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6月20日は竹鶴政孝の誕生日でした。すっかり忘れていました。
まぁそんなこと気にするくらいなら、父の日ギフトのひとつでも贈ったほうが良いんでしょうけど。忘れていた結果、記事を更新しないどころか、翌日はライバル会社のサントリー製品をだらだらと語る有り様。これはいちニッカファンとして少々お粗末(笑)。
1日どころか2日遅れてしまいましたが、今から氏の日本のウイスキー文化における多大な功績に、改めて感謝をいたします。

さて、そのニッカからほんのちょっとだけ明るい知らせがあったのが、先週月曜日。
休業していた宮城峡蒸留所の有料試飲コーナーが7月1日から復活するそうです。

2015年6月の蒸留所だより(宮城峡)
http://www.nikka.com/distilleries/tayori/2015.html

そういえばこの前行ったとき、休業中というのにカウンターに色々モノが置いてあったもんなぁ。
工場見学で飲ませてくれるニッカの無料試飲は、大手3社の中では一番充実していますが、やはり有料試飲もあったほうがうれしい。ニッカさんわかってるじゃないの。新しいカウンターはどんなラインナップになるのか楽しみです。
今日の1本は、その宮城峡蒸留所から。
1年ほど前に終売となってしまった、蒸留所限定品のシングルカスク。

NIKKA
MIYAGIKYO
SINGLE CASK MALT WHISKY
15 years old
60% 500ml
Cask no,54116

評価:★★★★★★(6)

薫り:ドライでハイプルーフらしくツンとしたアルコール感を感じる香り立ち。乾いたオーク香、ブラウンシュガー、ほのかに梅の酸味。加水するとアルコール感が和らぎ蜂蜜の甘さと麦芽香、微かに紙っぽさ。

味:パワフルでスパイシーな口当たり。粘性があるオーク由来のフルーティーさは、シロップ漬けの黄桃やリンゴのカラメル煮を連想させる。微かにシナモンの香味、またバニラを思わせる甘みもある。フィニッシュはエッジが鋭く、ドライでオーキーなウッディネス、ハーブを思わせる爽やかな香味が残る。
加水するとバランスは良くなるが、強みとも言える濃いオーキーさ、フレーバーが弱くなってしまい、まとまり具合は小さくなる印象。度数は高いがあえてストレートで楽しみたい。


所謂近年系トロピカル、オーク系のフレーバーが全開な1本。
2年ほど前まで宮城峡蒸留所で販売されていた、熟成年数別のシングルカスクシリーズ。
それぞれ年数毎にキャラクターが決まっていて、このシリーズを飲んでから、オフィシャルの通常ラインナップを飲むと「なるほどこの香味はこのタイプの原酒だったのか」と、深堀しやすくなる構成だったのが印象的でした。
特に15年、20年、25年は香味云々だけでなく経験値として、一飲の価値アリです。

15年シングルカスクには上述のとおり濃厚なオーク香、フルーティーさがあり、宮城峡12年や各種ブレンデットの余韻に感じるフルーティーさを紐解く上で鍵となる、まさにキーモルトだと感じます。
既に終売となり、ボトル1本購入するのは難しいかもしれませんが、終売になったのは最近ですし、まだBAR等で飲めるところもあると思います。

IMG_4174
(蒸留所帰りにちょっと寄り道。奥新川の水でシングルカスク15年を加水してみました。)