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NIKKA WHISKY
PRISE
1990-1997's
45% 750ml

グラス:SK2
量:30ml程度
場所:自宅
時期:不明
暫定評価:☆☆☆☆☆☆
※外的要因があるため通常評価無し

香り:蜂蜜やナッツを思わせる甘く香ばしい香り立ち、徐々にスモーキーで土っぽい香りも感じられる。

味:まろやかだが力強い口当たり。ピリッとしたスパイス、蜂蜜の甘みと麦芽風味、奥にはビターなピートフレーバー。時間とともに口当たりの甘みが強く感じられる。余韻は口の中に染み込むようなピートフレーバーと麦芽風味、まるで長期熟成スコッチのよう。


1990年、当時ニッカウイスキーのハイエンド的なブレンデッドだった鶴、それをさらに上回る最上級品として作られたのがプライズです。
ニッカウイスキーWEBページのニッカの語らいでは、当時ウェブマスターがニッカのプライズについて紹介したコメントが以下の通り残されています。

「プライズ」は1990年10月に発売(1997年4月終売)され、モルト原酒は余市と仙台の21年ものを中心に、グレーン(少量)も同じく21年ものを中心にブレンドしたモルトベースタイプの商品でした。また、ボトルも職人が一本々々手で磨き上げたクリスタル製で、当時ニッカとして最高峰(3万円、45%、750ml)のブレンデッドウイスキーでございました。

当時宮城峡の21年ものというと、1969年蒸留開始の同蒸留所の最長熟成モルト原酒にあたります。
2種類以上の蒸留所原酒を掛け合わせ、さらに本格的なグレーンを用いるのが竹鶴政孝のウイスキーづくりにおける理想だったわけですが、まさにその理想を最大限追求したウイスキーだったと言って良いでしょう。

その味はさぞニッカの個性的な香味が強く出ていると思いきや、確かにそれらしい部分はあるものの、それ以上に長熟スコッチを思わせる香味なのは意外でした。
45%と少し強めの度数らしくパンチがあり、上述の説明文の通りモルティーで気合の入ったブレンデッドです。当時飲まれることが多かったであろうロックや水割りで飲むことを考えれば、マイルドで飲みやすい高級ブレンデッドだったと言えそうです。

ネット上の情報では、この年はイギリスの新聞がニッカの製品に関する脅威(品質の評価)を報じたとかで、それだけメーカー側も気合が入った造りをしたようです。
クリスタルデキャンタボトルに長期熟成原酒、値段はバブルが弾けた1990年にあっても3万円。時同じくして発売された響やプレステージと比較しても強気の設定であったことが伺えます。


このボトルは、宮城のウイスキー仲間Sさんから先に公開したブラインドサンプル2種類とともに頂いた本命の1本。Sさんいつもありがとうございます。
開封時に落ちてしまったコルクケアのためフィルタに通されているようで、評価はせず参考掲載に止めています。
フィルターの効果か香り立ちが弱かった気がしますが、美味いブレンドであることはアタリをつけることが出来ました。