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そういえば、最近ボトラーズ系の投稿がめっきりでした。
ざっと見返しても、現行オフィシャル、オフィシャルオールド、現行・・・えーっと最後にボトラーズを紹介したのは1週間前だ(笑)。

自分の興味というか嗜好がどこに向いているか一発でわかるブログ内容ですね。
まぁだからこそ独自色が出て、"置場らしい"情報発信に繋がっていくのだと思いますが、たまにはボトラーのリリースなんて記事化してみますか。
ということでまだ買えそうなところから1本。最近オフィシャルボトルのレベル向上がハンパないグレンカダムです。

FRIENDS of OAK
GLENCADAM
Aged 22 Years
Distilled 1991
Bottled 2013
700ml 46%

評価:★★★★★(5)

"乾いた麦芽香、最初は植物質でツンとした香りだが徐々にアロエを思わせる品の良い甘さと微かな酸味。樽香は控えめで全体的にプレーンな構成。
口当たりはドライで華やか、少々トゲトゲしさも感じる。レモングラスや麦芽、グレープフルーツ果汁を思わせる苦みと酸味、微かにピーティー。
フィニッシュは香ばしさもある麦芽風味、ほどよい苦みが爽やかに感じられる。"

エイコーンが輸入するフレンズオブオークシリーズ。
白地に水彩画チックな色使いのラベルは、バックバーにあるとイヤでも目を引きますね。
ただほとんどのラベルが中身とリンクしているわけではないので、なぜ雷鳥かは置いておくとして・・・。

グレンカダムの特徴は、なんと言ってもクリーミーな麦芽風味。
バーボン樽との相性も良く、オーク系のフルーツが乗った現行品の15年46%は完成度の高いオフィシャルボトルに仕上がっています。
そこにきて今回のフレンズオブオークですが、加水で46%ですがクリーミーというよりはフレーバーにカドがある構成。
ニュートラルというか原酒そのままの主張というか、少々やんちゃな感じです。

恐らく複数回使用後のシェリーバットやホグスヘッドの大きな樽で熟成させたのでしょう。
特に香りでは熟成感が拾いにくいため、ノージングでは22年間の熟成を感じ取ることは難しいかもしれません。
その代わり味わいは酒質の良さを感じる要素がいくつかあり、樽だし原酒だからこその面目躍如。
こういうボトルを飲んだ後でオフィシャルを飲むと、違う発見に繋がりそうです。