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ウイスキーハイボール大全 ハイボール専門書籍が発売(2021/7/20)

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関東梅雨明け、いよいよ夏本番。
夏と言えばウイスキー界隈としてはハイボールですが、季節に合わせる形で7月20日、STUDIO TAC CREATEIVE からハイボールの専門書籍となる「ウイスキーハイボール大全」が発売されます。
著者はBARとカクテルの専門ライターとして活躍されている、いしかわあさこさん。STUDIO TACさんは「スコッチウイスキー新時代の真実」、「世界のウイスキー厳選150本」など、これまでもウイスキー関連の書籍を出版してきた実績もある出版社さんです。

ウイスキー関連の書籍は数多くあり、その中でハイボールがウイスキーの飲み方として触れられることは珍しくありませんが、ハイボールに特化した専門書籍というのは前例がなく、紹介されている銘柄もトータルで150本以上。日本、あるいは世界でも初めての1冊ではないかと思います。

ウイスキーハイボール大全
WHISKY HIGHBALL DICTIONARY
定価:2200円+税
総ページ数:224P
出版:STUDIO TAC CREATEIVE
監修・著者:いしかわあさこ
amazon 販売ページ

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いしかわさんの話では、今回の書籍は、
ウイスキーというよりは、銘柄を意識せず”ハイボール”を飲んでいる方々に、ハイボールをきっかけとしてウイスキーの個性、美味しさを知ってもらい、ロックやストレートでも楽しむ、世界を広げる手引きになればとのこと。

構成はハイボールの歴史、作り方、ウイスキーの定義などの基本的な情報から、ハイボールにお薦めのウイスキー126本の紹介。グラスやソーダの紹介や、プロフェッショナルからのフードペアリングも含めたお勧め銘柄の提案など。
ボトル紹介は、香味にフォーカスした短めの内容でビジュアル多め、コアな愛好家には物足りないところはあるものの、初心者がボトルを選ぶ目安に使うには程よい情報量とも言えます。

一方、「シェリー樽熟成ウイスキーは合わないものが多い」など、ハイボールに合わせて選別は行われており、ブームに乗った雑誌特集やムック本にありがちな、基準の見えない選定、単なるボトルカタログになってないのも見どころです。
また基本的な情報といっても、ハイボールの歴史については、缶ハイボールの歴史や、氷無しハイボールで一度は名前を聞いたことがあるだろう「サンボア」の系譜までまとめられていたり。ある程度ウイスキーを飲みなれている方が読んでも新しい知識を得られる。著者の専門分野が活かされた構成も魅力のひとつです。

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加えて、もう一つの特徴と言えるのが、書籍後半にまとめられている、第一線で活躍するバーマン5名(上画像)のオススメするハイボールとフードペアリング。そして業界のプロフェッショナルと位置付けられた6名が、ハイボール、ロック、ストレートと、それぞれの飲み方にお勧めのウイスキー銘柄を紹介するコーナーです。

※「プロフェッショナルが薦めるウイスキー」選定者
・リカーズハセガワ ×倉島英昭
・ウイスキーブロガー ×くりりん
・M's Tasting Room ×吉村宗之
・スリーリバース ×大熊慎也
・BAR Leichhardt ×住吉祐一郎
・目白田中屋 ×栗林幸吉

以上6名がそれぞれ、ハイボール3銘柄、ロック、ストレートを1銘柄ずつ、合計5銘柄を紹介しています。
そして、そうなんです。恐れ多くも無謀にも、今回の企画でくりりんに声がかかり、名だたる業界著名人の中に名を連ねているのです。いやホント、このメンバーの中にくりりんって、職種、年齢、字面等もあって、個人的にはかなり違和感です(笑)。

先に触れたように、企画の趣旨は”ウイスキー入門者に薦めるハイボール”であり、ウイスキーが持つ個性の多様さ、美味しさ、楽しさを知ってもらうためのものです。
この点は6名それぞれに解釈があり、私としてはオールドブレンドのように入手に難があるものや、熟成年数がミドルエイジ以上の価格的にハードルの高いボトルを選ぶことは出来ない…。
 美味しさだけで言ったら、”神々の遊び”的銘柄が思い浮かびますが、札束が泡のごとく消えゆくそれが、果たして入門向けかと言われたら違うでしょうと。

というか一般的には、5000円以上のボトルをハイボールにすることにも抵抗があると思います。
あえてそうしたボトルを紹介して、そういう世界もあると紹介するのも一案です。が、自分のチョイスは大前提として「自分が日常的に飲んで納得できる美味しさ」に加え、
・スーパーや一般的な酒販店で入手しやすい。
・実売価格でハイボールは2000円台まで。
・ロック、ストレートは5000円程度まで。
という条件を設け、誰でも抵抗なく、ウイスキーの個性に繋がる、”原料”、”樽”、”ピート”、それぞれの違いを楽しんで貰えるような銘柄を選びしました。

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また、3種のハイボールのうち、どれが好みだったかで、ロック、ストレートで飲んで欲しい銘柄にリンクする構成にしています。

※くりりんチョイス5銘柄
・キリン陸 ハイボール
→ フォアローゼズシングルバレル(ロック)
・サントリーリザーブ ハイボール
→ グレングラント12年(ストレート)
・ホワイトホース12年 ハイボール
→スモーキーなアイラモルト。カリラやラガを想定。

キリン陸は、原料や製法に由来するフレーバーの違い。つまるところスコッチタイプとアメリカンタイプのウイスキーの違いを知るための1本として。構成原酒については…(自主規制)…なので、リンクするのはバーボン、中でもフォアローゼズ。陸のハイボールで好みだった方は、個人的にオススメであるシングルバレル50%をロックで。更に濃厚でメロー、スパイシーな刺激の中にフルーティーさが感じられる味わいを楽しんでほしいです。

サントリーリザーブについては、スコッチタイプのウイスキーでは避けて通れない、バーボン樽の特性を知ることが出来る銘柄として、この価格帯で最も完成度が高いと感じているリザーブを。
リンクする銘柄はシングルモルト白州をストレートと行きたいところでしたが、昨今のブームで入手難易度と価格が…。だったら、無理せずスコッチで良いじゃないと。バーボン樽熟成原酒のキャラクターが良く出ているグラント12年をストレートで。

ホワイトホース12年はピートの個性を知る銘柄としてチョイス。スペースの関係でリンクする銘柄は紹介出来ていませんが、キーモルトのラガヴーリンで16年か、予算内に抑えるならカリラやキルホーマンあたりを想定しています。

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こうして選ばれたボトル30種類の中には、一部高価なボトルも含まれていますが、ほとんどはスタンダードな銘柄です。普段ストレートで飲むかと言われたら選択肢に入るかわからないけれど、ハイボールだからこそ選択肢となり、美味しさが引き出されるという基準の違いも伝わってくると思います。
例えば、長期熟成の銘柄で樽のしっかり効いたウイスキーよりも、手ごろな価格で販売されている若い熟成の銘柄が、ハイボールにするとバランスが取れ、ピートフレーバー等特徴となるフレーバーも引き立って、すっきりと美味しく楽しむことが出来る、というケースは珍しくありません。

先ほど、初心者向けだから…と前置きをしましたが、選ばれたボトルは変な妥協をしたものでもなく、選定者が日常的にお店で提供し、あるいは飲んでいる風景が連想できる。書き手の顔が見えるのも、この書籍の魅力であるように感じます。
選定者についてご存知の方は、ああこの人この銘柄好きだよなあ、このBARのハイボール美味いんだよなあ、なんて思い返しながら読んでいただくのも楽しいと思います。


ブログ読者の皆様はご存じと思いますが、当方はこれまで様々な銘柄をハイボールにしてきた、あるいはさせてもらってきた実績(前科)があります。お声がけ頂いたときは本当に嬉しく、二つ返事で了承しました。※本業側の許可を取ったうえで参加しています。また謝金、原稿料は受け取っていません。
いしかわさんとはこのコーナーをきっかけとして、本書籍の構成についても情報交換する場を設けて頂き、ただ寄稿しただけではない、全体的に思い入れのある書籍となりました。

なお、タイトルが「〜〜〜大全」で、某文化研究所の書籍を連想するものとなっていますが、編纂にあたって特に同所は関係はありません。巻末に記載されていますが、”大全”を使用する許可は頂いているそうです。
監修、著述されたいしかわさんは本当に大変だったと思いますが、ハイボールの領域はまだまだ深掘り出来るものがありますから、売れ行き次第では「完全版」とか、拡張も期待したいです(笑)。
この度は著書の完成、おめでとうございます。そしてお声がけ頂き、本当にありがとうございました。

ウイスキー愛好家作 卓上カレンダーの紹介

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ウイスキー仲間で、当ブログに写真の提供も頂いているK67さんが、自身で撮影した写真を使った2021年のウイスキーカレンダーを作成。購入方法をSNS等で紹介しています。
カレンダーは
・ポットスチル集となっているカラー版
・蒸留所のシンボルをまとめたモノクロ版
の2種類があり、どちらも中々に良い出来です。
せっかくなので今日の記事で紹介させてもらいます。

K67さんは友人へのプレゼントとして、毎年ウイスキーカレンダーを少量作っていました。
それが、TOLOTの”みんなも注文”という機能を使うことで、第三者が自由に注文することが出来るとわかり、もし欲しい方がいらっしゃったらと、購入方法を公開されています。

価格はそれぞれ送料込みで650円。
K67さんから画像をお借りして、以下にサンプルと購入ページURLを表示します。


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カレンダー・ポットスチル(カラー)
※購入方法:上記リンクにアクセス後、アクセスパスワード3758を入力



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カレンダー・蒸溜所シンボル(モノクローム)
※購入方法:上記リンクにアクセス後、アクセスパスワード2625を入力。


自分はK67さんから毎年カレンダーを頂いていたのですが、これまで風景的、俯瞰的な作品が多かった構成から、今年はモノにフォーカスした、比較的距離の近い写真が多く使われているのもポイントです。
ポットスチルやロゴなど、蒸溜所や地域のシンボルとも言えるパーツから、逆にその周辺の景色やリリースされているウイスキーを連想するような作品で、既に会社の机にはカラーが、自宅の在宅ワーク用スペースにはモノクロが、来年に向けてスタンバイしています。

誤解のないように補足すると、この販売を通じた売上や個人情報が、K67さんの手元に入るものではありません。(勿論私の手元に入るものでもありません。)
この完成度だしちょっとくらい儲けても良いじゃんってレベルなのですが。。。。価格はトロットの受注・制作・発送サービスの利用料です。
なので、写真を見ていいなと思った方は購入いただき、そして手に取った感想を伝えていただけたら嬉しいです。


※K67さん個人サイト"酒は人生の妙薬"

K67さんは趣味としてスコットランドをはじめ各地を旅行して、様々な写真を撮られています。
その質感というかアングルというか、カメラの設定を撮りたいイメージにアジャストする能力というか、語彙力の問題でうまく言葉にできませんが、瞬間を切り取るセンスが素晴らしく、思わず惹き付けられるような作品が多くあります。

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(北海道で今年8月末に撮影されたという1枚。夏の終わりという雰囲気が犇々と伝わってくる。)

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(オークニーのストーンヘンジ。流れる雲と風の気まぐれが造った素晴らしい風景を切り取った1枚だと思う。)

その他作品は個人サイトのギャラリーをご覧いただければと思いますが、この写真を撮影する機材が、キャノン砲みたいな一眼レフじゃない、10年選手のコンパクトなカメラで撮ってるというのだから、写真は機材で撮れる幅が広がるけど、それを活かすのはセンスと技術なんだなぁと思わされます。
ホント、自分もこんな写真が撮れたら。。。

話が逸れました。
今年は本当にいろんなことがありましたね。
毎年様々な出来事があり、決まり文句のような言葉ですが、100年に一度、あるいは世界規模のパンデミックに関連しては、過去経験のない出来事ではないかと思います。
そしてこれは、きっと来年も暫く続くのです。
終わりの見えないコロナ禍の生活に、閉塞感を感じている人も多く居るなかで、ちょっとした気分転換。ふと思いを馳せることが出来るアイテムって良いなと。
ままならない日々が続きますが、感動したり、共感したり、楽しい気持ちになれるモノを大事にしたいですね。

では、今回はこのへんで。

ウイスキーオブザイヤー2020 TOP3をバッファロー・トレース勢が独占 - ジムマーレイ ウイスキーバイブル

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”ジムマーレイ氏はアメリカで宝物を見つけたのかもしれない”
10月とは思えないほど暑い日々が続いていましたが、所用で1週間弱海外に出ている間に、すっかり秋らしくなっていた。。。帰ってきたら寒いしドラフト会議も終わっていたし、ジムマーレイ・ウイスキーバイブルも2020がリリースされてましたよ。なんだろう、この取り残され感。
そんなわけで少し遅くなりましたが、今年も同書籍の動向について紹介していきます。

JIM MURRAY'S WHISKY BIBLE 2020

ウイスキーバイブルは、次の1年間のウイスキーガイドとして、評論家のジムマーレイ氏がまとめている書籍。スコッチのみならず、アジア、アメリカ、カナダと世界中から約4700という銘柄が掲載されています。
この書籍の特徴はジム・マーレイ氏が、掲載されているすべての銘柄をテイスティングし、独自採点でポイントをつけてまとめているということ。そのため2018-2019年時点で最も評価が高かった銘柄が世界一のウイスキー、ワールドウイスキーオブザイヤーとして掲載されることとなるため、毎年少なからず注目されている著書でもあります。

ウイスキー特化で世界一を認定しているアワードは、愛好家団体が主催するモルトマニアックス(MMA)、ウイスキーマガジンが主催するワールドウイスキーアワード(WWA)、そしてジムマーレイ氏のウイスキーオブザイヤーがあります。
他に今年から始まった日本のウイ文研主催のTWSCや、総合酒類コンペではISCなどもありますが、ウイスキーに特化したタイトルは上の3つが愛好家間でのメジャーどころ。
それぞれ審査委員の好みというか、毛色の違いというか、受賞案件を比べてみると違いが出て面白いなと感じる反面、最近のウイスキーバイブルには些か傾向に変化があるという気がします。

というのも、このジムマーレイ氏の評価ですが、タイトルは5年前を最後にスコットランドから離れ、日本を経由してカナダから米国入り。
2017年にブッカーズ・ライ13年、2018年にテイラーフォーグレーン12年、そして2019年にはウィリアム・ラルー・ウェラーと3年連続で世界一をアメリカのウイスキーがとっているだけでなく、特に昨年は主要部門がほぼアメリカ色に染まった受賞結果は衝撃でした。

元々ジムマーレイ氏はバーボンやライウイスキーを評価していて、以前から「ライウイスキーにルネッサンスが起こる」とも発言しており、トップ評価を受けたのは初めてではありません。
中でもバッファロー・トレース蒸留所の原酒を使ったウイスキーがお気に入りという印象。そして今年発売されたウイスキーバイブル2020におけるアワードは・・・昨年の流れそのまま、またしてもアメリカ、またしてもバーボン。それも、4700銘柄のうち上位3銘柄をアメリカンウイスキーが独占するという、過去例のない結果となりました。

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■THE WINNER
・Jim murray's World Whisky of the Year 2020
1792 Full Proof Kentucky Straight Bourbon



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・Second Finest Whisky in the World
William Laure Weller 2018

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・Third Finest Whisky In the World
THOMAS H. HANDY SAZERAC STRAIGHT RYE WHISKY 2018

この3銘柄はすべて、バッファロー・トレース蒸留所の系列によって作られたものです。
これまで全17巻を発刊してきたウイスキーバイブル史上初めての出来事で、ジムマーレイ氏も「さすがにあり得ないと思ったので、トップ10の銘柄を再度テイスティングしたが、結果は変わらなかった」とSpirits business紙に語っています。
2位となったウィリアム・ラルー・ウェラー、並びに3位のトーマス・ハンディ・サゼラックは昨年のウイスキーバイブル2019から連続の表彰台。よっぽど旨いのか。。。

ちなみに1792フルプルーフは、蒸留所はバートン1792ですがここもバッファロー・トレースの系列。ビンテージ違いと思われるものを飲んだことがあり、確かに熟成感とリッチな甘味、適度なウッディネスで余韻も良くできてる。最近のバーボンにしては良い仕事してるなあ、という感じの1本でした。(レビューを掲載していたら★7くらいの評価だったと思います。)

自分はバーボンも結構好きなので色々飲んでいますし、スコッチやジャパニーズと同じくらい魅力があるジャンル、と言うことは理解しています。安定したクオリティを求めるならバーボンとも言ってるくらいです。
他方で、ここ数年で同ジャンルのウイスキーが味を向上させたという印象はなく、むしろ逆に長熟原酒と良質な樽の枯渇でスコッチ同様苦しい状況。しかしウイスキーバイブル2014でグレンモーレンジ・エランタ19年が世界一となって以来、頑なにスコッチのタイトル獲得がない不思議。。。しかも今年はTop 3もシングルカスクウイスキー部門も、一つもスコッチの名前がないのです。

全体的に苦しいなかに、光輝く素晴らしい一樽がたまに現れる条件は五分五分。それでこの結果は、単にそのサンプルが入らないだけかもですが、なにかを意図しているような気もしてしまいます。
例えば、クラフトバーボンブームが起こっている同国において、ブランド戦略として長熟プレミアムバーボンの市場を活性化させようとしているとか・・・考えすぎかもしれませんが。

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さて、他のカテゴリーに目を向けると、スコッチウイスキーでは今年も来ましたグレングラント18年。年数ごとのカテゴリーでもグラントのオフィシャルがウィナーとなっており、実際どのグレードでもコスパ、構成共に良くできているオフィシャルブランドだと思います。

スコッチカテゴリーはグラント18年の連覇となりましたが、同じ系統だとさらにフルーティーなグレンモーレンジ19年もありますし、麦系ならアバフェルディやクライゲラヒの20年オーバーグレードもある。ミドルグレードのスコッチモルトは拮抗してるような気がするんですよね。
さらにリストを見ていくと。。。"The Macphail 1949 China Special Edition 1"ってなんやねんそれw
中国市場はホント金が動いている。ただ70年熟成で過度な熟成が過ぎたのかもしれませんが、こういう限定品の長熟スコッチがトップに入ってこないのはジムマーレイ著書の傾向でもあります。

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(ジャパニーズ・シングルモルトカテゴリーを受賞した、シングルモルト松井・ミズナラカスク。決して悪い酒とは言わないが。。。相対評価で色々と疑問が。本ブログでのレビューはこちら

そして衝撃だったのが、ジャパニーズのカテゴリー。え、いや他にあるやろ?という結果は、TOP3以上の衝撃と言えます。
まずジャパニーズウイスキーオブザイヤーは、竹鶴ピュアモルトNASが受賞。不味いとは言いませんが。。。昨年は萌木の村がリリースしたポールラッシュ生誕120周年記念シングルモルトでしたから、落差が凄まじい。
日本のウイスキーの上位グレードにあるような強めに出た樽感が苦手なら、バーボンも同じようにウッディですし、シングルカスクウイスキーオブザイヤーを受賞したのは短熟樽感バッチリな南投オマーのバーボンバレルというのは。。。なんというか選定に微妙な違和感があるんですよね。

そしてジャパニーズのシングルモルトカテゴリーでは、松井酒造"シングルモルト松井・ミズナラカスク"がウィナーに。複雑な表情をする愛好家の姿が見えるようですが、以前レビューしたとおり、これはウイスキー単体で見るとそんなに悪くありません。
クリアで柔らかい酒質に、バーボン樽の鏡板だけミズナラに変えるという工夫(単にコスト削減目的の偶然の産物かもしれないが)もあって、風味もこの時点では良い感じにまとまってます。
ただし悪くないのであって、日本最高の一本とは。。。数年前の某ウイスキー評論家T氏の言葉を借りれば、正気とは思えない、が適切にすら感じます。

この受賞に、愛好家が祝福ムードにはおそらくならないように思います。あの松井が?という色眼鏡で見られてしまうだろうこの結果は、身から出た錆というか、企業側の問題に過ぎません。酒に罪はないのですが、親の評判で苦労する子供を見るような気持ちになりますね。


だらだら書いてしまいましたが、アメリカの蒸留所のなかに素晴らしい一樽が眠っているというのは確かにその通りで、このジャンルにもう少し目を向けるべきとも感じています。
ただスコッチに比べると、日本に入って来ていない銘柄がアメリカンウイスキーには多く、トップ銘柄をテイスティング出来る機会はまずないだろうとも思います。
ですが、このジャンルの特徴は、同じ蒸留所で作られた類似系統の銘柄が結構あるということ。
バッファロー・トレース蒸留所であれば、ブラントン・ゴールドや、ジョージTスタッグJr等、比較的入手しやすいものもあります。
また受賞銘柄以外では、最近メーカーズマークのプライベートセレクトが多数リリースされていて、これもなかなか良くできているバーボンです。
2020年は、ジャパニーズのクラフト各社から3年熟成がリリースされる年で、その成長を見ると共に、この辺りを追いかけてみるのも面白いと思います。


【ウイスキーバイブル2020 全カテゴリーウィナーリスト】
■SCOTCH WHISKY
・Scotch Whisky of the Year
Glen Grant Aged 18 Years Rare Edition

・Single Malt of the Year (Multiple Casks)
Glen Grant Aged 18 Years Rare Edition

・Single Malt of the Year (Single Cask)
The Macphail 1949 China Special Edition 1

・Scotch Blend of the Year
Ballantine’s 17 Years Old

・Scotch Grain of the Year
The Last Drop Dumbarton 1977

・Scotch Vatted Malt of the Year
Glen Castle Blended Malt 1990

■SINGLE MALT SCOTCH WHISKY
・No Age Statement
Glen Grant Rothes Chronicles Cask Haven

・10 Years & Under (Multiple Casks)
Glen Grant Aged 10 Years

・10 Years & Under (Single Cask)
Annandale Man O’ Sword

・11-15 Years (Multiple Casks)
Glen Grant Aged 15 Years Batch Strength

・11-15 Years (Single Cask)
Signatory Vintage Edradour Ballechin 12 Year Old

・16-21 Years (Multiple Casks)
Glen Grant Aged 18 Years Rare Edition

・16-21 Years (Single Cask)
Whisky Castle Glen Spey Aged 21 Years

・22-27 Years (Multiple Casks)
Glenmorangie Grand Vintage 1996

・22-27 Years (Single Cask)
The Whisky Shop Glendronach Aged 26 Years

・28-34 Years (Multiple Casks)
Ben Nevis 32 Years Old 1966

・28-34 Years (Single Cask)
Gordon & MacPhail Inverleven 1985

・35-40 Years (Multiple Casks)
Port Ellen 39 Years Old

・35-40 Years (Single Cask)
Glenfarclas The Family Casks 1978 W18

・41 Years & Over (Multiple Casks)
Glen Scotia 45 Year Old

・41 Years & Over (Single Cask)
The Macphail 1949 China Special Edition 1

■BLENDED SCOTCH WHISKY
・No Age Statement (Standard)
Ballantine’s Finest

・No Age Statement (Premium)
Johnnie Walker Blue Label Ghost & Rare

・5-12 Years
Johnnie Walker Black Label 12 Years Old

・13-18 Years
Ballantine’s 17 Years Old

・19 – 25 Years
Dewar’s Aged 25 Years The Signature

・26 – 50 Years
The Last Drop 56 Year Old Blend

■IRISH WHISKEY
・Irish Whiskey of the Year
Redbreast Aged 12 Years Cask Strength

・Irish Pot Still Whiskey of the Year
Redbreast Aged 12 Years Cask Strength

・Irish Single Malt of the Year
Bushmills Aged 21 Years

・Irish Blend of the Year
Jameson

・Irish Single Cask of the Year
Kinahan’s Special Release Project 11 Year Old

■AMERICAN WHISKEY
・Bourbon of the Year
1792 Full Proof Kentucky Straight Bourbon

・Rye of the Year
Thomas H. Handy Sazerac 128.8 Proof

・US Micro Whisky of the Year
Garrison Brothers Balmorhea

・US Micro Whisky of the Year (Runner Up)
291 Barrel Proof Colorado Whiskey Aged 2 Years

■BOURBON
・No Age Statement (Multiple Barrels)
1792 Full Proof Kentucky Straight Bourbon

・No Age Statement (Single Barrel) Colonel E H Taylor Single Barrel Bottled In Bond

・9 Years and Under
Russell’s Reserve Single Barrel

・10-12 Years
Elijah Craig Barrel Proof Aged 12 Years

・11-15 Years
Pappy Van Winkle 15 Years Old

・16-20 Years
Michter’s 20 Year Old Kentucky Straight Bourbon

・21 Years and Over
Pappy Van Winkle 23 Years Old

■RYE
・No Age Statement
Thomas H. Handy Sazerac 128.8 Proof

・Up to 10 Years
Knob Creek Cask Strength

・11-15 Years
Van Winkle Family Reserve 13 Years Old

・Over 15 Years
Sazerac 18 Years Old

・Single Cask
Knob Creek Single Barrel Select

■CANADIAN WHISKY
・Canadian Whisky of the Year
Crown Royal Northern Harvest Rye

■JAPANESE WHISKY
・Japanese Whisky of the Year
Nikka Taketsuru Pure Malt

・Single Malt of the Year (MB)
The Matsui Mizunara Cask

■EUROPEAN WHISKY
・European Whisky of the Year (Multiple)
Thy Whisky No. 9 Bøg Single Malt (Denmark)

・European Whisky of the Year (Single)
Penderyn Single Cask no. M75-32 (Wales)

■WORLD WHISKY
・Asian Whisky of the Year
Nantou Distillery Omar Bourbon Cask #11140804 (Taiwan)

・Southern Hemisphere Whisky of the Year
Bakery Hill Peated Malt Cask
Strength (Australia)

※上記画像、ならびに受賞リストは以下から引用しました。

グランツ デュワーズ ジョニーウォーカー18年 ブレンデッド3種飲み比べ

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先日クラウドファンディングを通じて発売されたウイスキーの入門用書籍「BARとウイスキーの素敵バイブル」。
この書籍の中では、BARでのウイスキーの楽しみ方の一例として、3種類の銘柄の飲み比べを通じて、年数や樽の違い、あるいは地域やブレンドの違いを認識しやすくなり、ウイスキーの個性が捉えやすくなるという組み合わせを14パターン紹介しています。

本書で提案されている組み合わせは、入門書籍という位置付け上、比較的エントリーグレード寄りであり、飲み比べは必ずしもこの組み合わせである必要はありません。
例えば、シングルカスクのもので樽の違いを知るもよし、あるいは同じ銘柄という条件も加えて熟成年数の違いでの影響など、様々なウイスキーをチョイスすることでさらなる違いを楽しむこともできます。

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今回は、そうした飲み比べから1つ価格帯を上げて、18年前後のブレンデッドウイスキーに焦点を当ててみます。
現在販売されている同グレードのスコッチウイスキーは、
・ジョニーウォーカー18年
・デュワーズ18年
・グランツ18年
・バランタイン17年
・シーバスリーガル18年
・カティサーク18年

辺りが有名どころです。(あとマイナーどころですが、日本市場に在庫があるシンジケートが17年熟成です。)
この6種類、単品で飲んでみると熟成年数もあってそれなりなのですが、どの銘柄がどのようなキャラクター付けで作られているかは、ちゃんと飲み比べたことはなく。
先日BAR LIVETで飲んでいたところ、マスターとブラインドでのブレンデッドのキャラクターの捉え方の話題となり、ちょうどいいので、3種3択のブラインドテイスティングでブレンデッドを出題してもらいました。

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今回チョイスされた3銘柄を飲んで見た印象は
グランツ18年:まろやかな口当たりからバニラや麦芽系の香味が厚く、スウィートでコクのあるリッチな味わい。
デュワーズ18年:軽やかかつドライで華やかなウッディネス。薄めた蜂蜜を思わせるコクから、ほのかなピートフレーバー。
ジョニーウォーカー18年:木材の削りカスのようなウッディネス、軽いえぐみとドライアプリコットの酸味、余韻にかけて強いピーティーさ。

すべて熟成年数と度数は同じで、違いはそのキャラクターのみですが、構成原酒の違いでピート、麦芽風味、樽感などそれぞれ異なるベクトルがあり、飲み比べることでその違いが強調されてブラインドでも銘柄が分かりやすかったですね。
例えば、グランツはバルヴェニーやキニンヴィの柔らかい麦系の風味と、ポートワイン樽でのフィニッシュがもたらすコクのある甘み。デュワーズはアバフェルディの蜂蜜を思わせるコク、アメリカンコークの華やかさ。ジョニーはタリスカーあたりを思わせる存在感のあるピートフレーバーです。


ブレンデッドは普及価格帯のものもよく考えて作られているとは言え、熟成が短かったり、グレーンが強かったりする部分が時にマイナス要素となって、その銘柄のハウススタイルや目指そうとする香味は、むしろ18年クラスのワンランク上位グレードのほうが分かりやすく表現されていると感じています。

興味あります方、ブラインドかどうかは指定しませんが、今回のように3種の飲み比べをBARで挑戦してみてください。
きっとこれまでにない新たな気づきがあると思いますよ。

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(BAR LIVET は本日2月21日で5周年を迎えた。ちゃっかりオーナーより目だっているバーマンの小倉さん。2号店オープンやオリジナルボトル、そしてウィスクテイルなど、今後のさらなる発展が楽しみ。)

バーとウイスキーの素敵バイブル ”ウイスキーの楽しみ方を伝える本発売” CF結果追跡その3

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あれは今年の初め頃、自分のウイスキー繋がりの中でも、テイスティング技能で切磋琢磨し合う2名。リカーズハセガワ店長&マスターオブウイスキー資格保持者の倉島さんと、BAR Eclipseのオーナーバーテンダー藤井さんが、ウイスキー本を監修されるとの知らせがありました。

テーマは「ウイスキーの良さを知ってもらう本」。特に若い世代のこれからお酒を嗜もうとする人が、どのようにウイスキーを楽しみ、そして知見を広げていくかをまとめる入門書籍を作ろうという企画でした。資金はクラウドファンディングで募集があり、自分も応援させていただいたところです。

この試みは最終的に目標額の2倍近い資金を集め、書籍のオールカラー化やページ増、日本のウイスキー蒸留所を紹介するコーナーなどを拡張する計画を発表。まさに順風満帆なスタートを切ってから8ヶ月少々・・・、その書籍がいよいよ12月21日に発売されることとなりました。
クラウドファンディング結果、追跡報告の第3弾は、この発売する書籍について紹介していきます。

はじめてのひとり飲み "バーとウイスキーの素敵バイブル" (12月21日発売予定)
発売前の書籍ですが、企画立案者である小笹さんとはBAR Eclipse で何度か遭遇することがあり、カウンターでお会いする度に進捗状況などを伺っていました。
初めてお会いしたのはクラウドファンディングが終わった後、企画構想を聞いてこれは面白い本になりそうだぞと。そしてつい先日は、丁度監修者の打ち合わせがBAR営業後に行われようとしていた時で、最終的な構成についてのイメージをざっと教えてもらっていました。

結論として、これまでの入門書籍にない切り口、構成であることは間違いなく、クラウドファンディング時に期待した方向性そのままの本に仕上がっていると言えます。
それは監修者2名が持つ、我々ユーザーにお酒を提供する側の知識と経験が活かされているということ。ウイスキーの製法、5大ウイスキーとは、まずはブレンデッドで・・・なんてウイスキー入門書籍にありがちな"お約束的構成"に終始するのではなく、ビギナーが「どうやってウイスキーを楽しんでいくか」という点が、この書籍における確たるメッセージとしてまとめられているのです。

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(CFリターンの一つ、掲載ウイスキーのテイスティング体験会にて。監修の倉島氏(左)と藤井氏(右)によるレクチャーで、テーマである"ウイスキーの楽しみ方"を学ぶ。ちなみにこの写真、撮影したのは自分です(笑))

本書はただのウイスキームックではなく、BARを楽しむための手引き書も兼ねています。
ウイスキーは家飲み以外にBARで飲む機会も多くありますが、逆に言えばウイスキービギナーには"ウイスキー選び"と"BAR選び"、大きく2つのハードルがあるためです。

注目は第2章にある「好みのウイスキーを見つける」でしょう。 (構成は、本記事下部参照)
ウイスキーは1本毎に紹介されがちですが、飲み始めたばかりの人は何が個性なのかわかりづらいことがあります。これは多くのウイスキーを経験していかなければ、自分の中に認識のための評価軸が出来上がらないためです。
ですが、違いのあるものを比べる場合は別。本章では"ウイスキーの飲み比べ"に重きを置いて、
・特徴や違いがわかりやすく
・一般的なBARで揃えていることが多く
・3杯頼んで4000円以内に収まる銘柄
というBARで頼める3銘柄セットを14パターン、蒸留所や地域、樽構成などの違いで選び、どのような個性が感じられるのかを紹介しています。

飲み比べるからこそ、ウイスキー毎の違いが明確に感じられる。違いが判るからこそ、なぜ?どうして?という疑問が生まれ、ウイスキーを飲む楽しみに繋がっていく。あるいはウイスキーを飲み慣れた人でも、基本に立ち帰って新しい気づきが期待できる。
飲み手、リカーショップ店長、バーマンという著者・監修者のチームであるからこそ出来た構成であり、この本をバーカウンターで広げながら、ウイスキーを楽しむ入門者が現れたり、あるいは参考にしてセットを出してくれるBARが出てくれば・・・なんて事も考えてしまいます。

Whisky-book-project-meeting
(関係者による打ち合わせ風景。書き始めるとどんどん細かくマニアックになってしまい、情報量のバランスが難しく。また、書いているうちに自分の経験値が増え、見直すとイチから書き直したくなってくる。。。本当に悩むことが多かったとのこと。)
   
ウイスキーの紹介は飲み比べだけでなく
・家飲みする上で初めに入手すべきグラス
・現行品の中でこれは飲んで欲しいというボトルのカタログ
・テイスティング方法の紹介
・ビギナー向けQ&A

など、入門書籍として押さえておきたい情報もまとめられています。
テイスティングの香味表現はイラスト付きで、イメージしやすいようにも配慮されているだけでなく、個人的にグラスの指定は「まさに!」と思う重要な記載で、これまでの入門書籍の中でも意外と見られなかった内容です。(グラスを複数紹介するような記事はありましたが。)
また、予算別で贈答用のおすすめウイスキーも特集されるなど、監修者の知見が存分に発揮されているように感じます。 

クラウドファンディングの結果、追加で特集されることとなった蒸留所情報としては、現在日本で建築が進むクラフトディスティラリーを含む、蒸留所20箇所をレポート含めて掲載。巻末にはオススメのBARリストもあって、ウイスキーを"飲む"そして"知る"ためのイロハのイにして、文字通り手引きとなる情報が網羅されているのです。


(先日伺った際に突如始まった3名でのブラインドテイスティング。この日は藤井さんが4問中2問を当てて勝利!く、くやしい・・・。しかしこうした交流が出来るのも、BAR飲みの楽しさ、ウイスキーの楽しさである。) 

こうして企画がまとまってくると、自分が支援したことが誇らしくなってくるというか、出来上がった書籍がまるで自分の子供のようにも感じられる一体感が、クラウドファンディングの魅力ですね。 
後は自分の手元に記念すべき1冊が届くのを楽しみに待っています。 



追記:この本にも、先日クラウドファンディング結果報告としてウイスキー作品展企画を紹介した、T.Ishiharaさんの蒸留所写真が使われており、巻末のSTAFFに名前を連ねています。
写真展企画もいよいよ大詰め、当日テイスティング可能なボトルなどの情報も追記しておりますので、合わせて以下も、ご覧ください。

※ウイスキー好きによる作品展(12/15~16)
http://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1073161099.html?ref=popular_article&id=6472857-2172595


【参考:著書構成】

1章 バーでウイスキーを楽しむ
バーは大人の社交場
自分に合うバーを見つけよう
ウイスキーの飲み方知っていますか
・ストレート
・ハイボールの味はウイスキーでこんなに変わる
・水割り
・オン・ザ・ロック
・カクテル
ウイスキーカクテルにトライ
「はじめてのバー」の手引き
・失敗しない頼み方
・気をつけたいバーでのNGマナー

2章 好みのウイスキーを見つける
シングルモルトウイスキーのつくりかた
樽 CASKS
5大ウイスキーとその他の原産国
テイスティングと香味の表現
ウイスキーを飲み比べてみよう
1 熟成樽の違い
2 シングルモルト、グレーン、ブレンデッド
3 スコッチ・ブレンデッド
4 ジャパニーズ
5 アイリッシュ、アメリカン、カナディアン
6 スペイサイド
7 アイラ島(1)
8 アイラ島(2)
9 アイランズ
10 シングルモルトの経年変化
11 ブレンデッドの経年変化
12 バーボン樽熟成のウイスキー
13 シェリー樽熟成のウイスキー
14 ピート×シェリー樽熟成のウイスキー
ウイスキーのペアリングを楽しむ

3章 家飲み・贈り物選びに役立つウイスキーカタログ
ウイスキービギナーのためのQ&A
5大ウイスキーの主な特徴の違い
ウイスキーボトルカタログ
・ブレンデッドウイスキー
・シングルモルトウイスキー
・バーボンウイスキー
・カナディアン・ブレンデッドウイスキー
躍進するアジアのウイスキー
予算別 ハレの日・贈答用おすすめウイスキー

4章 日本のウイスキー蒸溜所へ見学に行こう
余市蒸溜所/厚岸蒸溜所/遊佐蒸溜所/宮城峡蒸溜所/
安積蒸溜所/額田蒸溜所/秩父蒸溜所/三郎丸蒸留所/
白州蒸溜所/マルス信州蒸溜所/富士御殿場蒸溜所/
静岡蒸溜所/知多蒸溜所/長濱蒸溜所/山崎蒸溜所/
ホワイトオーク蒸留所/岡山蒸溜所/桜尾蒸留所/
嘉之助蒸溜所/マルス津貫蒸溜所

 巻末 はじめてのひとり飲みにもおすすめ
やさしいBAR&PUBリスト   

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