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先日ウイスキーブームの考察を記事にしたところ、ニッカの取組(ハイボール缶など)についてコメントを頂きました。
時期もちょうどいいので、3月11日に発表されていた4月7日発売
となる竹鶴ハイボール缶と、 その他ラインナップについてまとめます。

※発売された3本を飲んだ記事は以下です。(4月9日追記)
http://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1023865528.html


プレスリリース:好調なウイスキーハイボール市場に向けて本格展開開始!(3月11日)
■缶入りハイボール3ブランドを新発売
『竹鶴プレミアムハイボール』『ブラックニッカ クリアハイボール』『ニッカハイボール』
■『ブラックニッカ フリージングハイボール』目標設置店数上方修正
1月からの展開が好調、年内の目標設置店数を3,000店から5,000店に上方修正
http://www.asahibeer.co.jp/news/2015/0311_2.html


(画像引用:アサヒビール 竹鶴プレミアムハイボール)

竹鶴ハイボールについては、2010年に発売した、重厚感をしっかり出した12年ハイボール缶がはしり。
これは本当によく出来ていて、熟成感も感じられる美味しい缶ハイボールでした。
しかし当時ハイボールブームと言いつつも、1缶300円弱という生ビールと同等の市場に殴り込んだのは、かなりチャレンジングな戦略だったと思います。

その後ノンビンテージの竹鶴ハイボール缶が販売され、これは華やかな傾向にブレンドを替えての販売ながら、これまた従来の缶ハイボールにはないフレーバーの出方で個人的に好みでした。
現在限定販売している竹鶴ハイボール(通称マッサンハイボール缶)は、モルティながらこれまでと違う印象もありますが、ブームで売れてるだろうし継続すればいいのにと思っていたら…このニュースw。
新発売といいつつ原酒の制限もありますし、ブレンドはあまり替えないで展開してくるのではと思います

竹鶴ハイボール缶の魅力は、モルトウイスキーのハイボールというのもさることながら、純粋なウイスキーハイボールの缶入りであることだと考えています。
これは現時点ではニッカの独自ラインナップであり、「原材料、モルト。水割りウイスキー(発泡性)」という、生ビールのように至ってシンプル。
大多数の消費者はここまで求めてないかもしれませんが、角ハイ缶をはじめ、現在販売されてるハイボール缶は、おおよそウイスキーと言えないレベルで色々混じってますので、本物・本格志向に竹鶴イズムを感じます。

そして今回はもう2種類ある新発売のうち、
竹鶴ハイボール缶と同分類の水割りウイスキー(発泡性)、ブラックニッカクリアハイボールの新発売に注目しています。
ブラックニッカクリアブレンドをウイスキー分類するのかどうか(日本の酒税法上はウイスキーですが)、という議論が無いわけじゃないんですが、既に250mlでリリースしていたモノをリニューアルし、容量も350ml仕様をラインナップ。
予想価格170-180円からも、角ハイ缶と見事にカチ合うものを投入してきました。
まるでかつてのイミテーションウイスキーと、本格ウイスキーの市場争いを見るようです。

アサヒの独自調査では、ドラマ効果もあって食事中にウイスキーを飲む方が増加しており、比率として飲み方はハイボールが約半数。
ソーダと氷の常備が不要で、手軽にウイスキーのソーダ割りが楽しめる本格缶ハイボール(あえて本格と書きます。)に、可能性があると感じているのではないでしょうか。
現に原酒の確保は国内向け製品を優先していくともあり、ニッカの戦略は国内の地固めから。家飲みだけでなく飲食店への展開もさらに力入れてきてますね。
サントリーの牙城を崩さんとする今後の展開に注目です。


参照:夕食時にウイスキー!  マッサン効果くっきり
http://news.biglobe.ne.jp/trend/0324/ovo_150324_0567733666.html

参照:『マッサン』ブームに終わらせない! ニッカウヰスキー、"強気"の背景
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1503/13/news089.html


参照「マッサン」竹鶴夫妻ゆかりの期間限定商品が大人気
http://diamond.jp/articles/-/68624