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3000円以内は、シングルモルトを選ぶには中々厳しい予算範囲です。 
確かに一部は何とかなりますが、この価格帯では個性を楽しむと言うよりも、 
ウイスキーとしての完成度が高いものを探るほうが無難です。 

ちょっと前までスコッチタイプのウイスキーでは、
竹鶴12年がこの価格帯の絶対王者として君臨していた感がありますが、 
ノンエイジ化したことで、1強とは言いがたい状況になりました。 

最近の同タイプでオススメは、バランタイン12年です。 

昨年、某空港のラウンジにあって待ち時間中に飲みました。
「お、これは中々面白いぞ」と、ビックリしたのを覚えています。

飲み口は軽い感じですが、スッと入ってフワッと香る華やかさ。アイラモルトよりもハイランド系が主体に感じる構成で、おそらくこれはミルトンダフやグレンバーギー、そしてスキャパあたりでしょうか。

この価格で、構成モルト原酒の良いキャラクターが感じられるのはポイントです。
飲み方はハイボールも良し。多少感じられるグレーン由来と思しきえぐみが冷えると緩和され、さらに飲みやすく。

現行品の同価格帯スコッチの中では頭ひとつ抜けた出来だと思います。


バランタイン12年(2015年3月現在):税込2000円前後。
(最近はグラス付きも出ています。お得感ありますね!)
http://item.rakuten.co.jp/ledled/3-ballantines12-b-gs/