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タイマー設定していた記事公開、 日時を間違えていたため昨日の分から更新されていませんでした・ ・・orz。
しまったなぁ、ちゃんと確認しておけば良かった。
まぁ更新が途切れているワケでも無いんで、気を取り治して公開していきます。

ディアジオのニューリリース、ディスティラリーエディションの一つ、地味系の一角(笑)。
グレンキンチーです。


GLENKINCHIE
Distillers Edition
"AMONTILLADO CASK WOOD"
Distilled in 2000
Bottled in 2014
700ml 43%

暫定評価:★★★★★★(6)

"湿った木や酸味を感じるシェリー香、徐々に湿った香りは和らぎ、レーズンや麦芽香を伴う甘酸っぱい香り。
口当たりはスパイシーで甘い。ボディはライトからミディアムの間で、炒った麦芽の香ばしさ、ブラウンシュガー、微かな樽香。フィニッシュはドライで心地よいビターさが残る。"


先日のテイスティング会、1杯目で飲んでなかなか良い印象だったボトルです。
グレンキンチーは甘くドライな麦芽香に微かなスパイシーさがあるローランドというよりはややスペイサイドよりの特徴を感じる蒸留所。
このボトルもグレンキンチーの特徴を持ちながら、アモンティリチャード(辛口よりなシェリー)樽とのダブルマチュアードにより、適度なコクと甘酸っぱいレーズンのような香味がプラスされた、まさにオフィシャルの進化形として評価出来る内容に仕上がっています。

口開けは少々クセというか、湿った木のようなモワっとした香りがありましたが、時間経過ですぐにこなれます。
嫌み少なく、個性もあってその他のフレーバーも感じられる、こういう出来のボトルは好感が持てますね。
キンチーだけでなく、今回リリースされたダブルマチュアードシリーズは、総じて蒸留所の個性+αという点で完成度は高く、オフィシャル回帰の印象をさらに持ちました。

ただ、嫌みな味は無いけれど高まる味でもないため、コアな飲み手が飲む場合は、次への繋ぎ的な1杯になりそうです。