお年をお迎えください。

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