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我が家には、樽があります。

樽といっても5リットルのミニ樽ですが、 木材は北米産ホワイトオーク(チャー済み)、製造は日本の有明クーパレッジ、 と由緒正しいオーク樽です。

現在この樽でモルトウイスキーの熟成中であり、これまでのまとめも兼ねて記事にしてみようと思います。

 

この樽を買ったのは今から4年半前。2010年後半頃。

最近は後述の格安海外製ミニ樽を扱う業者が出てきましたが、当時は海外製でもそれほど安くなく、液漏れなどの報告もあったので、そこそこ良い値段しましたが上述のメーカーから買うことにしました。

とはいえモノは非常に良いですし、樽が与える香味という、テイスティングにおいて重要な経験値が一気に積み上がったので、買ってよかったという一品でもあります。

 

で、この樽は新樽のチャー済みだったため、当初はめちゃくちゃエキスがでました。

それこそ何を入れても2週間もすればバーボン味になるくらい(笑)

 

なるほどねーと思いつつ、これじゃ熟成に使えないのでホワイトリカーであく抜きしたり、熟成の浅いウイスキーを入れてみたり、バーボンを入れてみたりと、エキスを抜くこと4年ちょい。 もう立派なリフィルオークです。

実は存在を忘れていたとかそういうことがないわけでもなかったんですが、そろそろやってみようと、ガチなモノを詰めたのは昨年2014121日でした。

 

入ってる主な中身は

・秩父モルトドリーム20122年) 62% ノンピート 600ml

・ハイランドパーク19955年) 62% 2100ml

・ハイランドパーク199610年) 60% 400ml

・マッカラン19955年) 60% 1400ml

また、手元にあまっていたクライヌリッシュのカスクも少し入れました。

 


 

原酒選定に当たっては、これまで色々樽をいじった経験から、

①最低55%以上のハイプルーフであること。

②短熟で最低限荒さが取れていて、かつ樽の影響をあまり受けていない原酒であること。

 (ニューポットでは香味が落ち着くまでに過熟になる恐れがあるため。)

③ミニ樽から出るオーク材の強い影響を受け止められる、厚みのある酒質であること。

④個人的な好みから、アイラほどピートが強くなく、スモーキーさがあるハイランド系の原酒を使いたい。

⑤そして価格が手ごろであること(笑)。

 

以上5点という、かなり厳しい条件での選定でした。(特に⑤が難関w)

 

ハイランドパークの10年モノや、 秩父モルトドリームはモルト仲間からの頂き物ですが、マッカランとハイパの5年はいくつかの候補の中から主軸として選定しました。

懐に響くことになりましたが、ロマンには換えられません(笑)。

ハイランドパークとマッカランといえば、フェイマスグラウスのキーモルトですから、その相性は狙い通りでした。

 


 

昨日は樽詰めから4ヶ月が過ぎたところなので、 味見をしてみました。

小瓶に入ってるのが樽に詰める前、グラスの中身はたった今樽から出したモノ。色はほとんど変わってません。

香りは相変わらずレモングラスのような若い香りがありますが、味は粘性のある麦感からハイランド系のピーティーさ。成長が見られる味わいです。

 

熟成のメカニズムでは、夏場は気温が上がるため木材が膨張し、樽から成分が出やすくなります。

色や香味はこれから本格的についていくことでしょう。

我が家の樽は、ウイスキー保管場所となっている押し入れの中で、〇〇〇本(自主規制)のウイスキーに囲まれながら眠りについています。

一夏越えた今年の秋が楽しみです!

 

 

余談ですが、樽の購入は現在以下から可能です。

比較的安価で購入出来ることもあって、かなりユーザーが増えているようです。

 

・オーク製ミニ樽 「天使のミニ樽」 熟成サーバー/バレル・エイジング用

http://minitaru.com/

 

私が使っているのは以下のミニ樽です。

・有明産業株式会社(現在ミニ樽は製造していません。)

http://ariakesangyo.co.jp/kouri_ippan/

 

そういえばミズナラのミニ樽なんてのもあるんです。誰か使ってくれないかなぁ(笑)

・木樽倶楽部

http://www.shotengekijo.co.jp/kidaru/wine/

※実際に蒸留酒の熟成に耐えるかどうかは確認の必要があります。