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MIYAGIKYO
NIKKA SINGLE CASK
Distilled 2002 Des
Bottled 2012 Nov 
(Aged 9 years)
Cask No, 102949
700ml 62%
評価:★★★★★★★(7)

香り:白葡萄ジュースのような甘く華やかな香り立ちに、新樽系の柔らかいチャーオーク香。クッキー、カステラ、蒸かしたサツマイモ、微かにセメダイン系のツンとした要素があるが、少量加水すると白桃のようなフルーティーさが開いてくる。

味:ハイプルーフらしく力強いが舌触りは滑らか、マスカットキャンディと樽香が口の中に広がる。
余韻にかけてはドライフルーツや白桃の缶詰を思わせる甘くフルーティーな戻り。トーンの高い甘さで口の中でべたつく印象はなく、淡いウッディネスを感じた後はあっさり消えていく。
加水するとより滑らかな口当たりに、リンゴのコンポート、バニラ、麦芽風味など中間部分にフレーバーの広がりがある。


先日の持ち寄り会でウイスキー仲間のマッスルKさんから頂いた(強奪した)もの。
自分の脳内では「くりりんさん飲みましたか? え、飲めてないなら持ち帰って飲んでくれて良いですよ」という事になっていますが、実態はいささか強引であった可能性も否定できません(笑)。

今から3年前のボトルですが、若い宮城峡だけに完全にノーマーク。 
荒さの残る部分はあるものの、嫌味の少ない短熟と言いますか。じっくり飲めば飲むほど自分好みの味わいがある、なんていうかスルメなモルトです。
最初は★6評価でしたが、飲むほどに評価が上がっていってしまいました(汗)。

香味全体に感じられる、淡いチャーオークフレーバーが実にジャパニーズ的で、全体を引き締めているようなアクセントを与えています。
余市の新樽ほど毒々しい新樽感はなく、あくまでアクセントレベル。そこに瑞々しい甘さと奥行きがあり、加水で延びるのも好印象。この原酒で20年、25年熟成させたらそりゃ美味しくなりますよ。瓶熟させても化けそうな印象すらあります。
樽感が抑え目であるのもあって、宮城峡の良いところがわかりやすい、ナイスなボトルでした。

追記:このボトルは公式にはリフィルバットとされていますが、調べてみたところバット(500リットル)サイズの新樽の2回目だそうです。
最初は、え、これリフィルシェリーバットなの?と驚きましたが、新樽2回目なら樽香の穏やかさも納得の味わいです。