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BENROMACH
The Classic speyside single malt scotch whisky
10 years old
700ml 57%
暫定評価:★★★★★(5)

香り:アルコールの強いアタック、黒砂糖、醤油っぽい香りのあるシェリー香、草っぽさと微かにハーブ、乾燥した木のアロマもある。

味:とろりとした甘い口当たり、アルコールのアタック、ブラウンシュガーとプルーン、後半はかりんとうと微かな硫黄。甘く香ばしいドライなフィニッシュ。

最近評判のいいオフィシャルボトルのうちの1本。比較的素直なシェリー感で、葉巻に合いそうな味わいです。
クラシックなスペイサイドモルトっていつ頃をイメージしているのかはわかりませんが、以前見た記事では1960年代の記述もあり、ともすればシェリー樽であることは必須条件でしょう。
加水版もリリースされており、どちらが良いかは好み次第。ハイプルーフで10年物という仕様から粗さは感じますが、確かにこれまでリリースされてきたボトルに比べて、全体的な質の向上が感じられる味わいです。

ベンロマック蒸留所は1983年に閉鎖、1995年にGM社が取得し改装工事に着手、1998年に改装を終えて再稼働し、2009年から10年クラスのスタンダードのリリースを開始しました。時期的にちょうど自分が本格的にウイスキーを飲み始めたころで、当時は「あーなんか出てるなぁ」くらいにしか思っていませんでした。
その後ブラインドで出題されたり、閉鎖前の原酒は旨いと話題になったりで何度か飲む機会はありましたが、新たにリリースされた10年物に感じるところはあまりありませんでした。まぁ当時は自分の舌も経験もまだまだ未熟でしたし、加えてウイスキー飽食の時代でもあって、正直気にも留めていなかったわけです。
改めて現行品の10年を飲んでみると、現行の限られた条件の中では酒質、樽、どちらも丁寧に仕上げている印象です。
シェリー系筆頭であるマッカランやファークラスの現行品に比べても、見るところがあるシングルモルトだと思います。