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2016年06月

ジョニ黒 ジョニ赤 1970年代流通 ハーフ&ハーフハイボール

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朝のイギリス独立騒動記事だけで、今日の更新が終わるのは忍びなかったので。
たまには飲んだくれ的な記事を一つ。(いつも飲んでるけどw)。
ビールには、黒ビールとノーマルなラガービールでのハーフ&ハーフがありますが、そこをジョニーの黒と赤でハーフ&ハーフにしていくスタイル。
ジョニー&ジョニーですから、ジョジョハイとでも名づけますか(笑)
モノはJAPAN TAX付きの1970年代前半流通品の特級時代、共にこのブログでも掲載しているボトルです。

【ご参考】
・ジョニーウォーカー ブラックラベル 1970年代流通 ジョニ黒
http://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1058049395.html
・ジョニーウォーカー レッドラベル 1970年代流通 ジョニ赤
http://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1053385737.html

この流通時期だと、黒はカラメル系の甘さが効き過ぎていて赤のほうが好み。
特に暑くなってきた今の時期はなおのことヒネた甘さが厳しーい。
しかしもう一歩バランス寄りであれば、黒の甘さもボディの厚い味わいも捨てがたいので、だったらバランス型の赤と混ぜちゃおうと。そんなハイボールです。
これ、意外と良いです。黒の甘みが程よく効いて、ジョニーらしいスモーキーさがハイボールにしても余韻にバッチリ感じられるのです。 
今回は手元にコンビニのソーダしかなかったですが、オールドハイボールなら瓶ペリエソーダを試して欲しいですね。

関東方面は梅雨に入り、日中の蒸し暑さはたまらないのですが、夜は良い風が入ってきて、まだ過ごしやすい。
そんな時期だからこそハイボールが爽やかに旨いです。 こういう楽しみ方も是非!

イギリス、EU(部活)辞めるってよ

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イギリスのEU離脱問題。
国民投票があるという話はもちろん知っていた。
なんかFX企業が「当日はヤバイからポンドはやめとけ」って、通知出してたのも知ってた。
でもまあどうせ僅差で残留なんだろって、前回のスコットランド独立騒ぎと似た様な結果になるんだろって、そう思っていた。
そう、このとき自分は完全に油断していたのだ。

 
参照:http://jp.reuters.com/news/world/brexit

( ゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシ
 
(;゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
  _, ._ 
(;゚ Д゚) …!?


まじかよ・・・・。
お昼休みに弁当を食べようとしたときには、既に大勢は決していた。
開票率70%、この時点で70万票差が開き、イギリスはEU離脱へと止められない流れの中に身を投じていた。

そしてそれは当然こういう結果に繋がる。

 

「もうやめて!ポンドのライフはゼロよ!」(´Д` ;)

もちろん株価も爆下げして、サーキットブレーカーまで発動。
買われるのは困ったときの円頼み、安全資産の日本円だ。99円とか100円切り超お久しぶりです。
果たして何人のデイトレーダーが犠牲になっただろう。
一切関係ない外野の自分からすれば「ムチャしやがって・・・」の何事でもなく、「JR」「 遅延」でぐぐって関東全線が正常運行しているのを確認し、そっ閉じした。
その後何度か人身事故があったらしいけど、それは違う別の、通常起こりえる事故だったと信じたい。
ああ、そういえば先月末のサミットで安倍さんが「リーマンショック前夜だ」って力説してたっけなあ。。。消費税増税延期した判断は正しかったよ。


さて、今回のイギリス独立騒ぎについてはちょっと調べてもらえればまとめサイトが見つかるので、ここでは詳細な経緯の記載は省略します。
有名な背景の一つが、イギリス国民が、EU繋がりで流入してくる移民問題に耐えかねて「いい加減にしろやゴルァ!」となったこと。あとはEU加盟国間の負担にルールの押し付けとか色々。
中でも移民に関しては、EU加盟国は人の移動が自由なので流入が止められず、勿論移民の質が良ければ良いのですが、イギリスには税金を納めないのに行政サービスを受けるだけ移民が多かった。2015年は30万人を越える移民があったそうです。

参照:http://jp.reuters.com/news/world/brexit

そのため、影響を強く受ける都市圏の住民は独立賛成派が多く、EU繋がりで商売しているような企業サイドや、あまり移民の影響を受けず、別な思惑のあるスコットランドなどは独立反対派が多かったわけですね。

イギリスを旅行した事がある方はわかると思いますが、こうした問題を背景として、イギリスの玄関口であるヒースロー空港の入国審査はガチで厳しいです。
フランスが「ボンジュゥール」と言えば「オッハヨウゴザイマース」と陽気に、何の確認も無くスタンプを押してくれるのに対し、帰りのチケット、宿泊先、財布の中身まで確認してきて、怪しいヤツは強制送還までありえるという嘘のような話まであります。
まあ、そんなことしてもEU加盟国からは無関係に移民が入ってきてしまうので、本質的な解決にはなってないのですけど。

そうした国民感情を背景に、キャメロン首相がやらなくても良い国民投票を約束してしまった。
ガス抜きのつもりだったんでしょうね。
「ほら、みんなで決めたことなんだから、これからも仲良くやっていこうぜ」ってのがシナリオだったんでしょう。
が、国民サイドの不満は想定以上に強大だった。6月24日、運命の国民投票によって歴史の1ページは刻まれてしまったわけです。
キャメロン首相は辞意を表明したようですが、おそらくイギリス史上最悪の指導者の一人として、汚名を残した結末だったと思います。
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出典:http://gendai.ismedia.jp/articles/premium01/43812

ここから先はより一層個人的な感想になりますが、今回の独立決定後の独立推進派のイギリス様子を見ていて、2009年に民主党が政権を奪取したときの日本のフィーバーっぷりが思い浮かびました。
まあ日本の場合ここまで僅差じゃなく、むしろ圧勝だったので、イギリスの皆様のほうが、まだ理性的だったのかもしれません。

今回のイギリス独立、長期的に見たらひょっとしたら色々うまくいって、目的としている「イギリスの主権」とか「移民の問題」とか、経済とか、良い方向に転がっていくかもしれませんが、ことはそう単純ではなく、短期的にはマジでメリットが見えません。
世界市場に与えた混乱のほうがはるかに大きく、世界経済失速の引き金になる可能性は大いにありえます。(実際、この1日だけで世界市場から約215兆円が消えたという統計も出ています。)

ドミノ式にEU独立を宣言する国が出てのEU崩壊シナリオも、あながち妄想ともいえないレベルです。元々EUに不満を抱いていたのはイギリスだけではなく、連鎖的な独立運動に発展する可能性は大。そしてイギリスには様々な企業や大銀行が入っているのも、その影響に拍車をかけています。
また、スコットランドという爆弾を抱えるイギリスでは、早くも「スコットランドの独立」が再び話題になっていて、住民投票の手続きを進めていくという宣言まで飛び出しています。独立後はEUに入ることを希望しているのだとか。アイルランドの話も出てますね。
イギリスが空中分解という可能性には、大陸側では中国さんも虎視眈々です。


最後にスコッチウイスキーはどうなるかというと、これは現時点でははっきり見えない部分が多いものの、一つあるのはポンド安だからといって喜んでばかりはいられないと言うのは間違いありません。
日本からすれば短期的にはイギリスのショップやオークションでウイスキーを安く買えますが、経済が失速するれば、ウイスキー消費量や生産量にも当然影響が出ます。
またEUがイギリスに対して今後どのような関税、輸入政策を取っていくかで、最悪スコッチウイスキーがヨーロッパからが締め出されるだけでなく、シェリー樽だってEU加盟国のスペイン国内のボデガから買ってるんですから、手に入らないまでも値上げしてしまう可能性だってあります。
さらにさらに、上で述べたようにまたスコットランドの独立騒動が勃発しそうな状況にあり、今やったら相当な確立で独立してしまいそうな気がします。
そうなったらそうなったで、兼ねてからいわれていたスコットランドの自立力はどうかと言う話に。ぶっちゃけ大いに疑問があります。

逆にそうしたスコッチウイスキーのモノ不足感、先行き不透明感から、安定供給できるジャパニーズウイスキーやバーボンウイスキーに大きな注目が集まる可能性もあります。
歴史的な1日、世界が大きく動いた日。私のように凡夫の頭では、ここから先のことなど見通せません。
もちろん相場も外交関係も落ち着くところに落ち着くとは思いますが、しばらく混乱は続くでしょう。
差し当たっては週明けの市場がどうなるかですね。ただただ、良い方向に転がる事を祈るばかりです。

ホワイトホース エクストラファイン 1980年代流通

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WHITE HORSE
EXTRA FINE
Blended Scotch Whisky
1980’s
43% 750ml

グラス:グレンケアン
量:ハーフショット
場所:BAR飲み (Eclipse 1st)
時期:開封後半年程度
評価:★★★★★★(6)

香り:華やかでモルティーな香り立ち。心地よい苦味、ホットケーキシロップ、徐々にスモーキーでグレーンの甘みとえぐみも感じられる。

味:香り同様モルティーな口当たり。乾いた麦芽の軽やかな香ばしさ、リンゴのコンポート、淡いピートスモークが中間から後半にかけて開いていく。徐々にグレーンを思わせる単調な甘さも感じる。
余韻はほろ苦くビター。燻した麦芽、若干の土っぽさがしっかりと残る。


ホワイトホースが、1980年代後半に発売した日本市場向けブレンド3種のうちの一つ。 残りの2本はデラックスとマイルド。それぞれラガヴーリン、グレンエルギン、クライゲラヒからブレンドの主軸となる原酒を使い分けていて、エクストラファインはグレンエルギンがメインのブレンドだと言われています。

今回はスマホ撮影なので発色が悪く分かりづらいですが、実物のボトルは深い藍色を地として大きく書かれた白馬のラベルが美しい、高級感のあるウイスキーです。
その見た目に加え、モルティーで柔らかいスモーキーさのある味わいから、オールドブレンデッド好きの中でも人気のある銘柄。流通量の多さからそれほど価格が高騰していないのも魅力と言えます。

このホワイトホース エクストラファインは1980年代後半の発売。特級時代の終焉から1990年代の本品終売までの間、頻繁にラベルチェンジが行われているのが特徴です。
最も古い発売当初のボトルは、ラベル下のウイスキー特級表記の隣に通関コード(アルファベット1文字に数字4ケタ)が表記されており、その後通関コードが省略され、1988年前後にはウイスキー特級表記のみとなります。これが今回のボトルです。
1989年には級別での酒税が廃止されたことを受け、ウイスキー特級表記がウイスキー表記となり、大きく書かれていた白馬が徐々に小さくなって、終売直前は何分の一だよという、まるきり別物のデザインになってしまうのです。

味の変化については全流通時期のものを飲み比べたわけではないので説明できませんが、特級表記と終売直前のモデルでは、他のブレンドと同じ傾向にあるというところでお察しください。
特級時代のものはオールドブレンドらしいしっとりとして、しかし存在感のあるピートフレーバー、麦芽や林檎を思わせるモルティーな香味が当時の原酒の良さを感じさせてくれます。エルギンがメインと言われるのもわかる味わいですね。

なお、ボトルの形状からか横置きも多かったようで、コルクキャップの影響を受けたボトルも多くみられる中、このボトルは状態バッチリ。非常に美味しく頂くことが出来ました。

マッカラン 12年 ファインオーク オフィシャルボトル

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The MACALLAN
Fine Oak
Triple Cask Matured
12 Years Old
40% 700ml

グラス:テイスティンググラス(名称不明)
量:ハーフショット
場所:BAR飲み(Y’s Land IAN)
時期:不明
評価:★★★★★(5)

香り:乾いた木香と溶剤系のツンとした刺激を伴うオーク香。乾燥した麦芽、バニラの甘いアロマ、若干の青臭さもある。

味:口当たりは程よいボディ感にスパイシーな麦芽風味、エッジのたったバニラ系のオークフレーバーバニラ。中間から後半にかけて薄めた蜂蜜、木のえぐみ。
余韻はドライで単調。オーキーな華やかさが残る。


現地ショップで販売されていたというマッカラン12年ファインオーク。
注目は、外箱に輝く「LIMITED EDITION」の文字。
まじかよそんなのリリースされてたのかと、テイスティングしてみましたが、中身のボトルはどう見ても普通のマッカランファインオークで、味も普通のそれと変わらない気がする。。。というか、リミテッドエディションの文字の上に、マスターオブフォトグラフィーとか名前とか書いてあるし、所謂箱だけ限定なリリースではないか。。。
というわけで、このボトルは普通のマッカランファインオークとして紹介します。

「マッカランはシェリー100%」というPRを裏切るかのように、現在のボトルに変わってからリリースされ始めたファインオーク。シェリー樽だけでなく、バーボン樽にリフィルシェリー樽も使用し、ドライで華やかな味わいに仕上げています。
このリリースについて賛否はあると思いますが、ぶっちゃけ樽の質が下がってるのに値上げが止まらない12年シェリーカスクを買うなら、こっちの方が安心して飲めるんじゃないかというイメージもあります。 
(それ以外の銘柄を選ぶ方が良い、という意見も勿論賛同します。)

今回のリミテッドエディション疑惑は、久々にファインオークを飲む良いキッカケになりました。
マッカランは何気に酒質が強いので、加水してもオークフレーバーを受け止めてバランス良く仕上がる傾向にあります。っていうか加水しないと飲めたもんじゃない。
12年クラスでは驚くような旨さはないですが、「案外良くできてる」と感じさせてくれる安心感があります。
たまにこうしてスタンダードをテイスティングするのも良いものですね。

ダルウィニー 15年 43% 1980年代流通 リッターボトル

カテゴリ:

DALWHINNIE 
15 Years Old 
Single Highland Malt
The Gentle Spirit
1980's 
43% 1litre

グラス:SK2
量:30ml以上
場所:自宅
時期:開封後1ヶ月程度
評価:★★★★★★★(7)

香り:酸味を伴う濃い麦芽香と粘土を思わせる土のアロマ、心地よくドライな香り立ち。スワリングすると砂糖漬けのレモンピールやヒースの程よい植物感。素材由来の複雑さと厚みが感じられる。

味:柔らかい口当たりから、香り同様に厚みのあるスウィートな麦芽風味、おしろい、レモンやオレンジなどの柑橘系のフレーバーも伴う複雑な味わい。
余韻にかけては心地よくドライでピリッとしたスパイス。微かなピート、土っぽさを伴う麦芽風味が長く続く。


ウイスキー仲間からの要望を受けて開封した、ダルウィニーのオールドボトル。おそらく1980年代後期の流通品で、1リッターというスペックから免税店向けと思われる1本です。

以前ほぼ同じ流通時期のボトルを開封しており、今回のコメントを書いた後でそのテイスティングコメントをを見返してみると、同じ要素を感じ取っていて、ああやはり同じボトルなんだなと思う反面。味の厚みや複雑さ、全体の完成度は圧倒的に今回開封したボトルの方が上で、ダルウィニーという蒸留所の魅力をさらに感じる事が出来ました。
ご覧の通り、色合いからして全然違ったこの2本。右側のリッターボトルが今回開封したボトルです。
どちらも共通して麦芽系の風味にレモンなどの柑橘系のニュアンス。トロピカルフルーツなどの華やかさではなく、言うならば真面目で素朴なタイプの味わいですが、左側の750mlの方がドライというか刺々しい部分がありました。

付属冊子に書かれた情報から、樽構成はバーボン樽、シェリー樽、ウイスキーカスクの3タイプで、今回のボトルはシェリー樽の比率が違うのかもしれません。
また、フレーバーの複雑さやその強さから、今回の方が数年単位で古く、左側の方が新しいといった流通時期の違いもあるのかなと。ダルウィニーは1968年にフロアモルティングを廃止して、モルトスターからの調達に切り替えています。流通時期の数年違いでフロアモルティング時代の原酒が多く使われているロットだとすれば、味の違いも納得です。

ラベルに書かれた「The Gentle Spirit」の通り、ダルウィニーは現行品含め穏やかなウイスキーですが、この時代のものは穏やかさの中に強い芯を感じます。
古き良き時代の姿が見えるハイランドモルトであり、いい意味での雑味が飽きさせない、1本じっくり楽しめるGOODボトルだと思います。

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