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ニッカショックでネタが続いてしまいましたが、ひたすらジャパニーズを煽り続けるのも芸がないので、ここでいったん通常運行に戻ります。
ライブドアのブログランキングを見ていると、食べ歩き(または飲み歩き)ブログは、ラーメン、肉、スイーツ、これでもかという数があり、特に上位の皆様に関しましては体張ってるなぁと、度々驚嘆する更新頻度です。
 
うーん、ホントすごいですよね。
家に帰って夜中飲んでるだけの自分にはちょっと考えられない行動力。
まぁ、傍から見れば自分もそうなんでしょうけど。こいついったいどんだけ飲んでんだとw
 
私の場合家飲みはせいぜい2ショットくらいです。1ショットで終わることも多いですね。
晩御飯は会社で済ませてきちゃってますから、つまみは食べてもクラッカーとかそれくらい。
だからこそ連投連投、鉄腕山口のごとく連投しまくっているわけで、1年60試合?いやいや300試合くらいです。
酷使しているのは肝臓!そして高濃度アルコールのアタックをモロに受ける食道!
そのかわりカロリーはほどほど、さあどっちが良いのかって、そりゃ何事も程々が一番なのはわかってるんですけどねー(笑)
 
でもこうしてガチでブログをやっているといろいろと嬉しいことも楽しいこともあります。
昨日は一つどころか結構うれしいことがありました。
たぶんきっとほかのブロガーの皆様も、同じような心で日々ネタを探して執筆されているんでしょう。
さて、今夜も飲みますよ。
 
GLENLIVET
GORDON & MACPHAIL
George & J.G.Smith's
8 years old
26 2/3FL.OZ.  100Proof
1960-1970's

 
評価:★★★★★★(6)

香り:ドライでパワフルなアタック。微かにヒネ感。ざらついた質感があり、黒砂糖、カルメ焼きの香ばしい甘さ。ウッディーなアロマも徐々に感じられるが、全体的には黒砂糖の甘みが強い。
加水するとシェリーの裏にある杏や麦芽などいくつかのフレーバーを引き出すことが出来る。

味:口当たりはリッチでスパイシー。アルコールの刺激が強くパワフルな味わい。唾液と絡むとシェリー樽由来のプルーンやレーズンの香味。黒砂糖の甘みから後半はコーヒーを思わせる渋みと酸味、トーストの香ばしさ。フィニッシュはドライでトーンの高いピリピリとしたアルコール感が感じられる。
元々若くて濃厚な味付けということもあり、加水することでバランスが整ってくる。少量からスタートし、自分にとって良いバランスの加水箇所を見つけるのも面白い。

先日某ビアフェス会場で飲んだ1杯。
GMのライオン・リベット8年ハイプルーフ、おそらく1970年代か1960年代流通と思しきもの。
なんでビアフェスでウイスキーなんだよって、そりゃビールとウイスキーは友達だから!
実はビール飲みながらウイスキーでボイラーメーカーを堪能して、最後は喫煙スペースでシガー(パルタガスEL2014)までキメてしまったわけです。
喫煙スペースのシガーは流石に浮いてましたけど(笑)。
 
帰り際には、ちょっと小瓶にこのGMリベット8年を分けていただいて(強奪して)しまったので真面目にテイスティングします。
この時代の若いどシェリーって感じで、イメージとしてはアベラワー8年の角瓶ハイプルーフに近いかな。
ハイプルーフで勢いがあって濃厚。しかしえぐみも感じないれど若干分離感があるのが、何とも若いシェリーらしくていい感じです。最近のシェリーカスクはこういう形にはならないんだよなぁ。

ゴードンマクファイル(GM)は最近こそ長熟リリースが貴重になって、あまりあーだこーだ言われなくなった気がしますが、かつて自分が飲み始めたころは他社から潤沢なシングルカスクのリリースがあったこともあって、GMの43%加水の1960年代とか、あるいは蒸留所ラベルシリーズなんて「女子供が飲むもの」なんて言うと言い過ぎですが、少々軽視されていた部分がありました。
私もGM味と言われるカラメル添加でいじったような甘さが好きになれず、ずいぶんと酷評した記憶があります。旨いは旨いんですけどね。
 
しかしこのGMの凄いところは、ボトラーズメーカーでありながら、これだけ長期間に渡り数多くのブランドをリリース、さらにシングルカスクではなくシングルモルト(ブレンデットモルト)を出し続けているということです。
こんなボトラーズ他にはありません。ボトラーの基本は少量売り切り、品質維持にコストがかかるブレンドは手を出さず、やっても同じく少量生産です。定番製品として味を変えずに長期間市場に出し続ける、よほどストックがあって品質管理ができていなければ実現しません。
最近は流石にリリースが減りましたが、今なおリリースがあるところでモートラック、そしてリンクウッド、特にリンクウッド15年は中々良いシェリー系のシングルモルトに仕上がっています。
 
我が家にも何本か転がっていますが、ハイプルーフ系は本当に久しぶり。
実に良いモノを飲ませてもらいました。
Gさん、いつもありがとう!!今度なんか渡すよ! 

Gさんはブログ繋がりでウイスキー仲間になった一人。最近は自分がみんなについていけてない感(フリーザ編以降のクリリン的な)があって申し訳ないんですが、この1杯もまたブログが生んだ「うれしい出会い」かなと。