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MHDのニューリリース、通関した商品が各店舗に展開されてBARの店頭にも並び始めましたね。
今回はオーバンのダブルマチュアードです。
実はこのオーバン、テイスティング会当日に飲んだのですが、コメントをメモしておらず。
先日、ラガとトゥサイルを飲んだ時に合わせて追試してきました。
 
OBAN
DOUBLE MATURED
Distilled 1999
Bottled 2014
43% 700ml

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暫定評価:★★★★★(5)
 
"軽いピート香、微かな酸味と麦芽に加え、天津甘栗のような香ばしいアロマ。
口当たりは薄めたカラメルソースや麦芽風味で甘苦くオイリー、ほんの少し油性絵の具のようなクセ。
後半にかけてピートが存在感を増してくる。フィニッシュはスモーキーで長く続く。"
 

ハイランドらしさのあるバランスの良い味わいです。
口開けで飲んだ時はそんなにピートを感じなかった、主張の弱いウイスキーという感じでしたが、
開いてきたのか今回はしっかりピーティーで、なるほどこれはまた上手くまとめてきたなという感じです。
熟成感も年数なりで、フレーバーの変化は単調ではありますが、甘さから苦みに繋がる展開は自分好みなので悪い印象は受けませんでした。
 
で、このオーバンはMHDの資料を見ていないのですが、樽は以前のディスティラリーエディション同様にフィノシェリー樽でしょうか。
フィノというと辛口なイメージがありますが、このボトルはそこまで影響を感じません。
BARで飲むならスタートか、あるいは口休めの1杯にオススメです。

それにしてもこのボトルは結構良いピート感だったので、★5か★6かで悩みました(笑)。