カテゴリ:
GLENDRONACH
Aged 19 yeras
Distilled 1995
Bottled 2015
Cask type Oloroso Sherry Butt #2380
Specially selected share cask for The Netherlands and Japan
700ml 55.1%

【ブラインドテイスティング】
区分:シングルモルト
地域:ハイランド、スペイサイド寄り
蒸留所:グレンファークラスかグレンドロナック
蒸留年:1990年代前半
熟成年:20年程度
樽:オロロソシェリー
度数:48〜50%程度
暫定評価:★★★★★★(6)

香り:黒蜜のような甘さに、ドライクランベリーに通じる酸味も伴う濃厚なアロマ。奥にはカカオチョコ、木材が焦げたような香りもある。時間経過で古酒系の甘み、落ち着きも顔を出す。

味:濃厚な口当たり、香り同様にパワフルで甘酸っぱくコクがあり、ドライベリーやレーズンに、キャラメリゼしたアーモンド、焦げたトーストのようなほろ苦さ。余韻はドライでウッディー。スパイシーな刺激からヒリヒリとハイトーン。タンニンが口内に染み込む一方で甘みもたゆたう。

近年のシーズニングカスクで濃厚な樽感だが、単にウッディなだけでなく嫌味は少なく果実味があり、時間経過で化ける予感がする。4〜5年くらい、比較的長い期間シーズニングした樽を使っているのだろうか。
酒質はコクがあって素直なタイプ、アタックはヒリヒリと強く、ピートもそれほど感じないハイランド系。少量加水でぐっと飲みやすく、バランスが良くなる。


日本とオランダ、両国の正規代理店が共同で購入してボトリングしたグレンドロナックのシェアカスク。流石、いい樽というか評価されそうな樽選んでますね。
濃厚でこってりとした香味がいかにもという味わいで、グレンドロナックとわかって飲むならばなおさら"らしい"と感じる1本です。

ブラインドで飲んだ印象としても、シェリー感を支える酒質の系統から筆頭は近年のグレンドロナック。後は最近リリースの多いグレンファークラスや、モートラックあたりもこの系統では選択肢になりえます。
シェリー樽熟成でシングルカスクを出すなら、単に濃い樽感だけでなくしっかりとした酒質がベースに必要。時間や加水での変化に、そのバランスの重要性を感じさせてくれるサンプルでもありました。
グレンドロナックは1996年の休止の際の蒸留方法などを大きく見直しているわけですが、2002年以降のボトルが同じような樽で仕上がった時、どういう系統となっているか、興味は尽きません。


今回のブラインドは愛知のウイスキー仲間Sさんからの出題。回答にあたっては個別にメッセージを送るのではなく、FBのタイムラインにそのまま投稿する「公開処刑」で解答発表まで実施しましたので、正解発表含め既にご覧になられた方もいらっしゃるかと思います。

回答はご覧の通り、度数を少し外したのが、なぜかその時はそこまでアルコールを感じず50%くらいかなーとしてしまいましたが、その他はあまり誤差のない所に落とせたと思います。(蒸留所が2択なのはちょっと保身も兼ねてで(笑))


ちなみに出題されたもう片方は、バランタイン30年の1980年代流通。
こっちは香味からして独特なので、バランタインのオールドであることはすぐにアタリがつきましたが、熟成感と経年変化の補正を見誤り、17年モノの1960年代流通赤白ラベルで回答。
どちらのサンプルも後一歩、もうちょっと潜りきれれば底が見えたであろう回答で、達成感よりも悔しさのほうが残る結果。。。
最近こういうニアピンが増えてきていて、いい傾向なのか、ここから精度を上げるのにどれだけ時間がかかるのか。
ウイスキーの旅はまだまだ終わりそうにありません。