サントリー 山崎 リミテッドエディション2015
YAMAZAKI
Limited Edtion 2015
43% 700ml
暫定評価:★★★★★(5-6)
香り:華やかなオーク香、メロン、ほのかにオレンジピール、サトウキビやザラメを思わせる甘さ、パンチョン系の乾いた木の爽やかな香りにらしさを感じる。
味:やや粗さのある口当たり、
木香が強く、干し柿、ドライイチジク、薄めた蜂蜜、中間から軽やかなスパイス
余韻はウッディーでビター、微かにシナモン、あっさりとしている。
サントリーがギフト向けにリリースしている山崎の限定品。
2014年にもリリースされており、今作が2作目になります。
シェリーやポートワインの空き樽で20年以上長期熟成させた原酒と、アメリカンホワイトオークの樽で熟成させた若い原酒をバッティングしているノンエイジ仕様。ここでいうアメリカンホワイトオークの若い原酒は、山崎に多いパンチョン樽でしょう。熟成感的には平均10年〜12年くらいで、荒い部分は加水で整地したような印象です。
ギフト向けというだけあって高級感のある外観に加え、華やかな香味がわかりやすい仕上がり。普段ウイスキーを飲まない方やウイスキー経験の浅い方でも楽しんでもらえと思います。
万人向け、というヤツでしょうか。原酒が厳しく色々制限のある中でうまく作ってるなと感じる1本です。
サントリーがギフト向けにリリースしている山崎の限定品。
2014年にもリリースされており、今作が2作目になります。
シェリーやポートワインの空き樽で20年以上長期熟成させた原酒と、
ギフト向けというだけあって高級感のある外観に加え、
万人向け、というヤツでしょうか。
他方で、ボディの軽さや、若さを覆うような香味の浮ついた感じは、
深く飲んでいる人であればあるほど好みが分かれるところかなと。 自分はその点で物足りなさに加えてとってつけたような熟成感が気になって
しまいました。
ちなみに山崎リミテッドエディションは2014と2015でメーカーテイスティングコメントが変わっていませんが、実際は中身が全く異なります。
2014はシェリーやポート系のフレーバーが強く、2015に比べて重みがあってウッディーな要素も強い。熟成具合も2014のほうが感じられます。 対する2015はボディが軽い反面、
華やかで乾いた木のような香りは強
い印象。上述のヨーロピアンオーク系の原酒と、
アメリカンホワイトオーク系に原酒の比率が2014と2015で
変わったのだと思います。
香味が全然違うのにテイスティングコメントが変わってないことには疑問符ですが、どちらも山崎らしさの感じられる味わいで機会があれば飲み比べてみてください。
飲み方はストレートか少量加水、2015のほうがロックは合うと感じます。ハイボールは試せていませんが、この系統だと経験上どちらも合わないんじゃないかと思います。
2014はシェリーやポート系のフレーバーが強く、
香味が全然違うのにテイスティングコメントが変わってないことに
飲み方はストレートか少量加水、