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オフィシャルのカリラの中では、最長熟成品となる30年。
リミテッドエディションのナチュラルカスクストレングス・シングルモルト。
カリラは安定して旨いので、このボトルも「どうせそこそこ旨いんでしょ」と思っていたのですが、それ以上の完成度でびっくりしました。 
 
CAOLILA
AGED 30 YEARS
Limited release
Distilled in 1983
Bottled in 2014
700ml 55.1%
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暫定評価:★★★★★★★★(8)
 
"柔らかいが存在感のあるスモーキーさ、消毒液、花の香り、奥から微かなカラメルの甘さも感じられる。
透明感のある口当たりからピリピリとしたスパイスと旨みが盛り上がってくる。コク、厚みのある麦感、うっすらと蜂蜜。フィニッシュはドライで微かに乾いたオークの香り、ピーティーで長い。
嫌味な点が無く、度数を感じさせない上質な味わいで完成度の高いウイスキー。"
 

今回のMHDニューリリースで飲んだ中で、一番好みだった1本です。(ブローラとポートエレンは飲めてません(汗))
長期熟成らしくスムーズですが、へたれた感じや樽負けした味は無く、それでいてカリラの個性がしっかりと主張してくる。芯が一本通ってるというか、やさしいけれども力強いというか、相反する要素を内包するこういうボトルをバッティングで作ることこそオフィシャルの真骨頂だと思います。
 
構成は、リフィル・ヨーロピアンオーク樽とリフィル・アメリカンオーク樽の原酒とのことで、露骨なオーク系のフルーツ感やえぐみ、タンニンも無く、素晴らしいバランス。
狙ったのかたまたまなのか、とにかく久々に素で旨いカリラを飲みました。
 
ロストビンテージとも言われる1980年代においてなお、その力を発揮してくれるカリラ蒸留所。
同時期産まれの自分としても、うれしい存在です。