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LONGMORN
Aged 41 Years
Distilled 1966
Bottled 2008
Cask type 1st Fill Sherry Butt #5061
Exclusive Bottling For JIS
700ml 43.8%

グラス:エリート
量:30ml程度
場所:持ち寄り会(@S兄さん)
時期:開封後2年程度
暫定評価:★★★★★★(6-7)

香り:黒砂糖や煮込んだダークフルーツのような淀みのある甘い香り立ち。かすかに絵の具、黒土っぽいほろ苦さ。徐々に強いウッディネス、香木のニュアンス、ビターでアイスコーヒーにあるような酸味も漂ってくる。

味:ウッディーでリッチな口当たり。まるでエスプレッソに焦がしカラメル、黒飴、湿った木材、微かにシナモン。
余韻はタンニン強くドライだが、序盤から漂う黒砂糖系の甘味とロングモーンらしいトロピカルなフルーティーさがじわりと戻ってくる。


ゴードンマクファイル、ケルティックシリーズの初期の頃のボトル。 工業規格じゃないほうのJIS向けです。
ケルティックシリーズはシェリー系のボトルが多く、かつ30年を超える熟成期間のものがほとんどであるため、基本的に色は濃いのですが、その中でもこれは"めんつゆ"的な黒さのあるロングモーンです。
こうして樽系のフレーバーが強く出たボトルは、得てして本来のポテンシャルを発揮するまでに時間がかかるものですが、開封からすでに2年ほど経過しているものの、未だに香味が開いてこないと持ち主のS兄さんが嘆いています。

飲んでみると明らかにスパニッシュオーク系のウッディーなフレーバー。最近のリリースで言うなら山崎シェリー2016系統です。
ケルティックのロングモーンは、ちょうど集中的なリリース時期と飲み始めが重なったこともあって、それなりに飲んできましたが、大体はアメリカンオークのシェリー系で、ファーストフィルの濃厚でドライなタイプであっても、合わせてトロピカルなニュアンスがしっかり備わっていました。

そう、これほど明らかにスパニッシュオークのフレーバーが満載なボトルはこの時代では珍しく、開く開かないっていう話ではなく、樽材的にこういうモノなんじゃないかなと感じてしまいます。
舌の上で転がし、飲み込んで息を抜いてみると、戻りの中に当時のロングモーンらしいフルーティーさが若干感じられるものの、やはり全体的にウッディーなエグみに、コーヒーチョコレートのような苦味と濃い甘みが残っていきます。

果たしてここから先、後半にあるフレーバーが開いてくるか・・・。
持論ですが、この手のスパニッシュシェリー系のボトルはブレンドに使うと素晴らしい効果を発揮するというイメージがあります。
同じロングモーンのシェリー感が足りないリフィル系のボトルに忍ばせたりすると、良い感じになるんじゃないかなと。 兄さん、いざとなったらそういう楽しみ方も、アリなんじゃないかなーと思う次第です。