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INCHGOWER 
BERRY BROS. & RUDO 
Aged 29 years 
Distilled 1982 
Bottled 2011 
Cask no. 6967 
700ml 54.5% 
暫定評価:★★★★★★(6) 

香り:穏やかな香り立ち、乾いた植物を思わせる柔らかいピートフレーバー。熟したオレンジ、アプリコットのフルーティーさ、クリーミーなアロマ。

味:クリーミーな口当たり、麦芽風味、ママレードジャム、ホットケーキのようにふっくらと甘い。そこから内陸系の癖のないピートフレーバー、土っぽいニュアンスを伴うピーティーな余韻へ。
香り同様の構成で安心して楽しめる。

TWDにてリーダーのTさんが荒ぶる自分の心を鎮めるために持ってきてくださったモノ(笑)
これまでオフィシャルオールドからボトラーズまでいくつか飲んできて、インチガワーは個性的なモルトが多い印象。特にシェリー系の原酒が良くも悪くもイメージとして残っている反面、プレーンオーク、バーボン樽で熟成されたボトルの印象はあまりなく、このボトルはホグスヘッド系のプレーンな香味に、酒質由来と思しき個性的な風味が面白い。楽しみながら飲ませていただきました。

一言で非常にクリーミーな味わい。このクリーミーさは近年のソーピーさが抜けたエドラダワーとも共通する白っぽいクリーミーさです。オレンジとホットケーキを思わせる麦芽風味、そこに内陸系の癖のないピートフレーバーが心地よい。
インチガワーは上述の通り癖の強い蒸留所という認識が強く、あまり手は出していなかったのですがこういうボトルがあるなら、いくつか飲んでみたいですね。


余談:前回のTWDは持ち寄り会反省会も兼ねていたので、ひとしきり議論した後はご飯タイムでした。
ウイスキー仲間の間で定評のあるクリリン餃子を焼きまくって、シメはホルモン焼きそばというおおよそウイスキー会とはかけ離れたメニューを提供。
でも久しぶりに大量の餃子を作って楽しかったですw