週末サイクリング 成木ヒルクライムと子の権現お参りコース

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昨日は休肝日にしたので、週末のサイクリングネタでも。
近場の荒川や皇居を走ることに飽きてしまったので、最近は自転車担いでプチ遠征がメインになってます。
まぁこれやると小銭が出て行って懐が痛いのですが・・・得られる環境には変えられません。

今回は山です。前回の奥多摩周回で全く登れなくなってることが分かったので、たるんだ根性をたたき直すため、短めの峠を複数越えるコースを組んでみました。


スタート:拝島駅
第1峠:梅ヶ谷峠
第2峠:榎峠(軍畑の登り)
第3峠:成木ヒルクライム(常磐林道含む)その後小沢峠へ
第4峠:天目指峠
第5峠:子の権現神社(北ルート)
第6峠:二つ塚峠
ゴール:武蔵五日市駅

距離107km、獲得標高1880m。
消費カロリー2000~2500kcal程度。


特段の観光地も、名物も無い、山の中をただ走るコース。
約10kmの成木ヒルクライムを除けば、2~4km程度の短めな峠の繰り返し、後は名も無き登板がいくつかで構成されています。正直景観も良くないので、なんていうかマゾいですねw
個別撃破は根性出せばロード初心者でも可能でしょう。っていうか健常な方で1番、2番、6番をお手つき無しで越えられない場合は全力で体を鍛えた方が良い。獲得標高も峠好きの練習としては平均的な感じですが、今回は休憩無しのぶっ通しでこれらにチャレンジです。
全てお手つき無しで登り切りましたが、いろんな意味で精神的に削られました。


序盤の2峠は、4級峠のカテゴリーに入るかどうかの梅ヶ谷と榎峠で、これはアップがてら。その後ぐるっと回って成木ヒルクライムへ。
秩父方面に抜ける裏道のためトラックがたまに通りますが、ここは交通量も少ない良い道です。

成木ヒルクライムは序盤3%程度の緩い登りが5km続いた後、残り5kmが10%前後の急勾配というコース。インナーローでくるくる回しながら登ることはさして難しく無いですが、久々の自分には堪えました・・・。
3年前の夏に登った時のタイムは30分。後を考えて序盤ゆっくり登ったとはいえ38分という悲惨なタイムで体の鈍り具合を再認識。
途中木の枝だと思って踏んでしまった物体が蛇だったというアクシデントもありました。(驚きのあまりふくらはぎが攣りそうに(汗))


それでも成木の林道の側を流れる小川は清涼な空気を運んでくれて、登っていて気持ちが良いです。

山頂でUターンしたら下山途中で小沢峠に入り、名栗方面へ。
国道50号線を正丸方面に向かい、天目指峠にアクセス。この峠は2.8kmと短い割に急勾配が続き、山頂付近は11~12%、短いながら登り応えがありました。峠を越えてしばらく下ると現れるのが、足腰守護の御利益のある子の権現天竜寺、表参道への入り口。成木が中ボスなら、子の権現が今回のボス的存在です。

子の権現には表参道の北ルートと、裏口の南ルートの2つの入り口があり、南のほうが平均斜度は緩いもののラスト400mで20%越えの超激坂区間があってこれがローディー(坂バカ)に大人気。
北ルートは2kmほどだらだら10%区間が続いた先に、ラスト1kmで12、13、14と容赦無く上がっていく斜度・・・。これも充分キツイ、インナーロー必須です(笑)。

子の権現天龍寺は、たしか足腰に御利益があるんでしたっけね。
そりゃこんなところまでお参りに登ってきてたら、足腰強くなりますよ!
やはり世の中は等価交換、祈るだけで健康は手に入らないようです。


折角登ってきたので自転車を降りて天竜寺にお参り。妻子の健康を祈ります。
峠を下った後は299号線を飯能方面に向かいひた走るワケですが・・・一番精神的に削られたのはココでした。
片側1車線の上に路肩の状況がめちゃくちゃ悪い。小石、ひび割れ、さらには白線が凸凹タイプ。で、交通量も多い。そしてオマケに向かい風。後ろからバンバン車がくるので路肩におそるおそるエスケープし、抜かせられるほどのスペースが無いところでは前の車と同じ速度(40~50km/hくらい)で走って・・・。
うん、二度とここは走らないって思いましたね。面白くないし気持ちよくも無い。峠以上に疲れました。

飯能からは小木曽街道を通って青梅に抜けて、ラストはまたお前か、二つ塚峠。
どうってことない緩い峠が、ラストに来ると精神的にツライ。辛いさん。
お恥ずかしいながら足が攣りそうになりながら登り切りました。思った以上に体力も消耗していたようです。

13時に拝島をスタートし、ゴールに着いたのは19時。停止時間は信号等で1時間。今回は峠道メインだったので思った以上に時間がかかってしまいました。
山には登りに行くけれど、もうこのコースは走らない。
改善するとしたら、299号に出ないで子の権現の南口から降りて53号または70号に抜けた方が良いかもしれません。


余談:前日信濃屋で「64ボウモア味」「74カリラ味」として売りつけられたバームクーヘン。
走る前の炭水化物として2つ朝ご飯に食べました。わかってましたけど、お菓子の味でした(笑)

北海道 厚岸蒸留所がホームページを開設

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先日、蒸留計画または蒸留そのものが進んでいる4箇所のクラフトディスティラリーについて、その状況を記事にしました。
そのうち北海道・厚岸蒸留所の公式ホームページが昨日8月10日にオープン。
厚岸蒸留所は熟成試験も含めれば結構前から建設準備を進めていたものの、メーカー側にホームページ等が無く、状況がわかりにくい部分がありました。
開設されたWEBページは、建設中の蒸留所が詳しくまとめられています。
既にご覧になられた方も多いと思いますが、まだの皆様は通勤途中のお供にどうぞ(笑)。
厚岸蒸留所公式WEBページ
 
スタッフ4名、生産規模も少量、樽はバーボン、シェリー、ミズナラの3種類ですか。お、見学も対応してくれるんですね。流石に早々行ける場所じゃないですけれど・・・
これで2016年の蒸留開始に向けて現実味がぐっと沸いて来たなと感じます。

厚岸は熟成実験を行った上で建設場所を決めているだけでなく、現地の海産物と合わせるという明確なビジョンも持ち、アイラモルトをイメージしたピーテッドタイプに特化していくそうです。
建物すら出来てない段階でこういうのも何ですが、ピーテッドタイプに拘るのは大いにアリだと思います。
ノンピート系のモルトは若さを覆い隠す香味が無いので、若さがモロにきてしまうことも多いのですが、ピーテッドタイプなら若い方がピートもクセも強く感じるので、逆にプラスになることもあります。
現地の牡蠣など、海産物との相性も良いかもしれません。
 
ただ、小規模な蒸留所ほど良いも悪いもクセが出やすい傾向にあると感じます。
それこそがクラフトディスティラリーのウイスキーを飲む面白さっちゃそうなのかもしれませんが、厚岸の産声は果たしてどのような響きなのでしょうか。
 
厚岸蒸留所には知人が勤めるようですし、今後の動きが楽しみです。
新しい情報が手に入りましたら、記事にしていきたいと思います。

 

カティサーク25年 初期ロット(2003年リリース)

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昨日の白州シェリーテイスティングの後、 折角の休日だしもう1本いこうと、兼ねてから記事にしようと思っていたボトルを持ってきました。
クーラーの効いた部屋の中に置いておいたので、ほどよい温度になっています。 これならすぐにテイスティングしても大丈夫。夏は好きな季節ですが、 ボトルによってはこの一手間がかかるのがなぁ・・・。
秋を先取りな感じでシェリー系が続きますが、今回のボトルはまだ何とか手に入るシェリー系モルトウイスキーです。

 
CUTTY SARK 
Scots Whisky
Aged 25 Years
700ml 45.7%
2003's
評価:★★★★★★(6-7)(!)

香り:甘さと酸味を伴うシェリー香、ヒネ感、黒砂糖、ベリー、ブラックチェリー、ウッディネス。奥には微かに青っぽい植物。
最初はトゲトゲしさがあるが徐々に柔らかい麦芽風味に変わってくる。また、レーズンなどのダークフルーツのアロマも開く。今のシェリー香とは違う70年代以前の特徴を備えている。

味:コクのある甘いシェリー感。香ばしい麦芽風味、カカオチョコレートの苦味と甘さに、プルーン、ベリーを思わせる果実味とほのかな甘酸っぱさ。表面的には文句のつけようが無いオールドシェリー感だが、中間以降の広がりは少なく、荒さも少々感じる。 フィニッシュはドライで甘くほろ苦いカラメルソース、アーモンドの香ばしさ。スパイス、タンニンも少々。長く続く。


2003年のウイスキーマガジン主催"Best of The Best"、全ウイスキー部門の中で最高得点をたたき出したのが、このカティサーク25年初期ロットです。
25年以上熟成させたBB&R社秘蔵のモルトがふんだんに使われた1本。ノーマルなカティサークがライトなブレンデットなのに対し、
この25年はグレーン無しのバッテッドモルトで、 比べものにならないほどの芳醇さを持ったウイスキーに仕上がって います。
当時は60年代蒸留のリリースも珍しくなく、2000年前後にはリミテッドリリースとして長期熟成のカスクストレングスがバンバン出ていたモルトファン垂涎の時代。その中で実力か、はたまた見えない力が働いたのか、バルヴェニー1970やマッカラングランレゼルバなどの並み居る強豪※を抑えての最高得点ですから、否応なしに期待してしまいます。

カティサークのキーモルトは、グレンリベット、グレンロセス、マッカラン、ハイランドパーク、タムデューなど。
最初に飲んだ印象は「疑似オールドマッカラン」でした。
本家に比べ高まるほどではないですが、似ているフレーバーを拾う事が出来ます
約46%とオフィシャルの中では飲み応えのある度数に加え、2003年のリリースから逆算すれば原酒は1970年代蒸留確定。当然シェリー樽の質も今とは異なります。60年代、70年代のマッカランが文字通り桁違いの価格になってしまった今、このボトルの存在価値は凄いぞとテンションが上がりました。
ただ飲み進めて行くと違うキャラクターも感じられるようになってキーモルトであるロセスやリベット等のモルトをマッカランでまとめたような・・・例えるなら何種類かの餡を強引に生地で包んで仕上げた饅頭のような、繋ぎのない印象もあります。
芳醇なシェリー感の間から主張していくる違う個性。BB&Rのリベットで何度か感じたことがあるトゲトゲしさもあったりで、モルトのみだからこその難しさでしょうか。
評価の際にもその点が足を引っ張り、加点幅が落ちています。まぁこの力技感は嫌いじゃ無いですけど。
飲み方はやはりストレート、あるいは少量加水で。あまり冷やしすぎると甘さやコクが飛んでしまうので、秋口が一番美味しく飲めそう。まさにこれからが本番のボトルです。

カティサーク25年は不定期に販売されており、最近販売されたのはタム・オ・シャンター。
その前は紺色のラベルの25年。これらがどのような出来栄えかは飲んだことが無いのでわかりません。紺色のほうは持っているのでいずれ飲んでみたいと思います。
初期ロットの入手経路はオークション中心になるでしょうが(それでもあまり出品されませんが)、中華がふっかけなければ10k~15kくらいが落札ラインです。



※Best of The Best 2003の評価点上位10銘柄は以下
1位 Cutty Sark 25yo 45.7% Blended (Flight 4)
2位 Glenfiddich Rare 40yo 43.6% Speyside (Flight 6)
3位 Balblair 33yo 45.4% Other Mainland Malts (Flight 3)
4位 Balvenie Vintage Cask 1970 44.6% Speyside (Flight 6)
4位 Highland Park 18yo 43% Islands (Flight 5)
6位 The Macallan Gran Reserva 40%  Speyside (Flight 6)
7位 Sazerac Rye 18yo 45% Rye (Flight 8)
7位 Talisker 25yo 59.9% Islands (Flight 5)
9位 Hibiki 21yo 43% Japanese (Flight 1)
9位 Pappy Van Winkle Family Reserve 20yo 45.2% Bourbon (Flight 7)

参照:http://www.whisk-e.co.jp/mag/botb2.html

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