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肌着を買いにユニクロに寄ったところ、売り場レイアウトが早くも秋モノでした。
おいおい、確かに今週末が暑さのピークとはいえまだ8月だぞと。
そんな秋モノの売り場を見ていたら、今夜は久々に濃厚なシェリー系が飲みたくなりました。
気持ちが傾いたとはいえ、夜も暑い今の時期には厳しいボトルですが、野菜室にクーラーと環境を整えて飲むのであります。

SUNTORY
HAKUSHU
SHERRY CASK
Bottled in 2013
700ml 48%

評価:★★★★★★(6)

香り:濃厚で甘くビターなシェリー香、プルーンやチェリーのシロップ漬け、ほのかに焦がしたカラメル。湿った木、腐葉土、油脂を思わせる独特なクセ。硫黄感は無く、樽香主体。

味:コーヒーを思わせるほどの濃厚さ、黒蜜、レーズン、シェリー、ほのかに香木のニュアンスを伴うウッディネス。最初はとろりとした口当たりで甘口だが、口の中で徐々にタンニンの渋みが顔を出してくる。鼻抜けは香木感、熟成庫の香り。フィニッシュはドライでビター、ウッディーで長い余韻。

まさに濃厚スパニッシュオークというか、近年系シェリーの代表格。もうそれ以外言いようが無いボトル。
同じメーカーなのに、シェリーカスクの山崎と白州でこうも違うのかという独特のクセもあります。
口開けから約2年経過。当初よりかなりシェリー感がこなれ、白州シェリーの油脂っぽさというか所謂"クレヨン香"がマイルドになって美味しくなった気がします。
ニコ生で水曜どうでしょうサイコロの旅を見ながら、なんか2杯3杯とだらだら飲み続けてしまいました。

爽やかさとスモーキーさが売りの白州で、それらを全て塗りつぶしてしまうシェリー、どシェリーをリリースする必要はあるのかと思う気持ちが無いわけじゃないんですが。この白州シェリーは単体としての完成度はさておき、ブレンドに隠し味として偲ばせると良い仕事をしてくれる原酒です。響あたりにしっかり使われてるんだろうなーと感じます。
リリース量だけでなく、ジャパニーズウイスキーブームもあっていまや希少なボトルになってしまいましたが、機会がありましたらそういう楽しみ方もしてみてください。

ちなみに飲み方はストレート一択で。少量加水ならまだしも、ロック、ハイボールはちと苦しいですね。濃厚シェリーは葉巻に合わせるのも一案ですが、この子はウッディーさが強く、ヤワなシガーじゃ太刀打ちできない感じ。
ストレートで飲むか、ブレンドに忍ばせるか・・・いずれにせよ残り残量は60~70ml、これは今年の秋で昇天かな。