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先日モダンモルトウイスキーマーケットに合わせて開催された、 ウイスキーライブパーティー。
その開催を記念してボトリングされたスプリングバンクです。
個人的に今のスプリングバンクは長熟でこそ光ると思っているので、今回のリリースは微妙なビンテージやなあと言う先入観があったのですが、見事に吹き飛ばしてくれました。

SPRINGBANK
WHISKY LIVE TOKYO 2015
Aged 19 Years
Distilled 1995
Bottled 2015
Cask Refill Sherry
55.9% 700ml

暫定評価:★★★★★★★(6ー7)

香り: ねっとりと濃い熟成感のあるアロマは果実感の奥からスモーキーさ が広がる。
ドライアプリコット、ママレードジャム、メープルシロップ。 挽き立ての小麦粉の粉っぽさと香ばしさにピートスモーク。

味: 蜂蜜やママレードジャムを思わせる粘性のある甘酸っぱさと麦芽の 香ばしさ。
中間はコクのある舌触りが続き鼻抜けは華やか、 フィニッシュは序盤のフルーティーさが舌をコーティングし、 香り同様にピート、ほろ苦さが感じられる長い余韻。

正直近年リリースのスプリングバンクの中ではかなり高評価です(25年など飲めてないものもありますが…)。★7いっても良いかなと思いました。 少量テイスティングなので暫定に止めますが。。。
それこそ評判の良かった21年も、ロット違い含めて飲ませてもらいましたが、自分としてはこちらのほうが好印象。味わい的には昔のバンクの味ではなく、基本的には近年系のバンクなのですが、樽との相性が良かったのか、かなりうまい具合にまとまっています。 
樽はリフィルシェリーということで、このコク、 旨みはどういう樽だったのか興味は尽きません

世のバンクラヴァーの皆様も、概ね評価良いようです。それでも購入見送りが多かったのは値段という大きなハードルのためか。(3万はちょっとなあ…。)

こういうリリースがスタンダードに増えて行くなら、バンク党に入党したいくらいです。