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そういえば去年の今頃は仕事でイギリスに行ったんだっけなー。
ウェストミンスターが印刷されたボトルを見て、ふと懐かしくなりました。
レギュラーラインナップでブレンデットの12年は昔飲んで、まぁこんなもんかという感じでしたが、22年はブレンデットモルトだったので購入してみました。
 
HOUSE OF PEERS
Years 22 Old
Finest scotch malt whisky
43% 750ml
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評価:★★★★★★(6)
 
"品の良い青さのある麦芽香、乾いた牧草、バナナチップスやドライパイナップル、徐々に蜂蜜の香り。微かにメンソールとスモーキーさ。全体的に香りが強く(濃く)、複雑で厚みのあるアロマ。
口当たりはスムーズでカスタードを思わせる甘さと麦芽風味、レモンピール、香り同様に厚みがあり、徐々にピリピリとしたスパイスも感じられる。
フィニッシュは柔らかいスモークと粉末のカカオを思わせる苦味。あっさりしている。”
 

ハウスオブピアーズは、OMCで有名なボトラーズであるダグラスレイン社が作っていたブレンデット。
(現在は、2013年のダグラスレインとハンターレインの分割により、ハンターレイン社の製造となっています。)
元々ダグラスレインはハウスオブピアーズやキングオブスコッツなどの銘柄をブレンドしていたブレンド会社で、確保していた原酒をシングルモルトに使い始めて今に至る。このボトルの流通時期はラベルデザイン(同ラベルでリリースされた25年に、1955年蒸留の表記がある)などから推察するに、1980年代流通。原酒的には1960年代蒸留で、ブレンド会社として活動していた当時のモノになります。

味は12年のベクトルの延長線上、マイルドで麦芽系な飲み口。しかし比べ物にならないくらい複雑で、濃さがある味わいです。
香味にある青さが好みを分けると思いますが、そうでなくても原酒の質の高さは感じられるはず。厚みがあって引き出しが多いというか。評価は★6か7で悩みました・・・。
ハーフショットではなくフルショットで、じっくり時間をかけて飲んでほしいですね。


ちなみに構成原酒は不明(笑)。
もうすがすがしいくらい不明で、ハイランドモルトを中心にブレンドとしかわかりません。
 
ダグラスレインのリリース傾向を探れば、なんて思いましたがそもそも手広すぎるので探りきれず。
味からすれば品の良い青さに麦芽系ですから、タリバーディンとか、インペリアルとか、後はスペイも含まれるならファークラスとか、その辺かなぁという感じもします。
 
このボトルはノーマークも良いところなので、ビンテージから考えれば格安で手に入りました。
みんなの感想を聞いてみたいです。