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TAMDHU
Aged 25 years
Single Malt Fine Scotch Whisky
2005-2010's
700ml 43%

グラス:木村硝子テイスティンググラス
場所:個人宅持ち寄り会に持参
時期:開封直後
評価:★★★★★★(6)

香り:しっとりとした粥のような甘さを感じる麦芽香、蜂蜜やオレンジママレード、アーモンドクリーム、ほのかにきび糖を思わせる古酒系のニュアンスも感じられる。

味:マイルドでスウィートな口当たり。ボディはミディアム程度で、甘く香ばしい麦芽風味は、薄めたメープルシロップ、おこし系の甘みやナッツの軽い香ばしさを思わせる。
徐々にドライでウッディ、蜜っぽい甘みとピリピリとした刺激を伴うスパイシーさを感じるフィニッシュ。

甘くマイルドな麦芽風味が、如何にもタムデューらしいタムデュー。加水は必要なし、ハイボールは麦系の風味がくどく、ストレートで。


ショートエイジのリリースが多いタムデューのオフィシャルラインナップから、かつて数年間リリースされていたミドルエイジ以上のボトル。
当時はウイスキーが全般的に低価格で、ボトラーズも1960〜70年代が1万円台でバンバン出ていた頃。。。そのため、このボトルは同価格帯であまり注目されていなかったリリースでした。

ただ、それが2010年頃からの超円高を受けて並行品の価格が七千円前後となり、しかも終売になるという情報もあってスポット的な話題に。自分も家飲み用に最適、なんて当時のブログで記事を書いた懐かしいボトルでもあります。

そこから約7年、久々にこのボトルを飲んでみると、スウィートでスパイシーな風味の主要な部分は変わらないものの、余韻にかけて感じられたオーキーな華やかさがマイルドで麦芽風味、蜜っぽい樽のニュアンスに置き換わっていたのが印象的でした。
これはこれでタムデューらしく、ロット差というより、経年での変化かもしれません。

(タムデュー蒸留所全景。精麦工場が併設された同蒸留所は、古典的な蒸留所としての景観に工場的な要素が組み合わさっているのが特徴。

っていうかタムデューらしさって何やねん、という話もあるかと思います。
オールドにしても近年リリースにしても、オフィシャルはシェリー系の樽感が主体のものが多く、これという個性がないモルトと言われることもしばしば。
ただ、この2000年ごろに流通していたタムデューのオフィシャルは、樽の系統がバランス寄りだったため、逆にそうした酒質部分の要素が分かりやすくもあります。
やはり自分にとってこの蒸留所は、麦の甘みなんだなと再認識しました。