ニッカ 竹鶴21年 〜9/1からのウイスキー値上げ速報〜
今日の記事の書き出しは、やっぱりこのネタから。サントリーが2015年4月1日から一部商品の値上げを実施した
国産洋酒、輸入洋酒、輸入ワインの価格改定についてのお知らせ(
http://www.asahibeer.co.jp/
いつかはくるだろうと思ってましたが、
ブラックニッカシリーズを据え置きしたのはサントリーと同じ戦略ですが、対象は19ブランド43品目、その値上げ比率は9~44%!
公開されている情報だけでも竹鶴21年が最高値上げ幅で15000円。元々低価格だっただけに上げ幅もでかい。
あの味でこの値段は安いと常々思っていましたが、ついに値段相応になってしまいました。
今回のプレスリリースで価格改定が明記されているジャパニーズは10ブランドのみ。
公開されている情報だけでも竹鶴21年が最高値上げ幅で1500
あの味でこの値段は安いと常々思っていましたが、
今回のプレスリリースで価格改定が明記されて
残り9ブランドに何が含まれるか…っていうか数えてみると19ブランドはブラックニッカを除くほぼ全ての通常販売ラインナップが入ることになります。当然シングルモルト余市、宮城峡が含まれる可能性は大です。たぶん2~3割は上がるんじゃないでしょうか。上がらなかったら儲け物です。
詳細及び値上がり後の価格は、各店舗に通達があるでしょうから、何かわかりましたらまたUPします。
詳細及び値上がり後の価格は、各店舗に通達があるでしょうから、
↓
(※5/19 追記)
値上げリストが手に入りましたので、以下にまとめました。
http://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1027880331.html
さて、前置きが長くなりましたので後はあっさり行きます。
今夜はそんなニッカウイスキーから値上げ確定の竹鶴21年です。
NIKKA
"甘い熟成した樽香、焦げた麦芽にドライパイナップルの華やかなアロマ。微かにスモーキー。
竹鶴21年の特徴というか良さはなんと言っても"ジャパニーズらしからぬ"フルーティーさ。そこに余市や宮城峡の長期熟成原酒を思わせる樽の香りがある。
17年も良いですが、やはり21年を飲むと完成度という点で霞んでしまいます。
"ジャパニーズらしからぬ"と囲った理由はお察し頂ければと思いますけれど、ようは旨けりゃ良いんです。
上でも書きましたが、この味で実売10000円未満を保っていたのはすごいことです。
勿論数年前は、周りのウイスキーも安かった時代で、ジャパニーズ買わずとも同じ値段で1960年代、70年代のスコッチが買えたわけです。飲み手側が盲目だったとは言いません。
しかしこうしてやっと光が当たったところで値上げが告知されると、寂しさというか、「ニッカ、お前もか。。。」とつぶやいてしまいます。
今年の夏のボーナスは、お気に入り銘柄の買いだめかな。
あ、でも市場は品薄なんでした。
これは駆け込み需要&これまでの品薄が相乗して、大変な事になりそうですね。
さて、前置きが長くなりましたので後はあっさり行きます。
今夜はそんなニッカウイスキーから値上げ確定の竹鶴21年です。
NIKKA
TAKETSURU
21 Years old
43% 700ml

"甘い熟成した樽香、焦げた麦芽にドライパイナップルの華やかなアロマ。微かにスモーキー。
口当たりはメープルシロップの甘み、黄桃やリンゴのコンポートーを思わせるフルーティさ。ウッディーで徐々にピートも感じられる。
フィニッシュはドライで華やか、長く残る。"
竹鶴21年の特徴というか良さはなんと言っても"
17年も良いですが、
"ジャパニーズらしからぬ"
上でも書きましたが、
勿論数年前は、周りのウイスキーも安かった時代で、
しかしこうしてやっと光が当たったところで値上げが告知されると、寂しさというか、「ニッカ、
今年の夏のボーナスは、お気に入り銘柄の買いだめかな。
あ、でも市場は品薄なんでした。
これは駆け込み需要&これまでの品薄が相乗して、
コメント
コメント一覧 (4)
素直に読めば、2012年11月23日以降の
スコッチ原酒のボトル以外での輸出禁止をうたってるように思います
と云う事は、事実上の桶買い禁止
竹鶴シリーズだけは継続発売なんで、味を変えないためには
お察しのとおりだと困ると思うのですが、どうなのでしょう
輸出専用のでっかいボトルがあるというオチ?
(3) On and after 23rd November 2012 a person must not move any Single Malt Scotch Whisky from Scotland to another country except in a bottle (made of any inert material) that is labelled for retail sale.
調べが満足じゃなかったんで飛ばし的な記事になりそうでまだ書いてなかったんですが、
今回の終売対象となる49品目の中に、モルト原酒ハイランド20リットル、モルト原酒ローランド20リットル、という品目があります。(一般市場向け商品では無いのでリストに入れていません。)
容量的にも桶買いしているモノの一部だと思いますが、余市、宮城峡に関連するモノではないのに終売する理由は、コメント頂いたスコッチ法の影響かなと。
これらの原酒が竹鶴に使われたかどうかは言及しませんが、もう一つ飛ばし的なネタとして「9/1を境に多くの商品がリニューアルする」という話があり、実際スーパーニッカやハイニッカなどのラベルチェンジは酒屋に通達されているようです。竹鶴の構成原酒が変わるという噂もあります。
なぜここまで思い切って余市、宮城峡を終売にしたのか。竹鶴一本化にしても折角根付いたブランドをこの時期に根底から覆す必要はなかったのではないか・・・そう考えてみると、ブームで枯渇したのは何だったのか、綺麗な線に繋がって今までとは違った景色が見えてきそうです。
ただ、この7条の3項ですが、シングルモルトウイスキーを動かしてはならない、とあるだけで、グレーンやバッテッドモルト、あるいはスコッチウイスキーならタンク輸入出来そうなんですよね。同7条ではスコッチウイスキーの分類も定義しているくらいですから、抜け道のような気がしてなりません。それこそ製造現場で少量加えればいいという話になりそうですし。
いずれにせよ9月1日以降の竹鶴がどうなるのかは、アンテナを広げて情報収集したいと思います。
そう解説されると、成程ねーと腑に落ちた気がします
>グレーンやバッテッドモルト、あるいはスコッチウイスキーならタンク輸入出来そうなんですよね
と言われて読み返してみますと、7条1項で
(a)Single Grain Scotch Whisky;
(b)Blended Malt Scotch Whisky;
(c)Blended Grain Scotch Whisky; or
(d)Blended Scotch Whisky.
はin a wooden cask or other wooden holderでの域外持ち出し禁止
とあるので、おっしゃる通り、モルト原酒でも樽から出して混ぜ物にしてしまえば
タンク輸出OKなようです
3項はSingle Malt Scotch Whiskyに限ってタンクは駄目よボトルでのみ
持ち出し可能って縛りをつける条項みたいです。
http://www.legislation.gov.uk/uksi/2009/2890/contents/made
一部引用の不十分な情報で申し訳なかったです。
いえいえ、むしろ非常に良いコメントをありがとうございます。
酒はその国その国の法律の下で作られるわけですから、その法の動きは知っていて損なしと思いますし、スコッチ法の中身を再確認するきっかけにもなりました。
しかしシングルモルトの持ち出しを不可とする意図はなんなんでしょうね。他国において自国の銘柄を出させないため?このシングルモルト保護条項の真意は気になります。
ウイスキーを持ち出すことは否定していないわけですから・・・。
まぁそれはブレンドスコッチが一大輸出産業であって、スコットランド国内だけでボトリングしているわけではない。ということから抜け穴が作られたとも考えられるわけですが。