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TORMORE
Aged 16 Years
Bottled 2013
Batch No, B1309
700ml 48%

グラス:木村硝子テイスティンググラス
量:30ml程度
場所:個人宅(持ち寄り会@漆黒先生)
時期:不明

【ブラインドテイスティング】
地域:スペイサイド
蒸留所:グレンリベット
年数:16~18年
樽:複数樽バッティング
度数:48% 
暫定評価:★★★★★★(5-6)

香り:メープルシロップを思わせる甘みをベースに乾いた干しわらやい草を思わせる植物感と軽いえぐみ、微かに梅や杏を思わせる酸味、オイリーでややクセのある香り立ち。

味:柔らかくオイリーな口当たり、香ばしい麦芽風味、アーモーンドナッツ、ウッディーなオークのエッジ。
余韻にかけては熟成感のあるフルーティーさ、ドライで若干のえぐみもある。


トーモア蒸留所が2014年初頭にリリースした、ノンチルフィルターの本格派。
かつてトーモアはサントリーによる正規品の取り扱いがありましたが、旧ボトルはいつの間にか終売になっていただけでなく、サントリーの扱いからも外れていた模様。しかし本国では今回の16年に続き14年43%もリリースされて、オフィシャルボトルはしっかり継続していました。
気になっていたボトルでしたがBARでも中々巡り会えず、どこかで飲めないかねーと思っていたところ、先日ウイスキー仲間からのブラインドテイスティングでついに機会を頂きました。

近年流通、とだけ聞いていたブラインドテイスティング。
ファーストインプレッションはスペイサイドのオフィシャルで、バッティングの加水。樽感はバランス良く効いており、ほどよい酸味を伴うアメリカンオーク系。自分は華やかフルーツ系のほうが好みですが、この手の樽の出方が好みという方も多いように思います。 

ピートはほぼ感じられず、オイリーというか古びた油っぽい。。。樽感以外の個性的な部分も感じられます。
しかしここからが難しく、頭の中を様々なスペイサイドの蒸留所が駆け抜けていきましたが、最近飲んでいないこともあって最後までトーモアという選択肢は出てきませんでした。(最後は半ば投げやりにグレンリベットを指定。)
言われてみると納得できる個性はいくつかあるので、これはやられたなぁという感じです。

悔しい結果に終わりましたが、気になっていたモルトをブラインドテイスティングで飲めたのは良い経験になりました。
こうなったら14年もトライしてみたい。国内には16年と合わせて平行品が入ってきているようですから、これもBAR等で巡り会ったらまず1杯飲んでみたいです。