カテゴリ:
ARDBEG 
A.D.Rattray 
Aged 20 Years 
Distilled 1993 
Bottled 2014 
Cask type Sherry Hogshead #1732 
700ml 57.1% 

グラス:サントリーテイスティング
量:ハーフショット
場所:BAR飲み(Y's Land IAN)
時期:開封直後
暫定評価:★★★★★★★(7)

香り:穏やかな酸味と麦芽やピートの香ばしさ。スモーキーでヨードをしっかり感じる香り立ち。ナッツやアーシーなニュアンスもある。
徐々に果実味も充実してきて、グレープフルーツ、レモンピール、柑橘系の香味が爽やかさに繋がっている。 
加水すると塩っぽい印象が強く、また柑橘系のニュアンスも全面に出てくる。

味:リッチで粘性がある口当たりから広がるピーティーで磯っぽい塩気とヨード、香ばしい麦芽、塩水のコクのあるフレーバー。 香りではスモーキーさを、口当たりは焦げたピートを感じる。
余韻は長くピーティーでドライ、柑橘系のニュアンス。バニラの甘さやスモーキーさが鼻に抜ける。
加水の伸びもよく、バランスが良い。


ちょっと付き合ってほしいボトルがあるんだけど。
マスターがニヤりと悪い笑顔で提案してきたので、中身も聞かずに二つ返事で承諾しました。
聞けば某所に在庫がたっぷりあって、それがそこそこ良い値段なので掃けていなかったと。ただ蒸留所やスペックは間違いないので買ってみたらこいつは良いぞと、追加注文もかけたのだそうです。 

お値段税込4万円。私の財力では即買いするのは難しいですが、確かにオフィシャルから出る可能性が低いであろう20年モノ。シングルカスクで度数も高く、ボウモアやラフロイグ等で1993=グッドビンテージという印象もあります。 (自分は1993ビンテージだから良いとは考えてませんが、印象というかそういうイメージを持たれている方も居るようで。)
アードベッグの20年オーバーはOMCやMOM等いくつかリリースされてますが、総合的に見てこのスペックはありっちゃありなのかなと。


飲んでみると、これがすこぶる良いのです。
シングルカスクらしくオフィシャルバッティングではボケてしまいがちなフレーバーの輪郭がはっきりしていて、強いヨードに樽由来と思しき果実味もしっかりある。香りではちょっとラフロイグっぽくも感じましたが、酸味のあるモルティーさにらしさも感じます。
酒質の荒い部分は20年の熟成で整えられながら、力強さは失われていない。実に旨いアードベッグです。
こういうボトルを飲むと、オフィシャルとは異なり「1樽の個性」を感じる、ボトラーズリリースならではの面白さを感じることができますね。

今回は口開けでのテイスティングで、時間とともにどんどん香味が開いてくる印象がありました。2-3ヶ月後くらいにまたテイスティングしてみたいと思うと共に、10年以上瓶熟させたらアツいだろうな〜と感じる、久々にヒットなアイラモルトでした。