カテゴリ:
SPRINGBANK
Founder's Reserve Black
Aged 16 years
700ml 46%

グラス:木村硝子テイスティンググラス
場所:自宅
時期:不明
評価:★★★★★★(6)

香り:ドライアプリコットやチェリーの果実味を伴う品のいいシェリー香。時間経過で乾いたような麦芽香、スモーキーさも微かに感じられる。

味:軽やかなスパイスを伴う口当たり。蜜っぽい甘さ、アプリコットジャム、フルーティーで品のいいウッディネス、徐々に微かな内陸系のピートフレーバーが広がる。
余韻は淡いスモーキーさ、乾いた麦芽、染み込むようなタンニンを伴い長く続く。

ややドライ気味だが、シェリー感と原酒由来の香味のバランスに品の良さを感じる1本。あまりピートは強くない。余韻にかけての広がりにらしさを感じる部分がある。ストレートで。


ロッホデール社のファウンダーズリザーブ4部作、2008年、その3番目にリリースされたのが今回のブラックファウンダーズです。
原酒はシェリー樽とバーボン樽のバッティング。系統としてはアメリカンホワイトオークのリフィルホグスヘッド樽あたりを思わせる、淡いシェリー感とオークフレーバーが酒質と合わさって、好ましいフルーティーさが余韻にかけて麦感と混ざり合って長く残る。
4作の中で一番わかりやすく美味しいボトルではないかと感じます。

実際、周囲の評価でもバンクらしい味わいはともかく、このブラックファウンダーズを推す人は多いですね。
樽由来のウッディネスは適度に整って、加水の妙を感じる仕上がりである一方、しいて言えば、このフルーティーさ、蜜っぽい甘みがもう一つ強ければ。。。というところでしょうか。
ロッホデール社のファウンダーズシリーズは、使っている原酒の種類がオフィシャルに比べて少ないためか、加水調整で良くなってる部分と効き過ぎている部分とが混在して感じられる傾向があるのもポイントです。
例えば赤ラベルとか、バンクらしい味わいで美味しいんですが、ちょっと水っぽさが。。。

というわけで、今更ながらファウンダーズリザーブ4部作紹介。今回のブラックでラストです。(ボトルを提供頂いたマッスルKさん、感謝です!)
60年代、黄金時代のバンクの再現を掲げたコンセプトには少なからずワクワクしましたし、正直あまり美味しい時代だったと思えない密造時代とか再現(?)されるより、その気になれば比較も出来て、それでいて普通に美味しさもあるボトルは面白みも実用性も充分。
今の時代おいそれと出来ないでしょうが、こういうチャレンジは今後もあってほしいです。