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SECRET ISLAY
Distilleries Collection
Islay Scotch Malt Whisky
Aged 9 Years
Distilled 2006
Bottled 2016
700ml 55.5%

グラス:SK2
量:30ml程度
場所:自宅セミナールーム&BAR飲み 
時期:開封後1ヶ月程度
暫定評価:★★★★★(5)

香り:スモーキーでピーティー。酸味があり、若くニューポッティーなアロマ。食パンを思わせる酵母系のアロマ、強めに加水すると甘い麦系のアロマが主体的になり、乳酸感と合わせてドライフルーツのような酸味も感じられる。

味:ツンとした鋭さと、舌の上に甘いコクもある口当たり。レモングラス、ヨード、ニューポッティーでピーティー、荒い要素も感じる。
鼻抜けは焦げたようなピート、土っぽさ。フィニッシュはスパイシーで刺激的。 加水するとコク、粘性のある口当たりが主体的に。


ビンテージモルトウイスキー社がリリースする、お得意のどこの蒸留所かわからないアイラ島のシングルモルト。
同社といえば、アイリークにフィンラガン、そしてアイラストームなど数々の出所不明銘柄をリリースしており、共通した特徴といえば「若い」ということ。。。ではなく、しっかりとピーティーな味わいであること。
今回のボトルも例に漏れずピーティーで、カリラか、ラガヴーリンか、はたまたラフロイグか・・・というところですが、やはりその若さ故にどの蒸留所なのか、他のリリース同様に決め手に欠ける印象もあります。

ではラベルの画像など周辺情報から特定できないかと考えるわけですが、それも無関係なモノを選んでいるという徹底ぶり。
後は飲み手がどう感じるか。自分はピーティーで若く荒さのある比較的クリアな酒質、塩気はあまり強く出ていないところから、ラガヴーリンをイメージ。しかしヨード系のアイラらしさに、オイリーで粘性のある味わいが、特にモルト2に対して1くらいの比率で加水すると強く感じられるそれに、ラフロイグという線もあるなと予想したところ。

ボトルの完成度としてはともかく、こういうボトルはBAR等で売りやすいみたいですね。
ストレートで謎かけ的に出してもコミュニケーションのキッカケになりますし、個性が強いため逆にリピートもされやすい。
先日とあるBARで飲んでいた際、女性同伴で飲んでいた男性の方の注文は「マスター、ほら、石けん!」だったり、「臭いの」と個性が際立ったモノを頼んでいました。
対して女性のほうは自分の好みに素直というか、スペイサイドの長期熟成メインの組み立てで、キャラクターが表れてるな-と感じたわけです。

さて、今日も沖縄滞在、THE SEA シリーズ。
今回はボトルのラベルがアザラシ(トド?」で、水族館っぽいので美ら海水族館の大水槽から。
美ら海水族館は初めて行きましたが、この大水槽は確かに凄いですね。併設するカフェの水槽側の席で食事しながら見ましたが、3匹のジンベエザメは見応え抜群でした。

ただ、午前中をビーチで過ごし、午後から水族館や道の駅巡り。そして夕日を見るべくホテルまで車を飛ばすというプラン、運転手には中々酷です(笑)
ご利用は計画的に、ですねw