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CLYNELISH 
DISTILLERY EXCLUSIVE BOTTLING 
Cask type Ex-Bourbon 
2018's 
700ml 48% 

グラス:
場所:BAR Fingal
時期:不明
評価:★★★★★★(6)(!)

香り:オーキーで華やか、合わせてワクシーさのしっかりある香り立ち。バニラやおしろいの甘いアロマ、すりおろし林檎、微かに黄色い柑橘のアクセント。

味:香り同様にオーキー、オイリーな口当たりから麦感厚く、骨格がしっかりしていてアタックもほどよい、口内をホワイトペッパーが刺激する。
余韻にかけてグレープフルーツなどの柑橘のニュアンス、ウッディでほどよくドライ、長く続く。

蒸留所の特徴がしっかり出たウイスキー。加水だが適度に酒質のパワーが残っており、それがアメリカンオークの樽感と合わさって素直に旨いモルト。バーボン樽との相性が良いのだろう。蒸留所限定品としての特別感もある。


クライヌリッシュ蒸留所で販売されている限定品。以前は同じバーボン樽熟成で57.3%のカスクストレングス仕様でしたが、2018年頃に加水仕様へリニューアルしたようです。
加水に変更されたことで少々残念な印象を持つかもしれませんが、加水は加水で良さがあります。

熟成年数はオフィシャル現行品の14年と同じくらいだと感じますが、完成度の高さは現行品と比べて頭一つ抜けている。樽がバーボン樽で構成されていることが、酒質と馴染みの良いフルーティーさに繋がっているだけでなく、酒質由来の香味も分かりやすい構成です。
そして加水されていることで、それらがまとまり、全体的なレベルの高さに繋がっているものと感じます。

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中身以外でもう一つ変更されたのが、ラベルデザイン。
以前のカスクストレングス仕様はオフシャル14年に近いものでしたが、写真のようにラベル下部に山猫のイラストが大きく書かれています。
クライヌリッシュと言えば山猫。元々野生のものではあるのですが、ラベルのそれを拡大すると結構リアルな感じだったんですね。
このイラスト、なんだか威嚇されているような・・・(笑)。

ただし威嚇されてはいるものの、頭を撫でたら以外とフレンドリーだった。そんな味わい。スコットランドに行く人がいるなら、お土産に買って損のないボトルだと思います。