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カテゴリ:雑談(自転車、釣り、葉巻、趣味のこと)

リンクウッドとラモンアロネス サロンドシマジ本店にて

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先日、本年1回目のサロンドシマジ本店にお呼ばれしてきました。
「見せたいものがある」なんて前置きされ、仕事を終えて電車に飛び乗り、期待を高めながら一路広尾へ。
エレベーターを降りると、ホールに立ち込めるのは葉巻の良い香り。あ、もう一服されているなと部屋に入ると、執筆を一区切りしてパイプ燻らせる島地さんの姿がありました。

「おお、よく来たな。見てくれ、サロンドシマジの新しいグッズ、スノードームだ。」
「今回は骸骨じゃないんですね。いつもとは違う可愛い感じゃないですか。」
それがいいんだよ。と、笑う島地さん。
「ところで、見せたいものってこれですか?」
と聞くと、おもむろにデザイン段階のカレンダーを広げ、「今度サロンドシマジのカレンダーを作るんだ。その撮影用に部屋の一部を専属スタッフにデザインしてもらったんだよ。」
若干のドヤ顔、その視線の先は部屋の一区画。ワインセラーと戸棚の上。チャーチルの人形と関連するグッズ、シガー、パイプ、ウイスキー・・・視線を上に移すと、チャーチル人形を今にも急降下爆撃しようかとするスツーカの姿が照らし出されています。

セットされたアイテムはどれもアンティークでそれだけでも目を引きますが、チャーチルを狙っているのがドイツの爆撃機というのも、ウィットに富んでいます。  
なるほど、これは確かにカッコいい。
サロンドシマジ本店はそこかしこにウイスキーのボトル、シガーグッズなど島地さんの趣味が溢れた空間ながら、この一区画だけ博物館というか、ゲストルームのような雰囲気を纏っています。

執筆中の新著のエピソード(推薦人を勤めたのが鈴木京香さん!)などを伺いつつ、行きつけのレストラン「酒肆ガランス」に場所を移し、同店店主自ら腕を振るったスパイシーな料理を、これまたスパイシーなタリスカースパイシーハイボールと共に堪能。
実はこのレストラン、昨年伺った際に自分は生涯語られるクラスの粗相をしてしまったのですが、それが逆に店主の星野さんに顔を覚えて貰う事にも繋がった、自分にとって頭の上がらないお店の一つ。。。
いつものルッカではなく、ガランスに向かわれるあたり、島地さんも人が悪いです(笑)。
(酒肆ガランスの島地コースを締めくくる、エスニックなカレーの後のこれまたスパイシーな麻婆麺。パクチーたっぷり、残った麻婆にはご飯を絡めて。。。)

食後は再び本店に戻り、こちらもお約束のシガーとモルトタイム。
最初の一杯は"ちょっと特別な国産ウイスキー"でスランジバー。その後は大好物、1970年代以前に蒸留されたオールドリンクウッドが出てきて、テンションが上がります。

LINKWOOD
Over 12 years
1970's
760ml 43%
ムーインインポートが輸入していた時代をのオフィシャルボトル。
コクのある口当たりから麦芽風味、蜂蜜を塗ったトースト、オレンジママレード、じわじわと広がるスモーキーフレーバー、奥にある土っぽいニュアンスが古典的なスペイサイドモルトを思わせる。
DCL社の至宝ここにあり、堪らない1本。

LINKWOOD 
Gordon & Maqpail
Aged 56 years
Distilled 1954
Bottled 2010
700ml 43%
黒蜜やレーズンを思わせる甘さを一瞬感じた後で、カカオチョコレート、エスプレッソを思わせる強い苦味が口の中に広がる。ウッディでタンニンが染み込み、ドライな余韻へと繋がる。
半世紀を超える熟成を経て、シェリー樽から溶け出た要素が支配的でストレートではアンバランス。加水することで苦味が軽減され、コクとカラメルソースを思わせるほろ苦さが心地よい味わいに。

合わせるシガーはこちらも自分の大好物、ラモンアロネス・スペシャリーセレクテッド。
「今日はモルトもシガーも突き抜けてるヤツを出す」なんて前置きされていたので、何が出てくるのか興味津々でしたが、そう、今回の本店はめちゃくちゃ「俺得」な組み合わせだったんです。

スペシャリーセレクテッドはビターチョコレートのようなコクのある苦味が広がる、イメージとは違う味わい。ラモンアロネスは柔らかく香り高いお香のような印象だったので、一口目から驚かされました。
しかし5年以上追加熟成していたというその吸い口はまろやかで心地よく、特に加水したリンクウッド1954との相性は抜群です。


そう言えば、島地さんは資生堂とのコラボでBARやレストランなどにフォーカスした連載をされていますが、最近MHDとのコラボで、ウイスキー愛好家を対象とした連載"タリスカー・ゴールデンアワー"も始められました。既に第一回が公開されており、テイスターの山岡さんがスターターを務められています。
新著執筆の話といい、先日76歳を迎えられたというのに、老当益壮とはこの事でしょうか。
先に伺った話では、今も毎日机に向かわれ、原稿を執筆されているのだそう。"人生の真夏日"を迎えられる方は、相応のバイタリティあってこそなんですね。
「次はくりりんでいくか、推薦しとくぞ!」なんて嬉しい発言も飛び出し。。。もし実現したら、光栄の一言ではすみません。

タリスカー・ゴールデンアワー
"シングルモルトの巨匠はテリアの鼻と鷹の目を持つ。"

ステージもレベルもまったく違ますが、自分もブログ執筆でほぼ毎日机に向かう 日々。最近さらに多くの者に読んで貰っています。 
そんな自分にとって、島地さんから聞く話、過ごす時間はこれ以上にない刺激です。
美酒、美食、葉巻、音楽、ウィットに富んだ会話。。。こうして更けていった春の夜。島地さん、Tさん、今回もお忙しい中貴重な時間を頂き、ありがとうございました。

ソサイエティ・ジャパンのボトルリストがヤバすぎる件

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「〜〜がヤバすぎる」なんてタイトル、中身の薄いWEBマガジンみたいで使いたくはなかったのですが、正直この記事についてはこれ以上に適切な表現が見当たらず、あえてこの表現を使うことにします。

このブログを読まれている方々に「ソサイエティとは」なんて話はもはや説明不要かと存じますが、念のため一言で言えば、ソサイエティことThe Scotch Malt Whisky Societyは世界規模の会員制のボトラーズメーカー。会員になることで、定期的にリリースされるオリジナルボトルの購入や関連サービスを受ける事ができるものとして、ざっくり理解してもらえればと思います。 

これまで、ソサイエティの日本支部は、ウィスク・イーが運営していましたが、昨年ソサイエティ本体の経営母体が変わったことを受け、日本支部もまた新たに設立されるザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサイエティ・ジャパン(以下、ソサイエティ・ジャパン)へと移行することが、本年2月に発表されていました。
そしてつい先日、ソサイエティ・ジャパンから、新体制での記念すべき第一弾となるボトルリストが届いたわけですが・・・この内容が一言で「ヤバイ」と、愛好家の間で話題になっているわけです。

元々、ソサイエティのボトルは蒸留所名が独自のナンバリングで表記されていたり、テイスティングコメントも「ポエム」的な表現が多用されているなど、オリジナリティ溢れるところが魅力の一つでした。

上の画像は、昨年末に配布されたボトルリストの一部です。
ソサイエティのNo.3はボウモアで、「マハルでのロマンチックなピクニック」「マハルの野草や花々をさざ波のようにふるわせる優しい潮風」などのコメントに、色合いが「結婚指輪のゴールド」とか、人前で話すと赤面してしまう程度にはポエミーです。
でもまあ感じるところがあるというか、ある種のネタというか、その他のコメントやスペックから想定できる部分も多く、それも含めてソサイエティボトルの魅力と言えます。

では、これが体制変更によりどう変わったか。前置きが長くなりましたが、先日届いた新体制後の初会報、ボトルリストの「完璧なテイスティングコメント」をご覧ください。


No,29.206 ラフロイグ
投光照明石油掘削装置ムーンプール。
ポパイ、トラガルファーにて。
未知のハーブ。
トラガルファーで敵の船を燃やす。
シャクルトン小屋の乾燥ペンギン。
秋のアダムとイヴより汚い楽しみ。
確実に、目玉が転がり。。。
我々の想像を超える何かであり、様々な意味で今回のリストにおけるベストボトルであることは間違いない。

No,53.240 カリラ
No,66.91 アードモア
ストレートでパーティーディナー、加水でデザート、仲の良い友人で集まった楽しい時間まで内包するカリラのコメントを締めくくる「16年間エックスバーボン樽」。
アードモアの「自転車修理店の救急箱のような様々な香り」、「かなりイライラさせるピート」、「減少した味わいに現れる情熱」、「油の中にある甘み(小さな宝石)」。。。
もはやポエムの域を超えている何か。

社会的地位によって何かが変わるアベラワー。工場にトリップして大工と交流することが出来るグレーンウイスキー。

人生は快適さの終わりから始まる。
メキシカンな朝食から始まる。
13年間オロローソ。

ラベルとボトルに関する説明、この辺も中々読み応えがある。
通常シングルカスクしかリリースしないソサイエティの伝統的なブレンド。
味覚審査官がカスクを選び抜き、秘密の検査官が書き記した完璧なテイスティングコメント。
きれいな樽強いウイスキーという何か。

しょっぱなから飛ばし過ぎじゃないですか、ソサイエティさん(笑)。
まあ、ポエムなコメントは以前から大なり小なり名作(迷作)がありましたし、新しい組織における翻訳の手違い等もあるものとしてさておき。
真面目な話、ボトルスペックにカラーチャートや使用樽、さらには度数すら書かれてないのは、選ぶ側からすれば致命的。それでいてソサイエティなのに蒸留所名が書かれており、親切心かもしれませんが会員が求めているのはそこじゃないのでは。。。


どうしてこうなった。現状はこの心境。

新しい組織への移行は混乱がつきもの。ウィスク・イーとの間でもいくつかのトラブルもあったようですが、ユーザーケアは別問題です。
さすがにこれはないと思いたいですが、ソサイエティジャパンの新しい担当者さんは、実はウイスキーに明るくないのか?
今回の一件を通じて逆に興味が湧きました。

5月に開催されるバーショーへにソサイエティジャパンとして出展されるようですが、まず間違いなく注目のブースになると思います。
愛好家の間では様々な意見、想いはあるところですが、ソサイエティ新体制での今後にも、注目していきたいです。

【ご参考:4/25日発売の全ボトルリスト】

【御礼】くりりんのウイスキー置場は2周年を迎えました

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いつも当ブログをご覧頂きありがとうございます。
本日3月3日で、当ブログ「くりりんのウイスキー置場」は開設から丸2年を迎えました。
更新予定の記事、交換頂いたサンプルなどはまだまだたくさんあるのですが、今日はこの2年間を振り返ると共に、3年目の活動予定や、ブログ活動にご協力いただいている皆様を紹介する場とさせていただきます。

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本日の記事はテイスティング目的ではないので、BARに陣取り1ヶ月に1本のお楽しみであるシガーに着火。今日のシガーは自分の好きな銘柄、ロメオ・イ・フリエタ(ロミオ・Y・ジュリエット)のチャーチルです。
ホヨーといいロメオといい、シガー初心者な自分はマイルドな甘さと適度なウッディネスを感じられる葉巻が好み。チャーチルサイズともなると喫煙時間はゆうに2時間近くは取れるわけで、2年間の活動を振り返るには充分です。
 
喫煙者逆風の昨今ですが、シガーの世界も奥が深いです。ありがたいことに我が家にはウイスキー繋がりで入手した名だたるシガーの数々があって、もっと頻度を上げて吸ってしまって良いのですけど、シガーを吸った後はテイスティングの感覚がいつもと違ってしまうので、1日休むようにしています。
とすると記事のストックが進まなくなってしまうのが難点で、休肝日前の夜とか、その辺りで1ヶ月に1~2本というのが今のペース。(なお紙巻は一切吸いません。)
こうした嗜好品も2年間で引きずり込まれてしまった趣味の世界、ウイスキーから派生して様々な出会いがあったうちの一つです。
その上、業界の大御所とも言える島地さんと繋がりを作らせてもらったというのも、人生の財産と言える出来事だったと思っています。

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繋がりといえば、お気づきの方も多いと思いますが、今年に入ってから当ブログは、K67さん、そしてT.Ishiharaさん、2名の愛好家から記事の補足用にビジュアルを提供いただいております。

K67さんは、「酒は人生の妙薬」を更新されているブロガーでもあります。 
自身でスコットランドを旅行された際に撮影された写真の数々をまるっと提供いただいており、その構図の素晴らしさ、雄大なスコットランドの景色には思わず息を呑んでしまいます。
その感動は、これまでの更新のみならず、例えばスカイ島とオークニー島、上記2枚の写真で充分伝わるのではないかと。
また同氏のブログはテイスティングのみならず、分析記事など面白い内容の記事が揃っていて、是非一度ご覧いただければと思います。




T.Ishiharaさんはブログ活動はしておらず、主にFacebook中心。現地で撮影した写真に多少の加工を加え、よりその魅力をわかりやすく、ひとつの作品とされているのが特徴。伝わってくるメッセージがはっきりとして、ある種の絵画のような魅力があります。
また、スコットランドのみならずアメリカの蒸留所も多数訪問されており、日本では中々知ることができない現地の様子がわかる映像や写真は、貴重な資料として重宝しております。

この他、ビジュアル以外にも業界に関する様々な情報に加え、サンプル交換、テイスティングの機会等をいただいているウイスキー仲間の皆様にはただただ頭の下がる想いです。
色々制約があり、満足に動けない歯がゆさはありますが、今後ともよろしくお願いできれば幸いです。

アクセス数推移
そうした皆様のご協力の結果、2年間の振り返りで一番わかりやすい指標はブログの注目度、アクセス数でしょうか。
ライブドアの解析機能は中々優れていて色々な分析に使えるのですが、これまでのアクセス数を、1ヶ月毎に30日換算でグラフにしたのが上の図です。
見事に右肩上がり、昨年4月頃から9月くらいまでは、職場の変化もあって体力的に厳しい時期もありましたが、その後再上昇に転じ、いよいよ大台である1日1万、月間30万が見えてきました。
これも全て、自分1人ではできなかったことです。

さて、今日からこのブログは3年目となるわけですが、基本的に自分のスキルアップとしてテイスティングを書き溜めて公開していくスタンスは変わらないまでも、ただ飲んで記録するだけでなく、技法であるとか、今まで感じてきたことをまとめるような記事を増やしても良いかなと考えています。
例えば、テイスティングのにおける「塩味」とか。塩味のするモルトはスプリングバンクやアイラモルトなどが有名ですが、海辺にある蒸留所は他にもあるのになぜ違いが出るのか・・・など、答えが出せるわけではありませんが、徒然と疑問点を書きまとめてみるのも面白そうです。
書こう書こうとしてかけていない、シェリー樽に関する考察なんかも良いですね。

また、テイスティング研鑽の一環でブラインドテイスティングを積極的に行なっているわけですが、ウイスキー仲間との交換以外にとある酒販に協力頂いて、一月に1本以上のブラインド出題を外注しようと調整中。
これも3年目の活動の一つにできればと考えています。



そんな当ブログが3年目を迎えた今日ですが、ちょうどウイスキー文化研究所が発行する新雑誌、ウイスキーガロアの創刊号が発行され、昨日辺りから徐々に書店に並び始めた模様です。
同誌は昨年まで発行されていたウイスキーワールドと同研究所の会報を合わせた後継誌で、日本を拠点とする中では唯一の定期購読出来るウイスキー専門紙。その中ではニューリリースのテイスティングコーナーも当然あるわけですが、メインテイスターに「ストイックなドリンカーの日々」でおなじみのT.Matsukiさんと、先日このブログで紹介させていただいたBARリベットのマスター静谷さんが就任されています。
お二方は自分と同世代。その実力については折り紙付きで、もはや疑う余地もない人選であるわけですが、こうして自分に近い年齢の方々が第一線で活躍されるのは、それだけで良い刺激になります。

昨晩はまさにそのBARリベットに再訪し、紫煙をくゆらせていたところ。
2周年を祝ってマスターからは写真のグレンリベット セラーコレクション1980、常連のハチマキさんからシャンパンのご相伴を頂いただけでなく、同席していた愛好家の方々と新しく交流を広げることも出来ました。
3年目に向けて良い弾みとなる、本当に楽しい夜でした。
皆様今後ともよろしくお願いします。

【ご挨拶】今年も大変お世話になりました【1年間振り返り】

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こんばんは、くりりんです。
いよいよ2016年も後わずか、皆様飲み収めは何を飲まれてますか?
(注意:フィギュアはイメージです。本体はちゃんと髪も鼻もあります。)

帰省する新幹線の中でまとめ記事を書ききって、気分はすっかり年末モードですが、最後に今年一年の「お礼と謝罪」を述べて、2016年最後の更新としたいと思います。

今年も様々な出来事がありました。
ざっくり思い返すだけでも、1ヶ月に1度、何かしら業界の動きや注目のリリースがあったように思います。(本記事最下部参照)
そんな中で、本年の当ブログは更新総数約450本(うちレビュー記事は約360本)という情報発信に対し、1年間の総アクセス数は約300万と、大変多くの訪問を頂きました。

特に当ブログが積極的に発信しているオールドブレンデッドについては、このブログの記事がキッカケで魅力に目覚めた方も少なからずいらっしゃるとの事。嬉しく感じるとともに、時折「なんだよ、このボトルの情報載ってないのかよ」という思念がモニタ越しに感じられることもあったように思います(笑)。
まだまだ掲載していないボトルもありますから、来年はさらに充実させていきたいですね。

また、活動を通じて繋がりが出来た事から、情報交換をしたり、サンプルを交換したり、ブラインドの出題を頂いたりする事も昨年以上に増えてきました。
大外しする事もあり、大正解する事もあり、まあ1番の目的は素の感想を伝える事なのですが、カウントしていた今年の正答率は20/49で、4割ちょっと。来年は5割を目指し、もう少し精度を上げたいところです。


さて、ここで本記事の目的が「感謝」だけでなく、なぜ「謝罪」か、というのもくりりん人形の背景が雑然としている事にご注目ください。
これ、今年交換等で頂いたサンプル達(一部)なんです。

「飲みきれませんでした、大変申し訳ありません!(;´Д`)」

年末にかけてさらに機会が多く、特にブラインドとして頂いたもので来年に持ち越してしまったモノは、深く謝罪申し上げます。
言い訳すると、仕事の関係で平日時間が取れない時も結構あり、ブログの更新だけで手一杯に。。。コメント返信も滞ってる事が多々ありますし。いやホント、時間が欲しい。
もちろん本業第一、趣味としての活動ですから線引きはせざるを得ないのですが、時間の確保は目下最大の課題であります。

こんな体たらくではございますが、2017年も素晴らしいウイスキーライフの一助となる活動が出来ればと思いますので、何卒よろしくお願いします。

最後に2016年の締めとして、貯蔵開始(2014年12月)から2年となった、我が家のマイ樽について、その状況を紹介したいと思います。
使われている原酒は秩父MDCサンプル、ハイランドパーク、マッカラン、クライヌリッシュで最短が秩父の2年10ヶ月のものですから、年が開ければいよいよトータル5年モノというところまできました。

写真左の小瓶が樽詰め時点、グラスが現在、色合いは追加熟成1年経過時点からそれほど濃くはなっていませんが、香りは非常に良くなりました。
まるでキャラメルを思わせるバーボン系のオークフレーバーで、余市や宮城峡の長期熟成に感じる甘い樽香にも通じるものがある。未熟なアロマはほとんどなく、正直今がピークと言えるほど、かなり良くなったと思います。
一方で味は樽材由来のウッディネス、渋みが強く出ていて、余韻もドライに。まあ5リットル樽での熟成ですから当然ですね。
重量は昨年12月の時点で8.5kg(スタート時9.4kg)だったものが7.3kg、今年1年間で1.2kg、約半分に近い計2.1kgが天使に飲まれたことに。。。
ここでボトリングするか、それとも熟成をさらに続けるか、何れにせよ美味しく頂くには来年は何かしらウイスキーをプラスして調整しないといけません。これがミニ樽の難しさですが、やはり実際に熟成の過程を経験出来ることで、飲み手として得られるものが本当に多いですね。


以上、そんなことを実家(妻方)で考えながら、2016年のまとめを終えたいと思います。
あ、これから頂いたコメントに返事もします。遅レスで申し訳ござしません。
それでは月並みではございますが、皆さま酔いお年をお迎えください。
2017年も本ブログを、どうぞよろしくお願いいたします。


【2016年の主な出来事まとめ】
1月:本坊酒造、津貫蒸留所の建設発表。
グレンドロナック15年終売。Saga25周年記念ボトルが信濃屋から発売。
2月:ウイスキーアプリ、ハイドアウトクラブが公開。
スプリングバンク16年ローカルバーレイ発売。山崎シェリーカスク2016発売、転売騒動勃発。
木内酒造、額田蒸留所が蒸留開始。
3月:WWA2016発表、カヴァラン2年連続戴冠。
キリンがウイスキーラインナップを札新、富士山麓樽熟原酒など発売。
笹の川酒造安積蒸留所が試験蒸留を開始。
ガイアフローが静岡蒸留所の建設発表。
ウイスキーショップW閉店。
4月:ベンリアックサントリーが響やマッカランなど33品目を値上げ、黒角などが休売。
ブラウンフォーマー社がベンリアックグループを買収。
ラガヴーリン8年200周年記念ボトル発売。松井酒造が倉吉シリーズを展開開始。
5月:アードベッグダークコーヴ、ラガヴーリン18年200周年記念ボトル、ウルフバーン3年など発売。
6月:イギリス国民投票でEUからの離脱が決定、ポンド及びユーロが暴落。
若鶴酒造から三郎丸55年が発売、同蒸留所リニューアル計画始動。
7月:ウイスキーテイスター吉村氏がM's Tasting Roomをオープン。
ニッカウイスキーがラインナップ整理、蒸留所限定で鶴NAをリリース。
8月:土屋守氏がジャパニーズウイスキーの基準の整備並びに日本ウイスキー協会(JWA)の設立を宣言。
サントリーがグレンギリー12年の正規取り扱いを終了。
9月:キルケラン12年、アードベッグ21年、ラガヴーリン25年など発売。
静岡蒸留所がウイスキー製造免許取得。
10月:ジムマーレイ・ウイスキーバイブル2017でブッカーズ・ライが世界一を獲得。
笹の川酒造、安積蒸留所が本格稼働開始。京都蒸留所がクラフトジン、季の美を発売。
11月:北海道、厚岸蒸留所が本格稼働開始。鹿児島、津貫蒸留所が本格稼働開始。
若鶴酒造がクラウドファンディングで設定していた2500万円を大幅に上回る3500万円以上を集め、目標達成。
ブラックニッカブレンダーズスピリット、ジャックダニエル150周年記念ボトル、響35年など発売。
12月:滋賀県長濱蒸留所が稼働開始。
ウイスキーワールドが12月号をもって休刊。

2016年に飲んだボトルで高評価&印象に残ったものを振り返る(上)

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2016年も残すところ後3日となりました。
本年、当ブログが投稿したテイスティングカテゴリーの記事は360本程度。平均すると1日1本はボトルを紹介していることになります。
また、これ以外にも書いていないボトルや、イベントでのテイスティングとしてレビュー記事に含めていないものも多数あります。そうしたモノを含めると、 おそらくはのべ500銘柄くらいはテイスティングをさせて頂いたのではないか・・・。結果、レビュー掲載が追いつかなかったものもあり、中には是非飲んでくださいとサンプルを頂いたものの、来年への宿題と成ってしまうものもありました。(ゴメンなさい。。。)
うーん、来年はペースを落としてでもちゃんとレビューまで書き終えるような形にしたいですね。

さて、これから年末にかけては2016年の振り返りをしていきたいと思います。
月並みですが、"今年飲んだボトル"の中から高い評価だったもの、印象に残っているボトルなどをまとめていくコーナーってやつです。
今回の記事では、特に多くの種類を飲んだ、スコッチ、ジャパニーズ、そしてその他のスコッチタイプウイスキーの中で、
「リリース年度問わず高評価かつ印象に残ったボトル」→<Open category>
「ニューリリースで高評価かつ印象に残ったボトル」→<New Release Category>
を選定します。

なお、レビュー記事の評価で上から順に決めていったのでは、飲んだボトル全てを振り返る作業にはならないので、「印象に残る」という要素も加え、個人的な思い入れとか、驚きとか、より一層の主観的な要素を踏まえ、今年1年を振り返りつつチョイスします。
また、1年を振り返るという位置づけから、ブログに掲載していないボトルも対象にしたいと思います。


【Single Malt】
<Open category>
・グレンギリー15年 1972-1987? Slim Cowell's Pearsonal Serection Ⅱ
・ハイランドパーク 1956-1985 or 1986 GM 54.3%
・ロングモーン 31年 1964-1996 キングスバリー 59%

<New Release Category>
・ラガヴーリン25年 51.7% オフィシャル 200周年記念ボトル
・サントリーシングルモルト 山崎ミズナラ サロンドシマジ向け
・ティーリング 24年 BAR ウォッカトニック 30周年記念ボトル

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候補多数だったシングルモルトモルト分野。今思うと各地域ごとに分けても良かったんじゃないかと思うくらいの物量で、その選定は困難を極めました。(まあ500銘柄飲んでいれば・・・w)
オールドのみならず、ニューリリースもここ最近のリリースに復調の兆しがあり、特にシェリー系のリリースは来年が楽しみという状況になってきています。
そんなシングルモルト区分ですが、新規にテイスティングした中では本年唯一10点を獲得したグレンギリー15年は文句なし。「神のギリー」という通り名まで広まったこのボトル、是非来年の名古屋のイベントのIANブースでテイスティングしていただければと思います。
また、キングスバリー・ロングモーン1964は、ベストな状態なら素晴らしい味わいであるのに、一歩間違えればソーピーに振れるという2面性の衝撃を体験させてくれたという「印象深さ」から、今年の1本にリストアップです。

ニューリリース部門ではラガヴーリン25年もまた即決。2016年のニューリリースの中でもトップクラスであることは間違いない1本で、先日改めてテイスティングしましたが、昨年リリースされたラフロイグ32年同様に「この200周年を迎える2015年、2016年に酒を楽しめる舌がと鼻があってよかった」と心から感じることが出来た1本でした。
加えてもう一つ、サロンドシマジ向けとしてひっそりとリリースされた山崎ミズナラが、2016年にリリースされたジャパニーズシングルモルトの中でもベストと言える1本。原酒の主体は公には1990年代とされながら、体感で30年以上と感じるサントリーのブレンダーの力量を感じる多層感とミズナラ樽由来の高貴なウッディネスは、一言で素晴らしい完成度。1飲の価値アリです。

なお、ニューリリース最後の1席は最近品質を上げてきた近年系シェリーやディアジオのハイエンド各種、あるいは直近リリースのあったベンリアック1975など、本当に様々なボトルが候補として有りました。が、印象深さという点で、ティーリング24年 BARウォッカトニックボトリングを今年1番ハイボールにして旨かったボトル、ベストハイボーラーとしてリストアップさせてもらいました。


【Blended Malt Whisky】
<Open category>
・サントリー センチュリー 21年 ピュアモルトウイスキー 43%
・サントリー 清里フィールドバレエ 25周年記念 ピュアモルトウイスキー 48%
・マクファイルズ 2000年記念ボトル GM 40%

<New Release Category>
・ロイヤルマイル 40年 ブレンデッドモルト 47.1%
・サンジバー スペイサイド ベリーオールドブレンデッドモルト サムライラベル Batch No,2 46.1%
・コンパスボックス フレイミングハート 5th 48.9%

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【Blended Whisky】
<Open category>
・洛山 25年 サントリーブレンデッドウイスキー2015’s 43%
・ペニンシュラ東京 サントリーブレンデッドウイスキー2014's 43%
・ジョニーウォーカー オールデスト 15-60年表記 初期ボトル 43%

<New Release Category>
・響35年 47% 2016's
・響21年 43% 2016's
・おいしいウイスキー 36年 ハイランダーイン 46.2%
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ブレンデッド区分としてバッテッドモルトとブレンデッドウイスキーの2区分から12本をチョイス。この分野はある一定以上のクオリティを求めると、基本的にジャパニーズウイスキーが強いと言う印象で、とにかくまあ完成度の高いものが多い。今回のリストも半分がジャパニーズです。
オープンカテゴリーに唯一入ったオールドブレンデッドのジョニーのオールデスト。これは今年数々の挑戦状(ブラインド)の中で完全正解だったボトルの一つで、モルティーな熟成感とバランスの整ったスコッチらしい美味しさと思い入れから。
しかしそれ以外、洛山25年、ペニンシュラなどはブレンドらしい奥行きのある味わいに加え、ミズナラ、シェリーの各キャラクターが際立って文句なし。先日リリースされた35年なんて香りの高貴さ、バランスがとんでもないですね。味はウッディネスが強いですが、アロマだけで昇天できます。そしてどう飲んでも旨い響21年・・・「ええい、サントリーのブレンダーは化け物か!」という感じで日本勢がメインとなってしまうのです。

それだけスコッチ側で現行品を中心に魅力的なリリースが少なかった分野でもありますが、シングルモルトでのリリースが原酒的に難しいからか、あるいは多層的な味わいを求めてか、スコッチからもブレンデッドモルトウイスキーのリリースで光るリリースが少なからず増えてきたように思います。 
その代表格と言えるのがロイヤルマイルのブレンデッドモルト40年、あるいはサンジバーのブレンデッドモルト、一応スコッチ区分であるハイランダーインのおいしいウイスキー。舐めた程度なのでリストアップはしていませんが、ユナイティングネイションズ40年なども光る1本だったと思います。
後は期待していなかったのですが、往年のカリラを思わせる味わいで楽しませてくれたフレイミングハート5thは滑り込みでリストアップ。11月にリリースされたサマローリのレインボーも良かったですし、ジャパニーズが原酒枯渇で苦しむ今、来年はシングルモルト以外にブレンデッドスコッチに注目できる1年となるかもしれません。これは結構楽しみにしています。


と言う感じで高評価&印象深いボトルをリストアップしてみましたが、こうして改めてリストにしてみると、「ホント今年も良く飲んだよねぇ(飲ませて貰ったなぁ)・・・」という感想と共に、中々飲めないボトルも少なくないなと感じる内容です。
他方、2016年は昨年同様、オフィシャルスタンダードリリースの品質向上が目立った年で、エントリーグレードである5000~6000円くらいまでの価格帯で、面白いリリースや、味わいが良くなったと感じるボトルも少なくありませんでした。
そこで次回は、別枠としてコスパの良さや、品質の向上したリリースなどを<Interesting Release Category>として選定することとします。

<つづく>

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