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ジャパニーズスピリッツ・マルシェ2019秋 に参加してきた

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お酒を楽しむための様々な情報を発信している、酒育の会。同会主催で今日から10日間、「ジャパニーズスピリッツ・マルシェ2019」が、神田にて開催されています。

このイベント、テーマは近年ブームとなっている日本のウイスキーやクラフトジンなどの蒸留酒全般、所謂”ジャパニーズスピリッツ(一部スピリッツベースのリキュールを含む)”で、これらを試飲しつつ購入することも可能な販促会という感じ。
マルシェという位置付けらしく、ちょっとしたフリーマーケットのような雰囲気で、休日はVIPを招いてのゲストトークショーや、上記スピリッツを使ったカクテルの提供も予定されています。

自分は酒育の会発刊のフリーペーパーLIQULに関わらせて貰っていますし、何よりニューリリースの情報も抑えておきたい。参加&紹介しないわけにはいきませんね。
あとブース出展している蒸留所に、日頃情報共有していたり、あるいは個人的に注目しているところが多かったのもあり・・・。
早々に仕事を切り上げ、初日の会場に伺いました。
結果、平日と言うこともあってゆったりとした空気のなかで、色々お話を聞きながら試飲を楽しむことが出来ました。
そんなわけで、会場の様子をざっくりと紹介します。

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ジャパニーズスピリッツ・マルシェ2019秋
イベントページ:https://shuiku.jp/news/8005
入場料:無料
期間:2019年9月20日~9月29日
時間:11時~20時(29日は18時で閉会)
場所:マーチエキュート神田万世橋 1F S7スペース
東京都千代田区神田須田町1-25-4
※住所上は神田ですが、公共交通機関で近いのはお茶の水か秋葉原駅。
※会場前に目立つような看板が出ていません。わかりづらくて迷いましたw 秋葉原を背にして一番奥、御茶ノ水側のスペースで開催しています。

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(試飲ブース:上が無料、下が有料(100~2000円)。無料試飲はクラフトジンが充実していて、普段なかなか飲む機会のない各社のフレーバーを気軽に楽しめる。ウイスキーでもいくつか光るものあり。っていうか無料でこの充実度合いは。。。有料試飲もジャパニーズウイスキーを軸に、確かにレアなものが揃っている。クラフトアブサンも2種類スタンバイ!)

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(三郎丸蒸留所:自分イチオシクラフト蒸留所のひとつ。世界初、鋳造で作った新型蒸留器は問題なく機能しており、むしろ酒質は更に期待できるものとなった。ピーティーかつしっかりとした厚みがあり、将来を期待出来る味わい。今回は無料試飲ラインナップにその今年仕込みのニューメイクあり。是非進化を体感してほしい。)

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(長濱蒸留所:今回はアマハガン3種。同じブレンドがベースとは思えないほど、フィニッシュによる違いがしっかり出ている。先日発売されたばかりの第3弾ミズナラは、いい具合にニッキのようなスパイシーさが効いて、面白い仕上がりである。)

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(笹の川酒造、安積蒸留所:いよいよ今年3年熟成のリリースを控えた安積蒸留所。あまり市場に流通していない山桜の3銘柄に加え、1年6ヶ月熟成のニューボーンが試飲ラインナップに。ここも酒質は素直で癖も少なく、確実な成長が感じられる。)

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(小正醸造、嘉之助蒸留所はウイスキーではなく、今回はジンで出展。ほうじ茶と桜島小みかんジンがPRラインナップ。どちらも和の要素が強い面白いジンである。柑橘とジンの組み合わせはある意味オーソドックスだが、ほうじ茶の香ばしいフレーバーは意外に悪くない。むしろ美味しい。)

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(養命酒は自社製造のジン、香の森とライトタイプな香の雫で出展。ストレートでは飲み口強く、独特な香味が特徴のこのジンが、市場でどのように受け入れられるか・・・。っていうかライトタイプとは思えない香の雫。)

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(いいちこで知られる大分の三和酒類さんが作る、ジンでもウォッカでもない、麹が特徴のオリジナルスピリッツTUMUGI。
麹麦を蒸すことで香りを強くし、スタンダードのKOJIは焼酎とも異なる強い麹香(まるで醤油や味噌のような)と、その奥にかぼすやレモンなどの柑橘のフレーバー、そして柔らかい口当たりが特徴。ボンタンを使って香味付けしたTSUMUGI BONTANは、逆に麹のニュアンスを抑えて爽やかな柑橘感とドライな口当たりが心地よい。樽熟品は4ヶ月熟成で適度な樽感とマイルドな口当たりが、ハーブを思わせる要素と共に感じられる。
作り手の考え方、こだわり、そして日本人向きの和の風味。。。今回の出品物のなかで最もツボに入った銘柄だった。オススメ!!)

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(出展はされてないが、試飲ブースにあった非常に興味深い出来のジャパニーズグラッパ葡萄恋露。シダックスが親会社というのが面白いが、それ以上に丁寧な作りのグラッパで、ホワイトタイプはスウィートで淀みなく、華やかな香り立ちに花のようなアロマが混じる。これは美味しい。そしてエロチズム/愛(謎))

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(有料試飲から、ニッカのオールドブレンデッド。飲んでみたかった一本だが、とてもジャパニーズとは思えない、スコッチ的なモルティーさとピートフレーバーに驚き。モルト比率の高いリッチな作りの1本でかなり美味しい、是非我が家にほしいw。)

今回のイベント。酒類関連のイベントとしてはかなり長い開催期間かつ、立地的にも開催時間的にも、特に都内勤務の方が仕事帰りに立寄りやすいのが魅力。
入場料無料ですし飲めてない銘柄もあるので、もう一度遊びにいきたいくらいです。
TUMUGIのような魅力的な銘柄を知ることが出来たのも、大きな収穫でした。

一方で、さすがに10日間ぶっ通しで関係者がブースに張り付くことは、特にクラフト系にあっては難しく、ウイスキーフェス等のように常に全てのブースに関係者がいるわけではないのは仕方のないところ。
とはいえ主催する酒育の会のメンバーは、谷嶋さんを初め相当知見のある方々ですので、逆にお酒に関する感想や、飲み方などのアドバイスなど、酒育の会だからこその質問をしてみても面白いと思います。
イベントは明日からまだ9日間残っているだけでなく、トークショーは明日からスタートです。お時間ある方は是非参加してみてください。

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【ブース出展企業】
三和酒類株式会社
小正醸造株式会社 嘉之助蒸溜所
笹の川酒造株式会社
養命酒製造株式会社
アサヒビール株式会社
キリンビール株式会社
本坊酒造株式会社
若鶴酒造株式会社 三郎丸蒸留所
長濱浪漫ビール株式会社 長濱蒸溜所
佐多宗二商店
Limone

ゲストトークショースケジュール】
9月21(土)14時~ ろっき氏
「アセトアルデヒド症候群」主宰、ジンに関する取材研究では国内屈指の専門家、ジンに関する自費出版多数

9/22(日) 14時~ 輿水精一氏 サントリー名誉チーフブレンダー
16時~ 鹿山博康氏 Bar BenFiddichオーナーバーテンダー (カクテルのご提供もあり)

9/23(月・祝) 14時~ 肥土伊知郎氏 ベンチャーウイスキー代表
終日  須藤銀雅氏 アトリエAirgead代表 ブースにてバー専用チョコレートなどのご提供

9/28(土) 14時~ 山岡秀雄氏 ウイスキー評論家・コレクター × 吉村宗之氏  ウイスキーアドバイザー
16時~ 須藤銀雅氏 アトリエAirgead代表 「チョコレートとお酒のマリアージュについて」

12/15〜 ウイスキー好きによる作品展開催 CF結果追跡その1

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これまで、このブログで何度かウイスキー関連のクラウドファンディングを紹介させていただきました。
どれも魅力的な企画で、既に結果を出したものもあれば、現在準備中のものもあり、形になるのが待ち遠しくあります。

ただ支援募集の時だけ紹介して、その後を記事でフォローしないのは勿体無いかなと。今回はそれらの企画の中で、現在進行中な「ウイスキー作品展」の進捗状況について紹介します。


今年の8月からクラウドファンディングの募集を行った「ウイスキー写真作品展 Why do you like whisk(e)y?」は、わずか1日で目標額に到達。最終的には200%以上の支援を得て、12月15日、16日の土日2日間、東京都西荻窪のNishiogi placeにて、開催されることとなりました。

なんのこっちゃという人のために補足をすると、ウイスキー沼にハマり、お酒が生まれる場所、環境、人に惹かれた一人の男が、今まで巡った約100蒸留所の中から特に思い入れの深い蒸留所について、"写真とお酒を同時に楽しむ作品展"を開催するというもの。

例えばハイランドパークを飲みながら、オークニー島や蒸留所の景色を写真で楽しむといった具合。なんていうか、オシャレですよね。
ウイスキーのラインナップはスコッチ、アイリッシュ、アメリカン、ジャパニーズと所謂5大ウイスキーを網羅。オフィシャル以外に、現地で調達した蒸留所限定品なども予定されているとか。。。
概要は以下の通りで、イベント参加はファンディング参加有無に関わらず可能です。

Nishiogi place
東京都杉並区西荻窪北5-26-20
JR西荻窪駅北口から徒歩10分弱(1km程度)

◆ウイスキー写真作品展(概要)
12月15日(土)10時から19時
12月16日(日)10時から18時
※事前予約制、2時間交代制
参加費:2000円

予約・問い合わせ先
whydoyoulikewhiskey@yahoo.co.jp

企画・主催
Isihara Tatsuya


※留意事項※
ウイスキーを飲みながらゆったりと作品を見ていただきたいとの考えから、参加する枠を事前に予約する、2時間交代制となっています。
既にいくつかの枠は埋まり始めており、興味あります方は早めに登録された方が良さそうです。
詳細は以下イベントサイトの4.をご確認ください。

イベントサイト:Why do you like whisk(e)y? 

※参加予約はメールアドレス以外にFBイベントページからも受け付けています。

(提供されるウイスキーの一部。目玉のボトルは全てIshiharaさんが蒸留所を巡りながら調達されたものである。)

現在は当日に向け、作品の調整はもちろん、各メーカー・蒸留所への掲載確認など様々な準備が行われている最中ですが、イベント内容はファンディング時から大幅に拡充されています。
当初はIshiharaさんの写真を中心に展示するイベントだったところ。当ブログにもスコットランドの写真を提供いただいているK67氏の作品が追加されただけでなく、ボトルランプによるライトアップや注目の若手バーマンによる創作カクテル提供など、写真以外の作品も追加され、まさに"ウイスキーの作品展"と呼ぶにふさわしいイベントに仕上がりつつあります。

Photo by T.Ishihara

Photo by K.67

Bottle lamp - Kaori Abe 


また、活動はメディアにも注目され、本日発売のモノマガジン(11月16日発刊 No,816)に、「ウイスキーって人間味」の特集で、Ishiharaさんの蒸留所巡りのエピソードと合わせて紹介されています。

それも目白田中屋の栗林店長やリカーズハセガワの大澤代表、Kovalの小嶋ブランドマネージャーにキリンの田中マスターブレンダーら業界関係者に混じって、ウイスキー好き一般人のイシハラタツヤですよ。
人選もちょっとコアなメンツなのが面白いですが、その中でIsiharaさんのエピソードが企画の表紙をゲット(笑)。


話がどんどん大きくなってくる。イベントってのはこうでなくちゃ面白くないですね。それが自分がファンディングで支援した企画とあれば、尚更嬉しいってもんです。
広げた風呂敷が小さくなってしまうことは、何かを企画するとよくあることですが、その逆は内容に魅力があることと、企画者の人徳に他ならないと思います。
イベント当日が俄然楽しみになってきました!

ウイスキー写真作品展企画のためのクラウドファンディング ~Why do you like whisk(e)y?~

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当ブログにウイスキー関連の写真を提供頂いているT.Ishiharaさんが、それらの写真を使った作品展を開催するためのクラウドファンディングを立ち上げました。
内々には今年の年始から動かれていた企画、いよいよ本格始動です。

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ウイスキー写真作品展企画のためのクラウドファンディング 
https://camp-fire.jp/projects/view/87198

Ishiharaさんはウイスキーに興味を持たれた後、ウイスキーだけで80以上(テキーラなどを合わせると100以上)の蒸留所を巡り、ただ飲むだけでなく、現地の空気や作り手の心を知ることに活動の重きを置いてきました。 
今回の作品展は、そうした活動の中でIshiharaさんがウイスキーに惚れこむ理由となった「同じウイスキーという名前でも、その土地や文化によって大きく異なる世界観」を伝えることをテーマとし、自分の作品を通じてもっとウイスキーを好きになってもらいたい、と言う想いが込められています。

そのため、作品展では単に蒸留所の写真を飾るだけでなく、ウイスキーを取り巻く環境や物語を紹介しつつ、そのウイスキーも同時に楽しめるように準備を進められています。
会場や日時は現在調整中で、23区内で12月中に開催。入場料は1000円程度を想定されているとのことで、ファンディングに参加していなくても来場することは可能。ウイスキーの方はオフィシャルのみならず、自身が所有するカスクサンプル、蒸留所限定のボトルなども提供できるように準備を進めているそうです。
流石に後者は物量に限りがあるので入場者全員分というワケには行かないでしょうけれど、まさに自身が感じたウイスキーの世界観を切り取って表現する"作品展"という企画になります。

インバーネス-エルギン間その1
グレンモーレンジ・ポットスチル
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(Ishiharaさんが撮影された写真の一部。ブログ記事用にまとめて提供頂いていますが、どれも雰囲気ありますね。しかし、猫かわいい、猫。)

Ishiharaさんとは今から約3年前にテイスティンググループを立ち上げたところからの繋がりで、以来何かとやり取りをすることが多くありました。
テイスティンググループでは蒸留所の写真や動画などを資料に、原酒の特徴、ハウススタイルを紹介されることも(下写真参照)。なんせウイスキープロフェッショナルの資格取得は勿論、新婚旅行は3回に分けてスコットランドを回っただけでなく、その後はバーボン、アイリッシュと各蒸留所を巡られていて、現地の知識は日本でも有数と言えます。
時には「訪問した蒸留所への愛」故に、喧々諤々とした議論になることもしばしば。。。それだけ真剣にウイスキーのことを見ている愛好家の一人だと感じています。

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(以前開催されたフォアローゼズを中心にバーボンを勉強する会。メインは蒸留所の写真や動画を使ったバーボン講座と、現地調達いただいた蒸留所限定のレシピ違いシングルバレル・プライベートセレクション。)

なおクラウドファンディングの募集開始は昨日8/17ですが、なんと1日経たず目標金額を達成!作品展の開催はすでに決定しています。
この記事の更新予約をして経過を見ていたものの、とてつもない勢いに文末を慌てて書き換えている次第。。。Ishiharaさんの人望と、企画そのものへの期待の大きさが伺えます。
ただ本音を言えば目標額の20万円を飛び越えて、数倍規模でのサクセスを達成して欲しい企画だと思っていたので、ここからがスタートライン。どこまで規模が大きくなるか、12月の開催が今から楽しみです。
皆様、引き続き応援よろしくお願いします!

リカマン ウィビアメッセ in Kyoto 会場レポート

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関東圏外のイベントには中々伺うことができない自分ですが、今回は会社の休みと、近場での約束事が重なってリカマン主催「Whisky & Craft Beer Messe in KYOTO 2018」に参加しています。

しかしこんな時に限って週末は台風の直撃。それも通常とは異なるコースを通る台風ゆえ、その影響は未知数・・・。早めに撤収できるよう駆け足気味になりますが、今回は以下のイメージで、ウイスキー関連のブースを中心に会場の様子をレポートしてみました。

レポートのまとめ方。 
【○○○○関連】←区分
「ブース写真」
■○○○○社 ←出展者
・○○○○ ←ブース内のピックアップ
・○○○○※ ←有料アイテム

ピックアップアイテムがあればそれをまとめ、その後区分ごとの雑感をまとめ書きして、一つのグループとします。
面白いボトル、注目の情報などあればリアルタイムで追記していきますので、参考になれば幸いです。


【クラフトウイスキー関連】
■嘉之助蒸留所
・ニューメイク 2種
・ニューメイク ブレンド
・ニューボーン メローコヅル樽4ヶ月熟成

■長濱蒸留所
・ニューポット ノンピーテッド
・ニューポット ヘビーピーテッド
どれがオススメですかと聞いて注がれたのは、ノンピーテッド。去年の仕込みのものより余韻のベタつきが少なく、スタイルは改善されつつある印象。ヘビーピートも同様に悪くない。

■若鶴酒造
・ニューポット2018年蒸留※
・ムーングロウ2ns 2018年リリース※

クラフトのブースでピックアップするのは、今年仕込んだばかりのニューポットが定番なのですが、今回はその筆頭たるイチローさんいないんですね。
ちょっと意外なイメージを持ちつつ、ブース回りスタート。

九州期待の新鋭、嘉之助蒸留所のそれはスチルの形状によって微妙に違いはあるものの、基本的には透明感があり繊細で微かにジンのような香味を感じます。
丁寧かつ基本に忠実に作られた印象を受けますね。既に作り分けをイメージされており、短期熟成用と10年くらい熟成させるもので複数考えられているようですが、樽との組み合わせなど、まだまだ試行錯誤も必要と思います。

そして若鶴酒造、三郎丸蒸留所は今年仕込みのニューメイクがかなり良くなっています。ほのかに根菜感を伴う土っぽいピートフレーバーに、ボディがしっかりと厚く、余韻にかけての甘みが嫌味なニュアンスを伴わず残る。
実は先日製造現場を見学しているのですが、今まで密造時代を思わせるような手作りだった工程がライン化され、安定して仕込みができるようになったのも、酒質の向上に作用しているようです。


【メーカー&スコッチ蒸留所】
■ペルノリカール
・レッドブレスト12年、15年、21年
・シーバスリーガル25年

■ボウモア
VR視聴が面白い

■キリン
・樽出しヘビータイプグレーン
・富士山麓シグネチャーブレンド
いつもの樽出しグレーンは相変わらず美味しい。そして富士山麓シグネチャーブレンドはキリンドリンクス限定発売から、いよいよ一般市場に展開されるとのこと。

■グレンスコシア&ロッホローモンド
・グレンスコシア18年ダブルカスク

ペルノリカールさん、試飲が充実していてレッドブレスト各種と、シーバスリーガルが25年まで全部無料というのは太っ腹(笑)。
レッドブレスト21年は25年よりシェリー感が穏やかで、アイリッシュ的なフルーティーさがわかりやすくおいしい1本。12年、15年の延長戦とするには異なる印象があり、やはり仕込みの時期による違いでしょうか。。。
シーバスリーガルも25年はやはり熟成したスペイサイドのフルーティーさが主体でよく出来た一本です。
その他、ボウモアのVRは空いているうちにどうぞw

また、ウイスキー以外では今回上記のような熟成焼酎ベースのリキュールがいくつかありましたが、中でも沖縄20年は結構面白いボトル。
熟成焼酎をリキュールにするため、規定値の糖分を添加したとのことで、ストレートでは作為的な甘みがあったものの、20年熟成は伊達じゃなく、熟成感がありロックで飲むにはちょうど良さそうな古酒ベースのリキュールでした。


【インポーター&酒販店】
■田地商店(信濃屋)
・フォアローゼズ プライベートセレクション
・ジョニーウォーカー キングジョージ5世※

■ウィスク・イー
・グレンアラヒー10年、12年

■明治屋&ワイルドターキー
・クールドリヨン&ルジン
・ワイルドターキー ケンタッキースピリット

■スコッチモルト販売
・グレンキース19年 1998-2018
・グレングラント22年 1995-2018
・キルホーマン6年

スコモルさんのブースには、後日リリースのボトラーズ新商品3種。PRなく既存品と勘違いw
グレンキースはオロロソシェリー樽の熟成ですが、どシェリーという感じではなく、バランスのとれたリンゴのカラメル煮系のフルーティーさを備えたバランス型の1本。グラントはオーキーで華やか、ウッディなニュアンスと共に安定した近年のアメリカンオーク系ボトラーズリリースの王道タイプです。

信濃屋さんは同日開催していた静岡のほうにも出店しており、ボトラーズウイスキーはそっちとのことで、こちらは並行品を中心に普段扱いやすいボトルを揃えられたとのこと。
自分一押しのローゼズ、やはりおいしいですね。また、キングジョージはポートエレンやカリラを思わせるアイラ系のニュアンスがしっかりあり、バランスよく飲みごたえもあるブレンドでした。

関東方面ではあまり見かけない気もする明治屋さんですが、クールドリヨンは最近自分がハマっているペイドージュ表記の6年もの。若さはあまりなく、ハイボールが美味しい。
リンゴのジンとして知られるル・ジンも柔らかい爽やかさがあって良いですね。
ブースにソーダと氷があり、人のソーダ割りが染みるようにうまかったのです。

ウィスクイーさんは新たにリリースされるグレンアラヒーのボトル版を出展。バーショーではサンプル瓶でしたが、改めてテイスティングしても、バランスの良いオーキーなフルーティーさが美味しい1本です。

【その他】
■有明産業
・桜、栗、ミズナラなど各種木材による樽熟成サンプルテイスティング

■Whisktail.tokyo
・GREEN QUIET※
・KEY & BRICK※
・COLDBREW GAELIC COFEE※

■ボトルオフ
・IWハーパー 1980年代流通 特級表記
・響 旧ボトル 2000年前後流通※
・響 21年 花鳥風月ボトル※
・マルス 宝剣岳 14年 原酒 58.6%※
全て200〜300円は破格。。。

■アプレリカー
・ワイルドターキー12年 1980年代
・ワイルドターキーケンタッキーレジェンド1980年バランタイン30年 1980年代
・グレンフィデック 21年 ウェッジウッド
これが全部無料とは。。。攻めてる!!ってかちょっとおかしいw

今回のイベントは最も特色あるブースだったのではないかというのが、有明産業さん。工場が九州にありますが、本社はこちら京都にあるメーカー。地元ということで出展されているようです。
一度伺ってみたく、そして樽ユーザーとしてご挨拶したかったので、それだけでイベントに参加した甲斐があったというものです。
ステージで実演されていた樽の解体も面白かったですね。

その出展内容は、桜、栗、ミズナラ、杉、ヒノキなど、和の木材を使って熟成したサンプルの提供。どれも個性の強い樽ですが、フィニッシュに使うには面白く、さらに桜は桜餅的な独特な香味があるだけでなく、栗はタンニンの強さはあるものの、意外にミズナラに近いニュアンスがあるなど、様々な発見があり実に面白いブースでした。

Whisktail.tokyoは先日の記事でも紹介した、ウイスキーカクテルの提供ブース。グレンリベット12年をベースとしたカクテル以外に、水出しコーヒーを使うものなど、新しいアイディアもふんだんに使った1杯を提供されています。
ウイスキーやビールの箸休めにもってこいです。

そして最後に関西のリサイクルリカーショップ2店舗が何かおかしいw
ハーパーにバランにフライングターキーにフィディック。。。この試飲は苦情が出るレベルです(笑)



と、こんな感じでざっと回れるだけまわり、進行形で書いてました。
記事にはしてませんがビールとフード、あとはリカマンメッセだけあって市販品を中心にジンやラムどもだいぶ充実しており、そちらがメインの参加者も。
つまるところバーショーより、エンタメ色を控えめにして、エントリー層を中心に試飲などを充実させたイベントというイメージを持ちました。

会場は十分広く、スタッフも多数配置されていて、来場人数4000人越えの中でも大きな混乱はなかったですね。
ただ一つ言えば水がフリーではなく、有料だったのが難点だったように思います。水の提供の仕方は改善点。。。でしょうか。
何れにせよ、イベント主催であるリカマンさん、悪天候も危惧される中、長丁場のイベント大変お疲れ様でした!!
また機会がありましたら参加させていただきます!


イベント後は某蒸留所マネージャーの誘いで京都醤油系ラーメンの2大有名店を梯子。お昼おにぎり一個だったんで美味しく食べてしまったわけですが、余裕こいていた結果、新幹線が台風でストップ。
その後は、どうせ帰れないんだからと京都在住のウイスキー仲間に誘われ、ラム&ウイスキータリスカー、そしてマルシン飯店からの宅飲みまで、久々に寝落ちするほどの怒涛のラッシュを味わいました(笑)。
いやぁ。。。京都は怖いところですわ。。。

そう言えば、ラム&ウイスキーでは偶然ある有名ウイスキーメディアの方と隣り合うなど、出会いもありました。
その辺の話はまた後日、機会があれば。

BAR LIVET発祥 ウィスクテイル(Whisktail)で新しいスタイルのカクテルを楽しむ

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いつもお世話になっている新宿3丁目のウイスキーバー、BAR LIVET。
あれは確か1年前の8月。マスターである静谷さんから是非飲んでみて欲しいと勧められたのが、「ウィスクテイル(Whisktail)」として試作中のウイスキーカクテルでした。

その直前、静谷さんは京都まで研修に出ており、何か思うところというかインスピレーションを得るものがあった模様。
「ウイスキーをもっと広めるために、ウイスキーベースのカクテルレシピを100種類開発しようと思うんです。」
僕は覚悟を決めましたと、真剣そのものの静谷さん。
100種類ってマジか、なんて思っているうちに出てきたカクテルは、タリスカーストームを使ったフローズンカクテル。
ほのかにスモーキーで柑橘系のニュアンスを伴う爽やかな味わいですが、「バランスは良いけど、らしさというかイメージ的にはストームよりスカイですよね。」なんて偉そうにもダメだししてしまったのを覚えています。 

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ですが試みは面白く、そのグラスは可能性に満ちていると感じました。
ウイスキーというのは基本的に度数が高く飲みにくいものです。 いくらウイスキー業界的には飲みやすいと言われるブレンデッドや長期熟成のウイスキーでも、慣れない人にはどうしても抵抗感があり、数字だけで敬遠されるケースもあります。
市場では、ソーダやコーラ、ジンジャーエールなどで割って度数を落として飲むという方法が、今まさにブームの一つを作り出したわけですが・・・それはウイスキー全般が受け入れられた訳ではないとも言えます。

ウイスキー本来の魅力は、その豊かな香味と個性にあります。
真の意味でウイスキーが普及していくためには、ハイボールとウイスキー単体の間にもうワンステップあってもいい。静谷さんはBARならではのツールとしてカクテルを用いてイメージを払拭し、ベースとなるウイスキーが持つ香味や個性を判りやすく、あるいは親しみやすくすることでウイスキーそのものにも関心を持って貰えるのではないかと考えたのだそうです。
また、これはバーマンがウイスキーに対して持っているイメージの発展系として味が作られる訳ですから、既にウイスキー好きを自認する方々にとっても、「成る程こういう理解なのか」と、新しい楽しみ方になるのではないかと感じました。

そしてあれから1年。。。試作を重ねて静谷さんは本当に100種類のウィスクテイルを開発。次いでBar Private pod 、エソラデザイニングとの業務提携により、それぞれが得意分野を活かす形でWhisktail.tokyoを立ち上げ、レシピの順次公開にも着手。当時考えていた自らの理想に向けてまい進しています。 



今回、上記動画として公開されたのがWhisktail.tokyo第一弾、グレンリベット12年をベースとしたレシピ「GREEN QUIET」。早速BAR LIVETで飲んできました。 

グレンリベット12年に感じられる個性といえば、林檎を思わせる品の良いフルーティーさ、バーボンオーク由来のオークフレーバーとほのかに乾いた植物のようなニュアンス。。。あたりが上げられるわけですが、このレシピはカクテルとしてベースのそれらの香味を強調したような、クリーミーな林檎系のフルーティーさがしっかりと感じられる。作り上げようとした味わいが、メッセージが明確に伝わってきます。


自分はこの1年でウィスクテイルをだいたい10レシピ弱くらいしか試せてないのですが、GREEN QUITEのように穏やかで飲みやすいレシピもあれば、バーボンベースの王道的なものや、中には下の写真のようにスモークチップで燻香を上乗せし、スパイスなどで共通する香味を増した実に個性的なレシピも有ります。
これは。。。中々衝撃的な味わいでした(笑)。
これら全てのレシピは今後専門サイトを開設して公開されていくとのことで、それこそ全国展開、あるいはさらなるアレンジが加わることも。今後どのような広がりを見せてくれるのか楽しみです。

さて、このウィスクテイルですが、先日は新宿ビックロでのイベントで提供されるなど、メーカーからも注目されて徐々に認知度が上がってきているところ。今週末7月28日(土)には、京都で開催されるリカマン主催のウイビアメッセ in Kyoto 2018においても、Whisktail.tokyoとしてブース出展があります。 
京都研修でインスピレーションを得た活動の凱旋、と言うのは過剰でしょうか。
当日は、上記動画にもあるGREEN QUITEに加え、計3種類のウィスクテイルが提供されるそうです。

リカマン ウイビアメッセ in Kyoto 2018

Whisktail.tokyo ブース紹介

Whisktail.tokyoに関する公式発表

ちなみに、イベントには自分も一般枠で参加する予定です。
普段中々遠方のイベントには参加できないのですが、前日夜にたまたま福井の友人宅に居るので「あれ?いけるんじゃね?これ」と、急遽参加決定(笑)。
当日はブースの様子と、バーマンとしての活躍をしっかり見てこようと思います!

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