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ARRAN PRIVATE CASK
Aged 16 Years
Distilled 2000
Bottled 2016
Cask type Sherry Hogshead #134
Exclusive Bottling for Tokyo Bar Show 2016
700ml 57.9%

グラス:木村硝子テイスティンググラス
量:ハーフショット
場所:BAR飲み
時期:開封後1週間以内
暫定評価:★★★★★★(5ー6)

香り:マシュマロのような甘さを感じる香り立ち、干し藁、ツンとした乾いた木のアロマ、アジアンスパイス。バニラクッキーから徐々にドライパイナップルを思わせる華やかなフルーティーさ、若干のケミカル香。

味:ねっとりとした甘さを感じる口当たりから、乾いた麦芽、木材のエッジ、ソルティークラッカー。中間から後半はスパイシーでオーキーなフルーティーさ、余韻はドライで木材のエグミ、トーン高く、淡い乳酸系の酸味を感じる。


今年のバーショーでリリースされた限定ボトルのうちの一つ。
イベントそのものは6月でしたが、ボトルの発送は少し時間がかかったみたいですね。以前記事を書いたようにイベントそのものは招待券で参加させてもらいましたが、当日試飲しなかったので、これら限定ボトルの出来栄えが気になっていました。

アランのシェリーホグスヘッド系は、これまでのリリースからアタリなボトルが多い印象があります。
同じバーショー(Whisky Live)向けだと一昨年リリースのボトルもシェリーホグスヘッドで、嫌味の少ないシェリー感にフルーティーな香味もあって中々美味しかったです。
ただ、その後流通したエクスチェンジ向けや、ベイジャフロー向けなどもさらに良かったため、愛好家の間ではちょっと冷遇されてしまった感もありますが。

そうした背景から、今回のシェリーホグスヘッド熟成もフルーティー&シェリーな仕上がりを期待していましたが・・・思いの外シェリー感が薄く、序盤は淡麗。後半にオーキーなフルーティーさが感じられるものの、全体的に乾いた木を思わせる出がらし的な仕上がりでした。
もちろん今回はほぼ口開けに近いところでしたので、これから開いてくるのかもしれませんが、酒質は素直で親しみやすいアランにしては意外と"やんちゃ"な感じですね。