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リカマン ウィビアメッセ in Kyoto 会場レポート

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関東圏外のイベントには中々伺うことができない自分ですが、今回は会社の休みと、近場での約束事が重なってリカマン主催「Whisky & Craft Beer Messe in KYOTO 2018」に参加しています。

しかしこんな時に限って週末は台風の直撃。それも通常とは異なるコースを通る台風ゆえ、その影響は未知数・・・。早めに撤収できるよう駆け足気味になりますが、今回は以下のイメージで、ウイスキー関連のブースを中心に会場の様子をレポートしてみました。

レポートのまとめ方。 
【○○○○関連】←区分
「ブース写真」
■○○○○社 ←出展者
・○○○○ ←ブース内のピックアップ
・○○○○※ ←有料アイテム

ピックアップアイテムがあればそれをまとめ、その後区分ごとの雑感をまとめ書きして、一つのグループとします。
面白いボトル、注目の情報などあればリアルタイムで追記していきますので、参考になれば幸いです。


【クラフトウイスキー関連】
■嘉之助蒸留所
・ニューメイク 2種
・ニューメイク ブレンド
・ニューボーン メローコヅル樽4ヶ月熟成

■長濱蒸留所
・ニューポット ノンピーテッド
・ニューポット ヘビーピーテッド
どれがオススメですかと聞いて注がれたのは、ノンピーテッド。去年の仕込みのものより余韻のベタつきが少なく、スタイルは改善されつつある印象。ヘビーピートも同様に悪くない。

■若鶴酒造
・ニューポット2018年蒸留※
・ムーングロウ2ns 2018年リリース※

クラフトのブースでピックアップするのは、今年仕込んだばかりのニューポットが定番なのですが、今回はその筆頭たるイチローさんいないんですね。
ちょっと意外なイメージを持ちつつ、ブース回りスタート。

九州期待の新鋭、嘉之助蒸留所のそれはスチルの形状によって微妙に違いはあるものの、基本的には透明感があり繊細で微かにジンのような香味を感じます。
丁寧かつ基本に忠実に作られた印象を受けますね。既に作り分けをイメージされており、短期熟成用と10年くらい熟成させるもので複数考えられているようですが、樽との組み合わせなど、まだまだ試行錯誤も必要と思います。

そして若鶴酒造、三郎丸蒸留所は今年仕込みのニューメイクがかなり良くなっています。ほのかに根菜感を伴う土っぽいピートフレーバーに、ボディがしっかりと厚く、余韻にかけての甘みが嫌味なニュアンスを伴わず残る。
実は先日製造現場を見学しているのですが、今まで密造時代を思わせるような手作りだった工程がライン化され、安定して仕込みができるようになったのも、酒質の向上に作用しているようです。


【メーカー&スコッチ蒸留所】
■ペルノリカール
・レッドブレスト12年、15年、21年
・シーバスリーガル25年

■ボウモア
VR視聴が面白い

■キリン
・樽出しヘビータイプグレーン
・富士山麓シグネチャーブレンド
いつもの樽出しグレーンは相変わらず美味しい。そして富士山麓シグネチャーブレンドはキリンドリンクス限定発売から、いよいよ一般市場に展開されるとのこと。

■グレンスコシア&ロッホローモンド
・グレンスコシア18年ダブルカスク

ペルノリカールさん、試飲が充実していてレッドブレスト各種と、シーバスリーガルが25年まで全部無料というのは太っ腹(笑)。
レッドブレスト21年は25年よりシェリー感が穏やかで、アイリッシュ的なフルーティーさがわかりやすくおいしい1本。12年、15年の延長戦とするには異なる印象があり、やはり仕込みの時期による違いでしょうか。。。
シーバスリーガルも25年はやはり熟成したスペイサイドのフルーティーさが主体でよく出来た一本です。
その他、ボウモアのVRは空いているうちにどうぞw

また、ウイスキー以外では今回上記のような熟成焼酎ベースのリキュールがいくつかありましたが、中でも沖縄20年は結構面白いボトル。
熟成焼酎をリキュールにするため、規定値の糖分を添加したとのことで、ストレートでは作為的な甘みがあったものの、20年熟成は伊達じゃなく、熟成感がありロックで飲むにはちょうど良さそうな古酒ベースのリキュールでした。


【インポーター&酒販店】
■田地商店(信濃屋)
・フォアローゼズ プライベートセレクション
・ジョニーウォーカー キングジョージ5世※

■ウィスク・イー
・グレンアラヒー10年、12年

■明治屋&ワイルドターキー
・クールドリヨン&ルジン
・ワイルドターキー ケンタッキースピリット

■スコッチモルト販売
・グレンキース19年 1998-2018
・グレングラント22年 1995-2018
・キルホーマン6年

スコモルさんのブースには、後日リリースのボトラーズ新商品3種。PRなく既存品と勘違いw
グレンキースはオロロソシェリー樽の熟成ですが、どシェリーという感じではなく、バランスのとれたリンゴのカラメル煮系のフルーティーさを備えたバランス型の1本。グラントはオーキーで華やか、ウッディなニュアンスと共に安定した近年のアメリカンオーク系ボトラーズリリースの王道タイプです。

信濃屋さんは同日開催していた静岡のほうにも出店しており、ボトラーズウイスキーはそっちとのことで、こちらは並行品を中心に普段扱いやすいボトルを揃えられたとのこと。
自分一押しのローゼズ、やはりおいしいですね。また、キングジョージはポートエレンやカリラを思わせるアイラ系のニュアンスがしっかりあり、バランスよく飲みごたえもあるブレンドでした。

関東方面ではあまり見かけない気もする明治屋さんですが、クールドリヨンは最近自分がハマっているペイドージュ表記の6年もの。若さはあまりなく、ハイボールが美味しい。
リンゴのジンとして知られるル・ジンも柔らかい爽やかさがあって良いですね。
ブースにソーダと氷があり、人のソーダ割りが染みるようにうまかったのです。

ウィスクイーさんは新たにリリースされるグレンアラヒーのボトル版を出展。バーショーではサンプル瓶でしたが、改めてテイスティングしても、バランスの良いオーキーなフルーティーさが美味しい1本です。

【その他】
■有明産業
・桜、栗、ミズナラなど各種木材による樽熟成サンプルテイスティング

■Whisktail.tokyo
・GREEN QUIET※
・KEY & BRICK※
・COLDBREW GAELIC COFEE※

■ボトルオフ
・IWハーパー 1980年代流通 特級表記
・響 旧ボトル 2000年前後流通※
・響 21年 花鳥風月ボトル※
・マルス 宝剣岳 14年 原酒 58.6%※
全て200〜300円は破格。。。

■アプレリカー
・ワイルドターキー12年 1980年代
・ワイルドターキーケンタッキーレジェンド1980年バランタイン30年 1980年代
・グレンフィデック 21年 ウェッジウッド
これが全部無料とは。。。攻めてる!!ってかちょっとおかしいw

今回のイベントは最も特色あるブースだったのではないかというのが、有明産業さん。工場が九州にありますが、本社はこちら京都にあるメーカー。地元ということで出展されているようです。
一度伺ってみたく、そして樽ユーザーとしてご挨拶したかったので、それだけでイベントに参加した甲斐があったというものです。
ステージで実演されていた樽の解体も面白かったですね。

その出展内容は、桜、栗、ミズナラ、杉、ヒノキなど、和の木材を使って熟成したサンプルの提供。どれも個性の強い樽ですが、フィニッシュに使うには面白く、さらに桜は桜餅的な独特な香味があるだけでなく、栗はタンニンの強さはあるものの、意外にミズナラに近いニュアンスがあるなど、様々な発見があり実に面白いブースでした。

Whisktail.tokyoは先日の記事でも紹介した、ウイスキーカクテルの提供ブース。グレンリベット12年をベースとしたカクテル以外に、水出しコーヒーを使うものなど、新しいアイディアもふんだんに使った1杯を提供されています。
ウイスキーやビールの箸休めにもってこいです。

そして最後に関西のリサイクルリカーショップ2店舗が何かおかしいw
ハーパーにバランにフライングターキーにフィディック。。。この試飲は苦情が出るレベルです(笑)



と、こんな感じでざっと回れるだけまわり、進行形で書いてました。
記事にはしてませんがビールとフード、あとはリカマンメッセだけあって市販品を中心にジンやラムどもだいぶ充実しており、そちらがメインの参加者も。
つまるところバーショーより、エンタメ色を控えめにして、エントリー層を中心に試飲などを充実させたイベントというイメージを持ちました。

会場は十分広く、スタッフも多数配置されていて、来場人数4000人越えの中でも大きな混乱はなかったですね。
ただ一つ言えば水がフリーではなく、有料だったのが難点だったように思います。水の提供の仕方は改善点。。。でしょうか。
何れにせよ、イベント主催であるリカマンさん、悪天候も危惧される中、長丁場のイベント大変お疲れ様でした!!
また機会がありましたら参加させていただきます!


イベント後は某蒸留所マネージャーの誘いで京都醤油系ラーメンの2大有名店を梯子。お昼おにぎり一個だったんで美味しく食べてしまったわけですが、余裕こいていた結果、新幹線が台風でストップ。
その後は、どうせ帰れないんだからと京都在住のウイスキー仲間に誘われ、ラム&ウイスキータリスカー、そしてマルシン飯店からの宅飲みまで、久々に寝落ちするほどの怒涛のラッシュを味わいました(笑)。
いやぁ。。。京都は怖いところですわ。。。

そう言えば、ラム&ウイスキーでは偶然ある有名ウイスキーメディアの方と隣り合うなど、出会いもありました。
その辺の話はまた後日、機会があれば。

ディアジオ リミテッドリリース2017-2018 一斉テイスティング会(4/14~15)

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今回はイベントの紹介になります。
いつもお世話になっている日本橋のBAR 「Y's Land Bar IAN」さんが、毎年開催しているMHD(ディアジオ)社のリミテッドリリース一斉テイスティング会を今年も開催します。

ディアジオ社は、所有する著名な蒸留所や既に閉鎖された蒸留所の希少な長期熟成原酒を、カスクストレングス仕様でリリースする"スペシャルリリース"と、現在は7蒸留所から構成されるクラシックモルトセレクションをベースに、様々な個性の樽で後熟した"ディスティラーズエディション"を、リミテッドリリースの一つとして毎年発売しています。
リリースが行われる時期は1年の後半にかけてで、日本に正規品が入荷するのは、翌年の4月頃。多少時差はありますが、今年はスペシャルリリースが10銘柄、ディスティラーズエディションが7銘柄、計17銘柄が4月10日の発売を予定しています。

そのラインナップは以下のとおり。
IANで開催される会の進行はスクール形式というわけではなく、個人個人のペースでサーブしてもらいながら全17銘柄を飲んでいく形の会です。 
それでいてこのテイスティング会は、会費設定が仕入れ価格に対しての原価。メーカー希望小売価格で単純計算すると、原価割れしている採算度外視の会でもあります(笑)。

ポートエレンやブローラなど、宝石か貴金属でも溶け込んでいるのかという希望小売価格ですが、この2蒸留所は昨年再稼動が発表されており、再び話題になるとなれば閉鎖前の原酒はさらに貴重となっていきます。なおさら原価で飲める機会はありません。
また、比較的手を出しやすい価格の範囲にあるディスティラーズエディションは、それこそ試飲会感覚で参加し、気に入ったボトルをその場で追加で頼むか、後日購入するかという基準作りにも使えます。

募集人数は40名まで、平行してFBでも募集が開始されておりますので、特に都内ないし近郊在住のウイスキー愛好家の皆様は是非ご検討ください。

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【Bar IAN ディアジオ リミテッドリリース 一斉テイスティング会】
開催日:4月14日(土)&15日(日) 15時〜 
会場:Y's Land Bar IAN 
(東京都中央区日本橋本町1-4-3 B2F)
TEL:03-3241-4580

人数:最大40名まで
会費: ¥15,000 (現金のみ)

申し込み先:
https://www.facebook.com/events/353867888455317/
※同店来店経験がない方でも参加頂けます。
※FBアカウントが無い方は別途作成いただくか、当方までメッセージをいただければ代理で手続きいたします。
なお、代理登録を希望される方は、参加希望日時に加え、連絡先となる電話番号及びメールアドレスをあわせてご連絡ください。(確認のため、後日こちらから連絡させていただきますが、ご了承ください。)

【テイスティングラインナップ】
◆スペシャルリリース 
1 ラガヴーリン12年 (56.5% 税抜希望小売価格¥16,000)
2 カリラ18年アンピーテッド 1998年蒸留 (59.8% 税抜希望小売価格¥18,000)
3 グレンエルギン18年 1998年蒸留 (54.8% 税抜希望小売価格¥36,400)
4 ブレアソール23年 1993年蒸留 (58.7% 税抜希望小売価格¥48,100)
5 ブローラ34年 1982年蒸留 (51.9% 税抜希望小売価格¥198,000)
6 コレクティヴァム28 NAS (57.3% 税抜希望小売価格¥18,500)
7 コンバルモア32年 1984年蒸留 (48.2% 税抜希望小売価格¥148,000)
8 ポートダンダス52年1964年蒸留 (44.6% 税抜希望小売価格¥95,600)
9 ポートエレン37年 1979年蒸留 (51% 税抜希望小売価格¥460,000)
10 ティーニニック17年 1999年蒸留(55.9% 税抜希望小売価格¥33,300) 

◆ディスティラーズエディション
11 タリスカー アモロソシェリーフィニッシュ (45.8% 税抜希望小売価格¥8,500)
12 ラガヴーリン PXシェリーフィニッシュ (43% 税抜希望小売価格¥12,000)
13 カリラ モスカテルシェリーフィニッシュ(43% 税抜希望小売価格¥9,000)
14 グレンキンチー アモンティリャードシェリーフィニッシュ (43% 税抜希望小売価格¥7,800)
15 ダルウィニー オロロソシェリーフィニッシュ (43% 税抜希望小売価格¥9,000)
16 クラガンモア ポートワインフィニッシュ (40% 税抜希望小売希望¥8,500)
17 オーバン モンティージャ フィノシェリーフィニッシュ (43% 税抜希望小売希望¥11,000)
※1本あたり10ml、個別に15ml以上を希望する場合は別料金にて対応。

【ラインナップ補足説明】
コレクティヴァム28 NAS 57.3%:
ディアジオ社が所有する、現在稼働中のモルトウイスキーの蒸留所全28箇所の原酒をブレンドしたブレンデッドモルトウイスキー。28の意味は28年ではなく、蒸留所の数。こうした試みはディアジオ社にとって初めてのことで、メーカーコメントでは「一生に一度の出会い、類稀なる傑作」と評価されている。

ポートダンダス52年 1964年蒸留 44.6%:
ポートダンダスは2009年に閉鎖されたグレーン蒸留所。ホワイトホースのボトリング施設に建設されていたため、同銘柄と強い結びつきがあった模様。スペシャルリリースとしては最長熟となるウイスキーで、リフィルアメリカンオークホグスヘッド樽で熟成。 

スペシャルリリース(雑感):
前身であるUD社でリリースされていたレアモルトセレクションの流れを受け継ぐ、ハイエンドラインナップ。中長熟の原酒で構成され、年数表記なしのものでも決して安易に未熟な原酒が使われている傾向は感じられない。それでいてリフィルオークを中心に使われているため、樽感よりも酒質ベースの味わいであり、カスクストレングス仕様のバッティングから、奥行きやバランスの良さも備わっている。ウイスキーとしての完成度は非常に高い。

ディスティラーズエディション(雑感):
7蒸留所から構成されるクラシックモルトセレクションをベースに、様々な個性の樽で後熟したリリース。基本酒精強化ワインの樽でフィニッシュが行われており、どの銘柄も毎年違う香味に仕上がっているが、それなりの味わいにまとめられていて大外れがないのも特徴。
フィニッシュに使われる樽は、ディアジオ社が独自に作成したアメリカンホワイトオークのシーズニングカスク(鏡板は新樽、胴の部分はリフィル。それぞれチャー済み)。シーズニング期間は1ヶ月程度、フィニッシュは最低3ヶ月行われる。

【ご報告】オールドブレンデッド テイスティング会2016を開催しました

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11月27日、池袋にてオールドブレンデッドテイスティング会を開催しました。
当日は募集人員のMAXである50名が参加、こちらからは約60本のボトルを用意させていただきました。 
そこに皆様からの持込で約20本程度プラスされ、計80本弱のオールドブレンデッド(一部シングルモルトも)が集まり、会場のキャパシティ的にも"テイスティング会"として、問題なく楽しんでいただくことが出来たと思います。 
また、ラスクやパンなどの差し入れも多数頂き、準備していた軽食の一層の充実があったことや、テラスの喫煙席では今年もシガーマスターによる熟成シガーが振る舞われた事は、紹介しておかなければなりません。 

自分はというと、会中はほとんど飲まずに進行と管理に努めました。せめてゲスト持参ボトルの後日紹介くらいはできれば良かったのですが。。。 やはり主催イベントですから裏方がっつりで、そういう余裕は無く(笑)。
そんなわけで全体の概要しかお伝えできませんが、古酒にまみれる3時間を楽しませていただきました。

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このイベントはあくまで「試飲会」、「自分のお気に入りの1本を探す」ことが目的であるため、有名な銘柄以外にBAR等ではあまり見ないマイナーどころも多く用意しました。
有名どころ、例えばジョニーウォーカーなどは飲まれたことがある方も多いと思いますが、ウイスキーの銘柄はそれだけじゃありません。
「なんだこれ」と思いもかけぬボトルが、昭和の時代には多数販売されていたのです。

ただ、そうしたマイナーどころは、掘り出しモノもあれば正直微妙なブツも多数あるため、グラスに注いでも気に入らなければ捨てよい、あくまで発見を優先というルールを採用。
飲み過ぎによる粗相もないよう注意していましたが、参加された皆様のマナーは素晴らしく、誰一人として酔いつぶれ無く、問題なく会を終えることが出来た事が出来ました。

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なお、準備したボトルは開催に当たってご好意で提供頂いた数本を除き、全て自分が酒屋巡り、オークション、リサイクルショップで調達した自宅ストックです。勿論、当初の予定通り会の終了時には一人一本お持ち帰り頂きました。
また、気軽に参加してもらうため、会費も極力低く抑えており、会場のレンタル費用や輸送費用、準備物全般を含めると黒字にはならないのですが。。。会を通じて得られる繋がりや情報はそれ以上の価値があります。今後もタイミングをみて、続けていけたらなと感じています。

その繋がりの一つとして、今回の会でもまた、是非飲んでくださいとサンプルを多数頂きました。(一部は強奪したものも有りますw)
皆様、お心遣い本当にありがとうございます。
「ブログいつも見ています!」「勉強させてもらっています!」と多くの応援のお言葉も頂き、やる気も充電。準備は楽ではありませんでしたが、今は心地よい疲労感と充足感で体が満たされています。
頂きましたボトルは、目標12月中にブログに掲載できるようにテイスティングを進めます。

最後に、イベントの設営にはウイスキー仲間のJさんとAさんにお手伝い頂きました。
おかげさまで当日余裕を持っての準備完了と、会の運営をすることが出来、非常にありがたい限りです。 
また、撤収の際の片付けも多くの参加者が自発的に手伝ってくださり、順調に作業は終了。(あまりの順調さに、時間を持て余してしまったほどでw)
ご協力頂いた皆様、ありがとうございました!

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追記:Hさん、クリリンの置物ありがとうございます(笑)
今後のブログやイベント等で活用させていただきます。

追記2:イベント後、2次会、3次回会の後で最後の力を振り絞って本記事を書きましたが、あまりによくわからない文章だったので、体裁を修正しました。(11/28)

【告知】オールドブレンデッドテイスティング会2016の開催について

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昨年も開催したオールドブレンデッドウイスキーのテイスティング会。会場の調整が出来ましたので、今年も開始します。
開催にあたり、皆様に参加者募集のお知らせを・・・と思ったのですが、先にFBでイベントページを立てましたところ、平日の昼間だというのに半日経たずに募集枠以上の申し込みが入ってしまいました。

というワケで、既に本イベントは開催まで1ヵ月半としながら満席状態です。
大変嬉しいことなのですが、あまりの速さに驚きのほうが強く、さてさてどうしようかなと。
しかしまったく募集をしないというのも心苦しいので、少数で大変申し訳ございませんが、こちらのブログ上では若干名のみ、募集をさせていただこうと思います。
以下をご参考頂き、参加希望についてはコメントまたはメッセージにてご連絡いただきたく、よろしくお願いします。(メッセージの場合は返信先を必ず記入の上、送信ください。)

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【オールドブレンデッドテイスティング会2016】
日時:11月27日(日)13:00~16:00 入場開始12:50~
場所:池袋駅西口方面から徒歩5~10分程度の場所
人数:最大50名程度
内容:オールドブレンデッド40~50本程度
食事:乾き物など軽食は準備しますが、本格的な食事はありません。
会費:3000円

※グラスは一人1脚分の準備があります。リンスして使いまわしてください。
※会場については参加者に別途連絡します。

【イベント内容】
1960~1980年代に流通した、ジョニーウォーカーやバランタインなどの通称オールドブレンデッドを中心とした、テイスティング会です。大半はスコッチウイスキーですが、ジャパニーズも少量混ざる予定です。
イベント中はフリーテイスティングで自由に飲んでいただき、終了時にはラインナップから一人1本、気に入ったボトルを早い者勝ちでお持ち帰りいただけます。
モルトウイスキーの高騰が進む昨今、オールドブレンデッドウイスキーもまた注目を集め始めています。
気になるボトルの確認や、愛好者同士の交流など、様々な機会にご活用いただければ幸いです。

(ご参考:昨年記事)
告知:http://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1042602338.html
事後:http://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1043054785.html

【注意事項等】
・未成年者の参加はもちろん厳禁です。
・参加者は、自身の体調や酒量限界を考え、無理に飲酒しないようにお願いします。
・当イベントでの飲酒は自己責任であり、過剰飲酒によって体調悪化などありましても、当方は一切関知しないことをご了承ください。
・自分の趣向に合うボトルを探すことが最大の目的です。口に合わないボトルがあった場合、グラスに注いだものを無理に飲んでいただく必要は有りません。
・グラスは私物です、持ち帰らないでください。
・室内は禁煙です。喫煙はイベントブースにありますテラスにてお願いします。
・ラインナップ以外のボトル持込や、飲食は自由ですが、管理は各自でお願いします。
・会場レンタル時刻は17時までとなっており、16時以降は撤収、復旧作業を行いますので、速やかに撤収ください。
・その他、不明な点が有りましたら、当方までご連絡ください。

【その他】
・当イベントで私用するグラスは、富山の腐梨ことウイスキープロフェッショナルのモルトヤマさんからレンタルさせていただきます。いつもありがとうございます!

ボトラーズ&クラフトウイスキーフェス2016 雑感 当日飲んだボトルとか

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昨日の記事では笹の川さんをメインに書きましたので、あとは会場の印象とか飲んだボトルとか、まとめたいと思います。
流石に全ブース紹介は出来ないので、幾つかかいつまんでダイジェスト形式で。

一昨年開催された第一回ボトラーズフェス。
あれはあれで楽しかったんですけど、どこを向いたフェスなのか、そのベクトルが良くわからなかったんですよね。それこそスコ文研支部などが中心となって、身内のお祭りみたいになっていて。
今回はクラフトウイスキーという要素が入り、ボトラーズ含め所謂ちょっとマニアックなウイスキーを楽しむ(知る)フェスという方向性が出ていたのが良い点だったかなと感じています。



 一番人気だったと言える、テイスター(酒育の会)ブース。
GMのハイランドパーク1966等のレアボトルがイベント試飲価格で飲めるとあって、コンプリートされていた方も多かったんじゃないでしょうか。絶えず行列で、まさにボトラーズフェスという感じでした。
自分はGMのグレンアラヒー1969、ソサイエティのストラスアイラ1977をちょろっと飲んで終了。 
アラヒーはリフィルシェリー系で青い風味が強く、ストラスアイラは流石ソサイエティと言う素性の良い味わいが感じられました。


 続いてエクリプスの藤井さんがお手伝いをされていた、川口のミルウォーキーズクラブさんのブース。
試飲アイテムはバーボン、カナディアン、ブレンデッドスコッチのオールドボトルって、もはやクラフトでもボトラーズでも無いような(笑)。
気になっていて飲めていなかった、同店の25周年記念ボトルをちょい飲みしました。6年モノのターキーを秩父蒸留所で3年間追加熟成、濃厚で良い味のアメリカンウイスキーでした。


 BARハイランダーインさんのブース。前回同様に面白いボトルを多く出品されていて、しれっと長熟グラントが揃っていたり、グレンユーリーやマニアックなところがあったり。クラフトフェスらしく、ニューリリースの秩父もあります。
ここでのピックアップはブラッカダーのグレンユーリーロイヤル1973。秩父をなんで飲まんのかって、いやほら後で飲めるから良いかなーとw
このグレンユーリーは、樽が強いタイプですがそれが、良い傾向の香味でフルーティーで華やか、熟成感のある味わい。余韻は強めのウッディネス。美味しいボトルでした。



その他、信濃屋さんのブースでは後日リリース予定のボトルとして、サロンドシマジ向けアランや、グレンファークラス1979等のボトルの試飲があったのは、参加者がニューリリースの情報を先行して得られていいなと感じます。
島地アランは飲み損なってしまいましたが、グレンファークラス1979はしっかりフルーティーで華やかな、おいしい仕上がりでした。
マルスのブースではカスクサンプルの試飲が2種類あったのが、クラフトフェスらしさがあって良いですね。
特にマルスは交通の便が良いとは言い難い立地なので、こういうところでカスクサンプルが飲めるというのは参加者から見て非常に魅力的。クラフトウイスキー業界は、今年から蒸留を開始する予定のメーカーも多く、来年以降は全ブースでサンプル試飲があったら良いなと感じます。


最後に、 会場で遭遇した富山県産のイケメンな梨(酒屋)。
某WEBショップの写真と同じ表情をリクエストしてみましたが、撮り手の問題か何か違う気がしますので、とりあえずモザイク処理しておきます(笑)。
富山ウイスキーフェスの早期開催を期待してますよ!


以下、雑感というかどうでも良い話。
ボトラーズフェス…ないし最近のフェスの傾向として有料試飲主体化が進んでいるように思います。
参加者側からすれば寂しい限りであるものの、無料試飲って本来メーカーが自社製品をPRするためのモノですから、飲ませた分だけ出展料のバックがあるわけでもないし、まして製品が絶えず製造されているわけではないボトラーズです。
在庫があるわけでもないので有料試飲でというのは、普通の流れかもしれません。
他方で、今回のフェスは国内正規代理店の参加はありましたが、ダンカンテイラーやシグナトリー等、現地ボトラーズからの直接参加が増えてこないと、ボトラーズフェスを名乗るイベントとしては難しいのかなーと感じます。
情勢的に厳しいとは思いますが、スコッチ文化研究所さんの次回に向けた展開に期待したいです。

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