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MILTONDUFF
Ballantine's Single Mart
Series No,2
Aged 15 years
700ml 40%

グラス:サントリーテイスティング
場所:BAR飲み
時期:開封後1ヶ月程度
評価:★★★★★★(5ー6)

香り:軽やかな香り立ち。青みがかったニュアンスのあるオーク香、籾殻のような乾いた麦芽、干し草、野焼きの後のような焦げ感もほのかに。

味:蜜っぽい甘みと乾いた麦芽風味、アロエ、青みがかった甘み、ドライだが程よい厚みのある口当たり。
徐々にオーキーなフルーティーさが鼻腔に届く。余韻はほろ苦くドライ。モルトスナックを思わせる香ばしさと焦げ感を伴い長く続く。

麦芽風味と樽感主体で、果実味よりは香ばしさや焦げ感が強い印象も受ける。加水するとアメリカンホワイトオークの華やかなフレーバーも感じられるが、味わいは水っぽく物足りなさも。ストレートで。


バランタインブランド誕生時からのブレンドの要にして、グレンバーギー、グレントファース、スキャパと合わせ、現ペルノリカール傘下のバランタインを支える主要原酒がミルトンダフです。
その味わいは麦系の風味がしっかりあるだけでなく、樽感を支える厚みがあり、バランタインにおける飲み口のコクを形成しているのがミルトンダフであると感じています。

昨日掲載したグレンバーギーの記事と同様ではありますが、今回リリースされた"バランタインシングルモルト"シリーズは、バランタインブランドのキーモルトとなる原酒のキャラクターを明確にし、まさに上記のようにブレンドイメージの理解や、その存在のアピールを狙ったもの。これまでなんとなくしか掴めなかったブレンドの中での役割が、このリリースを飲むことでわかりやすくなるのではないかと思います。
比較をするなら12年以上のグレードがオススメですね。

ちなみに、オフィシャルシングルモルトとしてのミルトンダフは、直近50年間の中ではなんらか1ブランド程度はリリースがありましたが、ペルノリカールにブランドが移ってから、ここ10年ほどは途絶えていました。
その代わりというわけではないですが、ボトラーズリリースは比較的潤沢であり、1960年代蒸留で素晴らしいリリースが多数あっただけでなく、特にGMのリリースがシングルカスクから加水バッティングまで含めて安定して展開され、オフィシャルがわりとも言える内容でした。

では、今作のキャラクターはどうかというと、2000年ごろにリリースされていたグリーントールのオフィシャルリリース12年に感じられる麦芽風味に共通項があるものの、時代の傾向に逆らえないのか麦感の厚みは多少軽めに仕上がっています。
ただ、逆にバランタインの香味という点では、変に乖離したバランスではないので、イメージしやすく、自分のようなコアな愛好家以外に、万人向けで楽しめるリリースとも思います。