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カテゴリ:The Whisky Divers

12/15〜 ウイスキー好きによる作品展開催 CF結果追跡その1

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これまで、このブログで何度かウイスキー関連のクラウドファンディングを紹介させていただきました。
どれも魅力的な企画で、既に結果を出したものもあれば、現在準備中のものもあり、形になるのが待ち遠しくあります。

ただ支援募集の時だけ紹介して、その後を記事でフォローしないのは勿体無いかなと。今回はそれらの企画の中で、現在進行中な「ウイスキー作品展」の進捗状況について紹介します。


今年の8月からクラウドファンディングの募集を行った「ウイスキー写真作品展 Why do you like whisk(e)y?」は、わずか1日で目標額に到達。最終的には200%以上の支援を得て、12月15日、16日の土日2日間、東京都西荻窪のNishiogi placeにて、開催されることとなりました。

なんのこっちゃという人のために補足をすると、ウイスキー沼にハマり、お酒が生まれる場所、環境、人に惹かれた一人の男が、今まで巡った約100蒸留所の中から特に思い入れの深い蒸留所について、"写真とお酒を同時に楽しむ作品展"を開催するというもの。

例えばハイランドパークを飲みながら、オークニー島や蒸留所の景色を写真で楽しむといった具合。なんていうか、オシャレですよね。
ウイスキーのラインナップはスコッチ、アイリッシュ、アメリカン、ジャパニーズと所謂5大ウイスキーを網羅。オフィシャル以外に、現地で調達した蒸留所限定品なども予定されているとか。。。
概要は以下の通りで、イベント参加はファンディング参加有無に関わらず可能です。

Nishiogi place
東京都杉並区西荻窪北5-26-20
JR西荻窪駅北口から徒歩10分弱(1km程度)

◆ウイスキー写真作品展(概要)
12月15日(土)10時から19時
12月16日(日)10時から18時
※事前予約制、2時間交代制
参加費:2000円

予約・問い合わせ先
whydoyoulikewhiskey@yahoo.co.jp

企画・主催
Isihara Tatsuya


※留意事項※
ウイスキーを飲みながらゆったりと作品を見ていただきたいとの考えから、参加する枠を事前に予約する、2時間交代制となっています。
既にいくつかの枠は埋まり始めており、興味あります方は早めに登録された方が良さそうです。
詳細は以下イベントサイトの4.をご確認ください。

イベントサイト:Why do you like whisk(e)y? 


現在は当日に向け、作品の調整はもちろん、各メーカー・蒸留所への掲載確認など様々な準備が行われている最中ですが、イベント内容はファンディング時から大幅に拡充されています。
当初はIshiharaさんの写真を中心に展示するイベントだったところ。当ブログにもスコットランドの写真を提供いただいているK67氏の作品が追加されただけでなく、ボトルランプによるライトアップや注目の若手バーマンによる創作カクテル提供など、写真以外の作品も追加され、まさに"ウイスキーの作品展"と呼ぶにふさわしいイベントに仕上がりつつあります。

Photo by K.67

Bottle lamp - Kaori Abe 


また、活動はメディアにも注目され、本日発売のモノマガジン(11月16日発刊 No,816)に、「ウイスキーって人間味」の特集で、Ishiharaさんの蒸留所巡りのエピソードと合わせて紹介されています。

それも目白田中屋の栗林店長やリカーズハセガワの大澤代表、Kovalの小嶋ブランドマネージャーにキリンの田中マスターブレンダーら業界関係者に混じって、ウイスキー好き一般人のイシハラタツヤですよ。
人選もちょっとコアなメンツなのが面白いですが、その中でIsiharaさんのエピソードが企画の表紙をゲット(笑)。


話がどんどん大きくなってくる。イベントってのはこうでなくちゃ面白くないですね。それが自分がファンディングで支援した企画とあれば、尚更嬉しいってもんです。
広げた風呂敷が小さくなってしまうことは、何かを企画するとよくあることですが、その逆は内容に魅力があることと、企画者の人徳に他ならないと思います。
イベント当日が俄然楽しみになってきました!

TWDによるウイスキーブログ Tasters.jp の紹介

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自分が参加しているウイスキーグループの一つ、The Whisky Divers(TWD)が、この度ブログを開設しました。
すでに約100本のテイスティングレビューを掲載するサイトとして整備されており、オープンしたばかりですが見応えのある構成となっています。


TWDは、ウイスキーのテイスティング技術の向上を主な目的に、有志で立ち上げたグループ。
初動が2015年10月ごろ、そこから1〜2ヶ月に1度の頻度で、ブラインドテイスティングによるウイスキーの深掘りをはじめ、樽による香味の違い、地域・蒸留方法の特性、オフフレーバーの認識など、毎回様々な目的を持って活動をしてきました。

(オフフレーバー勉強会の風景。コルク臭など、後付けで発生するオフフレーバーを可能な限り再現してそれぞれがテイスティング。)
(バーボンの集中勉強会。現地流通のフォアローゼズ限定ボトルをレシピ毎に取り寄せ、テイスティングを実施。)
(直近開催は、新商品のテイスティング。ブラックニッカ・クロスオーバーをメンバーで共同レビュー。レビュー記事はこちら。)

今回立ち上げたブログは、TWDメンバーによる共同運営で、活動の記録はもとより、メンバーそれぞれがテイスティングしたボトルが投稿されていく形となります。
それぞれが書き、まとめ、公開することで勉強に繋げようという試み。また合わせて上記ブラックニッカ・クロスオーバーのように、共同レビューで感想を述べあう従来の活動も。
勿論、まだまだ荒削りというかトライ&エラーで拡充させていくべき点などはあるものの、ウイスキーテイスティングだけでなくそれ以外の酒類の評価、関連ジャンルのコラムなど、内容は今後さらに充実していきます。

書き手としては、本ブログに素晴らしい写真を提供いただいている、k67さん、T.Ishiharaさんらも、Tasters.jpで活動される予定です。
私はというと、主軸はWhiskywarehouse.blogこと、この「ウイスキー置場」に引き続きありますが、コラムなどの執筆は協力させていただこうかなと考えているところ。

こうして多くの飲み手の意見、感想が展開されるのは、嗜好品の楽しみ方としてその多様性を担保する良い出来事だと思います。
置場読者の皆様、新しいブログについてもよろしくお願いします!!

テイスティング勉強会 第8回TWD スプリングバンク20年 キルケランなど

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昨日、TWDことThe Whisky diversの第八回を自宅セミナールームで開催しました。
今回は海外赴任されていたIさんが帰国され、初めての参加。
また、会の運営も慣れてきたので、メンバーを3名追加して7名(MAXは9名)での開催となりました。

TWDはこれまでの記事にもあるように、基本的にはテイスティングスキルの向上、表現の共通化を目的に、ブラインドテイスティングでのコメント共有をグループ内で行っています。
今回はそうした通常のテイスティングに加え、メンバーの一人が開発したテイスティングツールを使っての評価の見える化や、同一ボトルの流通先違いの飲み比べ、スコットランド旅行をされたメンバーKさんの土産話、ニューリリースのテイスティングなど、盛りだくさんな会になりました。
ボトルについては個別に記事化していきますが、活動報告でダイジェストを掲載します。


まずはブラインドテイスティングです。
今回は事前に後述するテーマ2つが決まっていたためか、自分が出題した以外の2出題が偶然キャンベルタウンモルトで、この地域(というか蒸留所)の特徴をどう捉えたか、各テイスターの評価が分かれておもしろかったです。
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出題されたのは
・キルケラン テイスティングルーム(蒸留所限定ボトル)
・スプリングバンク 20年 ウイスキーライブ東京2016限定ボトル

麦芽の仕込みは同じ(スプリングバンクでフロアモルティング)で、蒸留設備からが違うという銘柄2つなわけですが、1問目のキルケランを飲んでるときは「バンクっぽいなー」と感じ、2問目のスプリングバンクを飲んでいる時は「酒質由来の部分が1問目と似てるなあ」と。
スプリングバンクのあの独特の風味は、やはり麦由来の部分が大きいのかと感じる、偶然ですが非常に良いテイスティング順序となりました。
ちなみに自分のテイスティングは両ボトルともしっかり特徴を捉えていたので、ここ最近の「スプリングバンクの特徴を学ぶ」集中テイスティングが実を結んだなと、この結果にも満足です。

今回からは、リーダーのTさんが開発したテイスティングツールに入力する形でデータの集計を行いました。
これまでは付箋で貼っていくイメージでしたが、アプリから評価を入力し、WEB上で集計する形。
最後はモニタ前に集まって、このフレーバーはどう感じた、どこと同じだとか表現のすり合わせを行います。
このツール、様々なスコアごとの分布、統計を見たりできるなどかなりハイスペックで、よくこんなの作ったなと脱帽です。

スコア2
スコア


続いては比較テイスティング。
仲間内で話題になっていた、スプリングバンクのロット差を検証すべく、ニューリリースのバーガンディーカスクをUK向けと日本向けでそれぞれ持ち寄り、同時に開栓してテイスティングします。

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スプリングバンクはボトリング能力の関係か、ロットによって味の違いがある事が愛好者間でウワサされており、蒸留所見学をしてきたKさんからもそれを裏付けるような話もあったところ。
どうやらスプリングバンクのボトリング設備は
Vat1(少量タンク、特別なボトリングに使用)
Vat2(大容量タンク、ブレンデッドに使用)
Vat3(大容量タンク、オフィシャルモルトに使用)
があり、()内が使用イメージ。どれが使われたかでロット差が生まれやすくなるようです。
このバーガンディーカスクにどれが使われたかは判りませんが、比較テイスティングの結果は・・・UK向けのほうが、注ぎたてからの甘い香りが強いという意見がありました。
もちろんこれは輸送時の影響なども否定できませんので、後は開封後の変化も見てみようと、我が家の押し入れの中で数ヶ月、全く同条件で保管し、後の変化も見てみます。


ここまでほぼキャンベルタウンモルト尽くしで、Kさんのスコットランド旅行お土産話も「スプリングバンク及びグレンガイル蒸留所」という、もう完璧キャンベルタウンデーとなった今回のTWD。モニタに蒸留所の美しい写真を映し、裏話等を聞きつつ飲む同蒸留所のモルトは、またひと味違うモノがあります。

ここで現地の話を聞きつつ、まだ日本に入荷していないグレンガイル蒸留所のキルケラン12年をテイスティングします。 今回のためにIさんが海外から持ってきてくださいました!
ワークインプログレス(準備期間)表記を終えた、キルケランの記念すべき12年ファーストリリースは、いうなれば「大人になったな~」という味。
これもやはりスプリングバンク仕込みの麦芽であるゆえか、共通する麦芽風味に内陸系のほろ苦いピートフレーバー、個性が有りつつまとまりの良いウイスキーに仕上がっていました。
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このほか、ニューリリースのテイスティングとして
・サントリーウイスキー 季 TOKI(北米限定ボトル)
・ジョニーウォーカー グリーンラベル15年(日本正規)
・ボウモア 蒸留所限定ハンドフィルボトル
・ディスティラリーコレクション セレクトアイラ

等もありました。
この辺りはオープンテイスティングで楽しみます。
サントリーウイスキー「季」は先日、しれっと海外市場向けにリリースされたニューリリースで、国内流通は現在無し。
偶然サンプルを頂き、会の中でストレート、ハイボールと飲んでみました。
ストレートは香りに若さがありクリーン、飲み口は軽いものの後半にかけて白州っぽさ、モルティーな甘みがはっきり感じられ、そこまで悪くないよねという意見。
これは後ほど個別に記事にまとめさせていただきたいと思います。


ジョニーグリーンはブレンデッドモルトゆえリッチな飲み口で、ハイボールも飲みやすく、中々売りやすいボトルだと思います。
TWDは飲み手オンリーの集まりでは無く、酒販店スタッフやバー経営者も参加しているため、お客に勧めやすいか、売りやすいボトルであるかなどの試飲会的な視点の意見があるのも特徴。
これは必ずしも我々飲み手側の意見とは同じで無い事もあり、こういう意見のキャッチボールが出来るのも良い機会になっています。

14時にスタートした会は18時半に中締め、その後21時近くまで7時間近く熱く語り合い。
残ったメンバーで締めの中華まで・・・(笑)。
いやーやりきりましたね。この日は朝から子供とプールに行っていた疲れもあり、帰宅後はボトルの片付けも出来ないままベットにバタンキューでした。


TWDも気がつけば第8回。
記事の通り、個人主催の勉強会でこれだけの環境が整ってしまうという、メンバー全員の力の凄さを感じます。

大変ありがたい事に、TWDだけでなく最近様々なイベント、集まりが目白押し。 酒量が増えて仕方がありません。
ただ自覚があるだけに始末が悪いのが、自分は癖というか自己主張が強いので、こういう時こそ謙虚に行きたいのだけれど、気がつくと・・・となってしまうのは反省点。
皆様、今後ともよろしくお願いします!

テイスティング勉強会 第6回 オンザウェイ2015、ベンリアック1997など

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仲間内で定期開催しているテイスティング勉強会、THE WHISKY DIVERS (TWD)に参加してきました。
月日は早いもので初回の開催から既に半年以上が経過。回数は6回を数えました。
基本ブラインドテイスティングで持ち寄ったボトルを深堀りするこの会。
単なる蒸留所当てがメインではなく、地域、熟成年数、度数、樽の絞込みや、フレーバーや香味の強弱についてどう感じたか、どう表現したか、それぞれが素直な意見をぶつけ合う。非常に良い経験になるのです。
やはりテイスティングはこうして意識して色々言葉にしていってこそ、勉強になりますね。

前回から採用している工夫として、ブラインドは飲み手側の消耗も激しいため、真剣かつ正確に飲める本数であるところの3本までを上限。後はメンバー1人のテイスティングコメントを読んで、選択肢の中からボトルを予想する、リバースブラインドテイスティングも実施しました。

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まずは今回の出題をダイジェストで。
1本目は自分からの出題でGMロングモーン25年 40%。
ゲストの1人にシェリー&ロングモーン好きが居たのと、ボトルそのものも非常に良い具合に開いていたのでブラインドに。
みんな余裕で絞り込んでくるだろうと思ったら、地域はともかく度数や熟成年数も結構バラバラでした。
思えばこういうボトルって少なくなりましたね。往年のGMシェリーについてあまり経験がない方の感想も新鮮でした。

2本目はベンリアック1997(16年)。
これは典型的なバーボン樽のそれという感じで、加水での変化も良かったです。
地域と蒸留所は想定の範囲内でしたが、樽の絞込みでバーボンホグスヘッドを想定したため、20年くらいかなと少し熟成年数を長く感じてしまいました。
しかしこの手のフレーバーってどの地域でも出てくることがあるんで、ブラインドで判定するには経験が必要。自分はまだ苦手意識があるタイプです。

3本目はイチローズモルト 秩父 オンザウェイ2015。
飲んだことのないボトルでしたが、ノージングで秩父確定。
体感の熟成年数や度数に加え、バーボン樽系のフレーバーがベースにあるも、バッティングを思わせる複数の樽の個性、複雑さがあり、これってオンザウェイじゃね?とボトル指定でいただきました。
秩父はわかりやすい個性があると感じていますが、回答者4名中3名が秩父指定で納得の結果です。

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ブランドの間にはフリーテイスティングで持ち寄りも挟み、最後は出題者のコメントを見てボトルを当てる、逆引きでのブラインドテイスティング。
今回の選択肢は

・フェッターケアン フィオール
・余市15年
・ブナハーブン33年 1980-2013 ジェームスマッカーサー

出題者コメントでは、
香りにバニラ、ドライマンゴー、梅ジャム。
味にビスケット、林檎、洋梨、ナッツ、ミントや穏やかなピート。
といった要素が含まれており、まあ素直に考えたらブナハーブン33年で、余市は絶対にないのですが、実際に飲み比べてみると、この人はこれをこう捉えたんじゃないか?こういうポジティブな表現も出来るぞと、案外悩んでしまうのです。

なお、このリバースブラインドテイスティングは、1人も正解者が出ない場合、ボトルの特徴を捉えられていないということで出題者は要反省ということに。まあ幸い今回そのシーンはありませんでした(笑)。

このテイスティング方法の良いところはいくつかあるのですが、提示されたコメントに対してオープンでテイスティングをするので、表現方法のすり合わせが出来ることや、ウイスキーを紹介するスキルが養われること。
コメントさえ準備しておけば、BARなどでも通常注文する流れの中で、ゲーム感覚で楽しむことが出来るのも面白そうだと思います。

15時スタート、気がつけば20時過ぎ、みっちり語り合って充実の時間となりました!
会の進行や方針もだいぶ固まってきたところで、そろそろメンバーを増やしたり色々やってみても面白そう。
次回は7月か。はやくも次が楽しみです。

テイスティングにおけるパンドラの箱 オフフレーバーを学ぶ

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先週末、1ヶ月半ぶりのTWD(テイスティング勉強会、第5回)に参加しました。
さすがに年度末だけあって忙しく、3月は予定が合わなかったんですよね。
今回もまあ色々濃い意見交換をしたわけですが、一つ年明けから仕込んでいたネタで「オフフレーバーとはなにか」という時間を設けてみました。

ウイスキーで、特にオールドボトルを嗜む人は、オフフレーバーという単語を耳にしたことは多いと思います。
ヒネてたり、こもってたり、あるいは変な臭いや味だがしたり・・・という状態の総称ですが、このオフフレーバーがなぜ発生するのかを、その発生を再現することで原因を特定、知らないメンバーはそれがどういう香味なのか学んでいこうというものです。

まず再現するにあたっては、何がオフフレーバーなのかを定義する必要があります。
オフフレーバーは大きく分けて蒸留・熟成の製造工程でつくものと、ボトリング後につくものとの2パターンがあります。
製造工程でオフフレーバーが出たものは製品化の際に除外されるため早々市場には出てきません。よってボトリング後に何らかの影響でついてしまった、通常の熟成環境下ではつかないフレーバーをオフフレーバーとして整理しました。
いわゆるヒネ、コルク臭、プラキャップ(樹脂)臭、金属臭に該当するものです。

再現方法はこれまでの経験から、それが発生する原因と考えられる物質をウイスキーの中に沈めて放置するだけ。
基本的にオフフレーバーはキャップの裏側の保護材が原因と考えているので、該当するキャップの裏側やコルクを用意しました。(ヒネに関しては温度変化と紫外光の合わせ技が原因ではないかと考えられ、加速的に再現するのは困難であるため、該当するフレーバーがでているウイスキーで代用しました。)

どのキャップがどのフレーバーに該当するかは、こちらの記事の「ハズレに繋がりやすいキャップ」を確認ください。

手元にあった適当なウィスキー(今回はフィンドレイター15年)を4瓶に分けて、それぞれ該当する物質を入れます。
1月から準備を開始したので、そこから約3ヶ月と少々。2ヶ月目くらいから影響が出てきたわけですが、今まで「このキャップだとこのオフフレーバーが出ている可能性が高い」と考えていたことが、間違いではなかったコトがよくわかりました。
また、合わせて横置きがNGであることも改めて証明されたワケですが、数日程度なら香味の面では認識できる影響はないとも言えそうです。

オフフレーバーは、人によって感じる感じないがはっきりわかれます。
むしろ我々一般的な飲み手は、わかったところで楽しみが減るだけで、わからないほうが幸せなのではないかというパンドラの箱。最後にあるはずの希望すらそこにはないかもしれません。
しかし酒販関係者は認識した上で販売するしないを決めた方が良いですよね。
「どうです、このボトル状態バッチリですよ」と出して、実は「ウボァー」なボトルだったなんて事態は洒落になりませんから。

このサンプルは池袋のBAR Ambrosiaさんに放置プレイさせていただきました。
通常売り出すようなものでもないと思いますが、お願いすれば出してもらえるかもしれません。
ただ、その際の飲用はくれぐれも自己責任でお願いします(汗)。

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