カテゴリ:

Port Askaig Islay
Single malt whisky
Aged 16 Years
45.8% 700ml

【ブラインドテイスティング】
分類:シングルモルト
地域:アイラ
蒸留時期:2000年前後
熟成年数:15~18年
樽:ホグスヘッド
度数:45%程度
蒸留所:ラフロイグ?

グラス:グレンケアン
量:45mlほど(15ml+30ml)
場所:BAR飲み
時期:開封後1か月程度
暫定評価:★★★★★★(6)

香り:グレープフルーツを思わせるフルーティーでスモーキーな香り立ち。微かにミントの爽やかさ、徐々にアーシーでナッティー、淡いヨード香も感じられる。

味:スムーズだがややエッジの立った口当たり。柑橘系のフルーティーさ、徐々にオイリーな舌触り。焦げた木を思わせるほろ苦いフレーバー、後半は舌の上に塩気を強く感じる。余韻はスモーキーでピーティー、グレープフルーツ系の爽やかさを伴い長く続く。


BAR RASENにて、期間限定でスタッフとなっているウイスキー仲間のY氏からの出題。先日発売されたポートアスケイグシリーズの16年です。
ピーティーでスモーキーなアイラらしい個性に加えて、綺麗なフルーティーさ、後半にはエッジの立った塩気のアタック。中身は明らかにされていないものの、他のウイスキー仲間から聞いた話では「カリラ」という証言があり、他方面からは「ラフロイグ」という声もあり、実際自分も最後までラフロイグか、カリラか悩みました。

結局序盤のフルーティーさからラフロイグを選択しましたが、さらに深堀りしたいとフルショットを頂いて、じっくり飲み進めてもカリラ、ラフロイグどちらとも取れる個性が感じられ・・・。価格等から邪推すると「まあカリラなのかなぁ」となるのですが、いずれにしても美味しさだけでなく、ミステリアスな面白さがこの銘柄らしい。非常に良いリリースだなと感じました。

ポートアスケイグシリーズはこれまでカリラという説が根強く、今回は長期熟成の30年や、19年、16年等複数のリリースがあったところ。発売時は「まあどうせカリラでしょ」と思って飲んだ飲み手も多かったんじゃないかなと思います。
ところが16年の仕上がりに加え、上述の"聞いた話"では19年がラフロイグだという証言も出ています。
ポートアスケイグという作品はオフィシャルシングルモルトとは違うミステリアスさが逆に面白いわけで、わからないままのほうが良いんですよね。
今回のボトルはバレバレだった覆面レスラーの正体が、思いもかけぬ乱入で「え、アイツ誰だよ!?」となった面白さ。狙ったのか、はたまた偶然か、いずれにせよブラインドテイスティングとしても、オープンテイスティングとしても楽しめる、GOODな出題&ボトルでした。