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GLENFARCLAS
CASK STRENGTH
Distilled 1978
Bottled 1998
For Karstadt Müllerstraße 20 Jahre
Bottle No,60/96
700ml 58.1%

グラス:木村硝子テイスティンググラス
場所:BAR飲み(Y's Land IAN)
時期:開封後1ヶ月程度
暫定評価:★★★★★★(6)

香り:ハイトーンで強いアタック、黒砂糖やチョコブラウニーを思わせる甘い香り、ほのかに古酒感も伴う。スワリングでドライプルーン、アーモンドを思わせるニュアンスも。

味:しっかりとパワーのある口当たりで、香り同様に刺激も強い。ほのかの青みがかった甘みのある樽感、薄めた黒蜜やドライプルーン。
余韻はハイトーンでドライ、ヒリヒリとするアルコール感。淡いウッディネスを伴うビターなフィニッシュ。

強いアタックで奥行きを感じ取りにくいが、加水すると蜜っぽい甘味が開き、ふくよかな香味に変化する。適量の加水がオススメ。


ドイツのデパート、カールシュタット(Karstadt)が、その地域での開業20周年を記念して発売したと思われる、プライベートボトルのグレンファークラス・カスクストレングス。
なんでそんなボトルが極東の島国にあるのか、酒の縁を感じるところですが、これも該当するウイスキーを長きにわたって収集してきたBARだからこその出会いと言えるのかもしれません。

ドイツ向けのファークラスは過去良いリリースがいくつもあり、このボトルも来るか!?と身構えましたが、今回のリリースは荒削りというか、割と近年寄りのスタイル。
淡くオールド系の香味が漂うものの、例えば樽がリフィルホグスなのかシェリー感が全体的に少し薄めで、そこにハイプルーフなファークラスらしいハイトーンでアタックに強い酒質を感じます。

この手のウイスキーは少量加水すると真価を発揮することが多く、今回ボトルもその部類。加水していくことで好ましい変化が感じられ、バランスが取れてきました。
こういう酒質だからこそ、30年以上の熟成にも耐えうるし、濃厚なシェリー感と43〜46%の加水の中でバランスが取れて来るんですね。
近年、短期間での仕上げを目指してか、クラフトを中心に柔らかくてスムーズな、綺麗なニューポットを作るスタイルが増えてきた気がしますが、こういうモルトを飲むと熟成期間と酒質と樽とのバランスを考えさせられます。


BAR IAN WLN2018先行試飲会、いよいよ本命プライムモルト3連発と見せかけて、更新し損ねていたファークラスです。
飲むタイミングが難しいですが、どちらかと言えば締めの方ですかね。
ただ当日は更新の順番で飲んでいたわけではないですが、まさに締めの方で飲んだところ、度数とアタックも合わせて結構舌にきました(笑)。