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GLEN DEVERON
Highland Single Malt Scotch Whisky
Aged 16 Years
40% 1000ml

グラス:木村硝子テイスティンググラス
量:50ml程度
場所:自宅(ブラインドサンプル@Aさん)
時期:開封後1ヶ月程度

【ブラインドテイスティング※TWDルール】
地域:スペイサイド(グレンダラン)
年数:15年程度主体の複数年
度数:40%
樽:バーボン樽系主体だが複数種類のオフィシャルバッティング
暫定評価:★★★★★(5)

香り:軽くドライな香り立ち。パン生地や酵母、乾いた植物、酸味のあるアロマ。徐々に植物系のエグミ、ホットケーキやポン菓子のような甘み、ほのかに土っぽさも感じられる。

味:口当たりはドライで乾いた麦芽の香ばしさと軽いエグみ。パチパチとしたスパイス、麦芽風味と薄めた蜂蜜、後半にかけてとろりとしたコク。余韻はほのかにスモーキーで土っぽいピートフレーバー。心地よくドライでスパイシー。


最近リリースが増えてきたグレンデヴェロン(マクダフ)のオフィシャルリリース。Aさんからの宿題で、ブラインドサンプルとしていただきました。
本ボトルは免税向けということで1リッターのお買い得仕様。ストレートというよりハイボールでラフロイグ10年などとローテーションしながら、その日の気分でガンガン飲みたい爽やかタイプですが、10月も半ばにさしかかろうという今には少し時期ハズレですかね。

ブラインドではまとまった量を頂いたので、2回に分けてテイスティングしました。
1杯目は香味ともに強くなく、オフィシャル加水であることや樽構成はアタリがつきましたが、ドライで味わいも軽く感じられ、地域はスペイサイドでトミントールあたりかなと予想。
ところが徐々に麦芽系のニュアンス、スパイシーさが強くなり、麦芽風味、ほのかに内陸系のスモーキーさも感じられるようになり、スペイサイドでそういうモルトを出しているところは・・・とイメージ。

ここでスペイサイドから離れなかったのが失着でしたね。
テイスティングコメントを見直すと、マクダフっぽい要素は結構拾っているのですが、自分が持っているイメージではこの蒸留所のオフィシャルはもっと麦芽風味が強く典型的なハイランドタイプで、ボトラーズはフルーティーという印象でした。

実はこのボトル、1ヶ月ほど前に某酒販店で試飲させてもらっていました。
「んー16年を感じないな、若い麦感主体、スペイサイドっぽい」とかその時はコメントしていたのですが、そのイメージのまま見事にハマってしまったということになります。
っていうか飲んでいたのに、地域すらたどり着けなかったことの悔しさといったら・・・。