カテゴリ:
YAMAZAKURA
PURE MALT WHISKY
No age
Sasanokawa Shuzo
700ml 48%

グラス:
場所:BAR ハリーズ高岡
時期:不明
評価:★★★★★(5)

香り:嫌味の少ない酸味とフレッシュな若さを感じるアロマ。レモングラスの爽やかさ、パンのような酵母香とほのかにトーストの香ばしさも混じる。

味:若さのある口当たり、薄めた蜂蜜と砂糖漬けレモンピールを思わせる甘さ、微かなオークフレーバー。ニュートラルな構成。
余韻はほのかにドライで干し草のようなほろ苦さを伴いあっさりとしている。

8年程度熟成のスペイサイドモルトのようなウイスキー。香りから感じられる若さの割りに加水がほどよく効いて嫌味が少なく、柑橘系のニュアンスを伴うモルティーさが主体。ハイボールにするとさっぱりとして、夏場に飲むには使いやすい。


昨年笹の川酒造がリリースしていたノンエイジのピュアモルト。蒸留所の見学時やイベントなどでは何度か試飲していたのですが、掲載するのを忘れていたので改めてテイスティングすることにしました。
元郡山市民として、地元企業の作品は抑えておきたいですからね。

このバッテッド、所謂ジャパニーズらしさとも言える強い樽香ではなく、その味わいはスコッチタイプ。オフィシャルラインナップだとグレンマレイのスタンダード品が近いという印象です。
余韻にかけて樽由来のドライさが多少感じられるところから、チェリーウイスキーなどの地ウイスキー用に調達していた原酒で、複数回使用の古樽で追加熟成していたものをブレンドしていると思われます。


安積蒸留所を稼働する笹の川酒造の熟成庫を見学すると、樽に書かれた日付からニューメイク以外に地ウイスキー用の原酒も数年単位で保管されているのがわかります。この山桜ピュアモルトの原酒もそうした原酒のうちの一つなのでしょう。
現在は安積蒸留所の原酒が熟成され、もうじき2年を迎えます。区切りというかスタート地点に到達するまであと1年。
新しい原酒が使われ、チェリー(種)から桜が芽吹き、大輪に育つことを楽しみにしています。