カテゴリ:
TOMATIN 
Gordon & Macphail 
Aged 22 years 
Distilled 1989 
Bottled 2011 
Cask type Refill American hogsheads 
700ml 43%  

【ブラインドテイスティング】
地域:スペイサイド(グレンキース)
熟成年数:40年
樽:リフィルバーボンホグスヘッド
度数:43%前後
評価:★★★★★★(6)

香り:穏やかな香り立ち、林檎系や洋梨、白い花などの華やかなオーク香。徐々に麦感、バニラの甘さ、奥には土っぽい香りとスペアミントを思わせる爽やかさが感じられる。香りは序盤の樽香以降は平坦なイメージだが、バランスよくまとまっている。

味:口当たりも香り同様に穏やかで、序盤は甘さ中心、中間の主張は強くない。
蜂蜜の甘さからフルーティーなオーク香。ドライパイナップル、林檎、桃、フルーツ感は後半にかけて紅茶を思わせる渋みもある。余韻はジンジャー、スパイシー。麦芽風味とフルーツの皮のほろ苦さを伴いあっさりしている。


TWDでのテイスティング。このお題はリーダーのTさんから。
ここ最近ブラインドはそこまでやらかして無かったのですが、これは完全にミスリードして大外し。早々に長熟度数落ちのDTロナックやHB系をイメージして、後は全部そっちに引っ張られた印象です。まぁ冷静に考えて度数落ちだったらもっとオーキーだしドライだし、余韻もこんなにあっさりしてないよと。
以前にもカヴァランのテイスティングで加水による整地された滑らかさを長熟によるものと勘違いしかけたこともあり、フルーティーで加水なウイスキーという条件は、自分が誤認しやすい要素のようです。今後の課題として意識して飲んでいきたいです。

と、自分の反省はさておき今回のボトルに話を戻すと、43%加水の影響もあって香りはそこまで強くなく、ボディはやや細め。しかし甘さと複雑さは標準またはそれ以上で、じっくり腰をすえて飲めるであろうボトルだと感じられます。
まさに繊細で華やかなモルトという構成でした。


GMCCというと最近はコスパ方面での評価が多いシリーズ。そのためオレンジラベル以前の旧ボトルならともかく、現行品にあまり食指をそそられないのですが・・・これは綺麗にまとまっているスペイサイド的な味わいで、後半にかけて開いていくオーク系のフルーティーさやスパイシーな余韻が心地よい。
先日はカスクストレングスでがっかりさせられたばかりでしたので、 その分驚かされました。
そういえ1990前後のトマーティンがボトラーズを中心にリリースされており、これらも中々良いと聞いています。Tさんのコメントでは、味の傾向は近いものがあるとのこと、他のリリースも期待できそうです。

GMの相場を考えれば、リリースされた2011年当時はさぞかしお手頃なお値段だったろうと思います。
しかし調べてみるとGM値上げの影響で、無慈悲にもそれなりなお値段と なっていました。
昔の値段で売ってるところ、ないのかなぁ・・・。