【必読】レモンハートがBAR予約チケットの販売代行を開始

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BARレモンハートが、自社で運営する酒販サイトにおいて、BAR予約チケットの販売代行を開始しています。

このサービスは、BARの経営者が掲載を申し込むと、以下酒販サイトで該当するBARの予約チケット(1枚1000円)が販売され、売り上げが指定口座に入金されるというものです。
また、購入されたチケットについては、郵送にて購入者の手元に届きます。
要するに、料金の先払いを代行する取り組みです。詳細は本記事末尾の説明文書を参照ください。

私たちBAR利用者からすれば、ここに馴染みの店が掲載されることで、感染という危険を回避したうえで、確実な支援が出来る方法であり、広く利用されればと思い紹介させていただきます。
是非、BARならびに飲食店関係者は本取り組みの活用をご検討いただければと思います。
また、我々”お客側の皆様"は、自分達からの支援が届くように、本取り組みについて行きつけのお店にご紹介いただくだけでなく。掲載された際は、例えば普段自分達が使っている金額の範囲内で、対策期間後の楽しみを定期的に購入頂ければと思います。

レモンハートWEBショップ

BAR レモンハート WEB SHOP ページ

https://barlemonhart.com/shopbrand/ct48/


【同WEBページに掲載するための必要事項】
・店舗名
・郵便番号
・住所
・電話
・営業時間
・定休日
・店舗コメント(一定額購入いただいた方への、追加サービス有無など)
・お振込み先
・店舗のロゴや写真

登録先、問い合わせ先
riku@barlemonhart.com ← コピペ後、@は半角にしてください。

※掲載にはBARレモンハートとの取引実績が求められるわけでも、クラウドファンディングのように企画審査と募集期間が必要というものでもありません。通常、申請から12時間以内に掲載されるとのことです。

※現在はカテゴリーが東京のみとなっていますが、掲載は東京に限る話ではなく、今後掲載希望があれば該当地域のカテゴリーが作成されます。

※入金される金額は、予約チケット購入者への郵送手数料、クレジットカード決済並びに指定口座への振込手数料として8%を差し引いた金額となります。


新型コロナウイルスの感染拡大にともない、政府や地方自治体から不要不急の外出の自粛に加え、バーやカラオケ、ナイトクラブを名指ししての利用自粛要請など、様々な情報発信があり、酒販業界、BAR業界にも大きな影響が出ています。
平日21時過ぎ、本来は活気溢れる新橋銀座や新宿が、まるで丑三つ時のように静まり返っている姿はさすがに衝撃的でした。

料理を主とした飲食店では、テイクアウトやデリバリーサービスを開始するなど、なんとかこの事態に対応しようと工夫しています。
しかしBARはどうでしょうか。
私の周囲のBARでも営業時間の変更、禁煙化、席の間引きや人数制限、3密への対策が行われていますが、広義的に言えば"夜遊び禁止"が叫ばれ、街から人が居なくなっている状況では、今まで通りの売り上げなど見込めるわけがありません。
お店によっては、ノーゲストの日が続いているというケースも間違いなくあるでしょう、

レストランの料理とは異なり、通常の営業形態ではBARにあるお酒を小瓶でテイクアウトするわけにはいきません。小瓶同様、お酒そのものをボトルで売ろうにも、酒販免許が必要です。多くのBARにとって、大前提は人がお店に来なければ成り立たたず、結果ここらが潮時という声も聞こえてくるほどです。


この状況だからこそ、普段お世話になっている馴染みの店に何かできないか。と我々お客サイドが考えるのは自然なことです。
無くなってしまってからでは遅いのです。最悪の事態になる前に、支援が必要です。
そのため、「飲んで応援」としてお店に行かれている方もいるようです。
しかしコロナウイルスでは、”無症状の感染者”という事例が明らかとなり、実は自分たちも感染しているかもしれないこと。そしてお店に行くことで万が一でも感染を広げてしまった場合・・・その際に起こる影響、被害がどうなるかも考える必要があります。
単に自分が苦しむだけではないのです。それは、既に感染が発生してしまったライブハウス等の前例を見れば明らかです。

日本における感染者は日に日に増え、いつ緊急事態宣言が出てもおかしくない状況です。(4月6日追記:緊急事態宣言が出ることが確定し、その内容も明らかとなりました。)
1ヶ月前とは、もはやステージが変わってしまいました。
感染し、そして発症してしまえば、そこからさらに被害が拡大するだけでなく、事態収束もまたその分遅れてしまうことになります。
一刻も早くこのウイルスの感染拡大を収束させるためには、一人一人が当事者意識を持ち、自分の置かれている立場の中で、最大限の予防策を講じていくことだと思います。

そうすると、「落ち着いたら飲みに行くから、料金先払いしておく」という仕組みは実に理にかなっています。
個人的にもこの方法が出来ればと考えていたのですが、先払いを受け付ける場所として、BARレモンハートが手を挙げてくださっていました。(個別に先払いを受け付けようとすると、税務署への相談、周知と情報管理、チケット発送等多くの手間がかかります。)

漫画レモンハートの著者であり、この取り組みの発起人である古谷三敏氏は、漫画の執筆を通じ多くのBARに支えられてきたからこそ、業界のために何か出来ればと考えられたのだそうです。
私個人も、この記事をきっかけとして、少しでもBARの登録やチケットの購入者が増えてくれればと。また、通常の酒販店でも、こうした先払いチケットの扱いが行われたら良いなとも思います。
そして購入しておいたチケットで、事態が落ち着いた際に、いつもの場所で旨い酒を飲めたらと。。。


一方、一連の問題の中で、我々ユーザーサイドが無傷と言うわけではありません、厳しい立場に置かれている方々もいらっしゃると思います。
政府は、収入が減少した事業者や家庭に対する補償制度の拡充を急いでおり、一部は既に開始されています。厚労省の雇用調整助成金の特例措置拡大や、政策投資銀行の融資もかなり枠を広げています。また、東京都や他の自治体も独自の支援策を開始すると宣言しています。今後補正予算が成立すれば、更なる追加の政策が実行されることでしょう。お肉券やマスク2枚なんて、その中のほんの一部でしかありません。
我々は与えられるのを待つのではなく、まずは情報収集し、この状況を打開しようと動く必要があります。
(この状況における個人事業者の対応策や考え方、政府の支援策の情報を、ブロガーの子供銀行券さんが記事にまとめられています。冒頭手厳しい表現から始まりますが、内容は大変参考になるものです。合わせて参照ください。記事はこちら。)

日本は世界で最も多くの酒類を楽しめる国であると言えます。
そして共に歩む形で進化し、根付いた日本のBAR文化は世界に誇れるものです。
その文化の火が、このままでは消えてしまう恐れもあります。
例えばプロスポーツ。既に多くの競技がコロナウイルスの影響で開催を延期、または中止しています。
当たり前だと思っていたことが無くなって、初めてわかる喪失感。今、我々の生活から少しずつ、しかし確実に余裕と彩が無くなってきています。
BARをはじめとした飲食店についてもそうです。

情けは人の為ならず、巡り巡って己がため。
我々一人一人が、今のため、将来のため、自分の場所のために、少しずつ力を分けていければと思います。

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アラン 18年 46% 2019年リニューアル

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ARRAN 
Single Malt 
18 years old 
Release to 2019~ 
700ml 46% 

グラス:木村硝子テイスティンググラス
時期:開封後数日
場所:自宅
評価:★★★★★★(6)(!)

香り:近年寄りのシーズニング系のシェリー香。ダークフルーツのシロップ、微かに焦げたオークとかりんとうを思わせる香ばしさ。奥にはオーキーなバニラや華やかさが混じり、複雑さを与えている。

味:ドライプルーンやチョコレートケーキを思わせる色濃い甘味。序盤は香り同様近年のシーズニング系の香味がメインで、若干焦げた樽のエキスのような要素も混じるものの、それを打ち消すように黄色系のフルーティーさが広がる。
余韻はウッディさと柑橘の綿のようなほろ苦さ。シェリーの甘味の残滓の中に、オークの華やかさが混じって長く続く。

色合いの通り、シェリー系の原酒がメインの構成で、旧18年から大きくベクトルを変えてきた。全面にシーズニングシェリーのそれがあるが、ベースにあるのはアランらしいフルーティーさで、シェリー感の奥から開いてくる。加水だが、骨格はしっかりしていて物足りなさはない。
現在の市場において、1万円以内のシェリー系モルトのエースとなれる存在。

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2019年に大規模なリニューアルを実施した、アラン蒸留所のオフィシャルリリース。
ラベル、ボトルデザインの変更に加え、中身にも大なり小なり変更があり、上と下の新旧写真を見るだけでもそれは明らかです。

アラン蒸留所は、スペイサイドとハイランドを足して2で割ったような素直な酒質と、アメリカンオークとの馴染みの良さが特徴。15年熟成を越えたあたりから一気にフルーティーな味わいに変化していく傾向が、オフィシャルリリース全般にあるハウススタイルと言えます。
一方、今回のリニューアルでは10年、18年、21年、エイジング表記がある3種類それぞれに共通して"アメリカンオーク"ではなく、"シェリー樽原酒"の使い方に変化が見られるのがポイントだと感じています。

10年はバーボン樽主体のなかにシェリー系の原酒が繋ぎとなって、21年はリフィルシェリー(ホグスヘッド)系の比率が増えて、どちらもバランスのとれた味わいとなっていました。
ではアラン18年の変化はというと、色合いで比較してもわかる通り、構成が明らかにシェリー寄りになりました。3本の中で、最も大きな変化があったボトルと言えるかもしれません。

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(アラン18年の旧ボトル。シェリー感は繋ぎ程度で、アメリカンオーク由来のオーキーな黄色系のフルーティーさがメイン。麦感を伴う適度な厚みのある酒質も楽しめるバランスの良さ。類似のモルト(対抗馬)は、グレンモーレンジ18年。1万円以内の価格帯におけるエース候補だった。レビューはこちら。)

公式の記載は旧18年と変わらず、シェリーホグスヘッドとバーボンバレルのバッティングとのことですが、1st fill シェリー樽と思われる濃厚な原酒の比率が増えているのが香味からも色合いからも伝わってきます。
そのため、オーキーで華やかな含み香ではなく、ドライプルーンやチョコレート、微かに焦げたオークのニュアンスを含んだ、リッチなシーズニングシェリー香が、まず香味の前半部分で主体となっています。

使われているシェリーホグスヘッドは、バットからの組み直しではなく、近年増えている最初から250リットルのサイズで作られたシーズニング樽でしょう。それだけだと、アランのような酒質は圧殺されて逆に単調になりがちですが、そこは複数樽バッティングのオフィシャルボトルです。
シェリー感のバランスをとりつつ、余韻にかけて旧18年にもあったアメリカンオーク由来の黄色系のフルーティーさが広がってくる。いかにもアランらいしと言えるキャラクターが、近年のシェリー系のネガティブなところをうまく打ち消しています。
この香味の幅が、新しいアラン18年のポイントであり、魅力であると言えます。

過去のアラン18年は、上に書いた通りアメリカンオークのフルーティーさと華やかさがメインにあるモルトであったため、いくつかの蒸留所のオフィシャルと方向性が重複していました。
勿論それも価格帯別では充分上位にあるクオリティでしたが、シェリー系にジャンルがシフトしたことで、同ジャンルにおける1万円以内の価格帯では”候補”ではなく”エース”になったと言えます。
この価格帯で購入できる現行品モルトのなかで、アラン18年以上のシェリー系モルトは見当たりません。

勿論、これだけ大きな変化ですから、旧の方が良かったとする声もあると思います。それこそ10年や21年とは異なり、新旧で別物と言えるくらいの変化ですから、本音を言えば、出来が良かった旧は旧で残してほしいとも。。。
とは言え、近年難しい状況にあるシェリー系のウイスキー市場にあって、このリリースは歓迎すべきものです。
最近のシェリー樽に抵抗がなければ充分満足できるクオリティ。そうでなくても、納得は出来る仕上がりではないかと思います。

グレンハンター 21年 ピュアモルト 1980年代流通 43% 

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GLEN HUNTER 
PURE MALT 
21 YEARS OLD 
1980-1990's 
750ml 43% 

グラス:木村硝子テイスティンググラス
時期:不明(1年以上は経過している、覚えてない・・・)
場所:自宅
評価:★★★★★★(6)(!)

香り:ゆったりとした色濃い甘さと膨らみのある香り立ち。デーツやレーズンなどのダークフルーツ、カラメルコーティングしたナッツ、カカオチョコレート。このスウィートでウッディなアロマは、古き良き時代のシェリー感に共通する要素の一つ。

味:若干の緩さはあるが、濃厚なシェリー感主体。香り同様の構成で、ダークフルーツとカラメルソース、ほのかに無花果の甘露煮。粘性と共に少しモルト由来の刺激、樽の裏側のようなざらつくウッディさも感じられる。余韻はオールドシェリーたる色濃い甘さが、ほのかなえぐみ、タンニンを伴い長く続く。

オールドシェリーのひとつである、カラメルソースを薄めたようなシェリー感のあるボトル。GMシェリー、あるいは同時期のグレンファークラスのオフィシャル加水の風味にも似ている。加水のオールドであるため緩い口当たりだが、ブレンデッドモルトらしく繋ぎの粗さが多少ある。それを除けばシェリー樽熟成モルト、往年の味わいを気軽に楽しめる1本といえる。

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愛好家の間では、ちょっと知られたボトルであるグレンハンター・ピュアモルト。どうも日本(またはアジア地域)への輸出銘柄だったようで、リリースもこの時期のみ。グレンアーガイル社という謎のメーカー含めて、海外の情報は皆無というボトルになります。

ラインナップはピュアモルトの12年、15年、21年と、ノンエイジのブレンデッド。そして構成原酒は不明。恐らく、当時比較的容易に手に入ったハイランドタイプのブレンド用バルクをメインに使って作られた、バックストーリーのないウイスキーの一つ・・・だと思います。実際、この手のブランドはバブル景気に沸く当時の日本市場では珍しくありません。

キャラクターとしては、ピュアモルトの12年、15年は逆算して70年代蒸留ということで、熟成年数なりのコクと柔らかさを伴うものの、プレーンなモルティーさで特段目立った特徴のないブレンデッドモルトです。
15年はオークション相場3000円程度で買えることを考えれば、アリと言えばアリですが、もう一つ個性がほしい・・・。なお、ブレンデッドについてはお察しください。
では、なぜこの銘柄が「愛好家の間では、ちょっと知られたボトル」なのかというと、それは21年の存在があります。

テイスティングの通り、21年だけは色濃く、昔のグレンファークラスやGMのマクファイル等に通じるカラメルソースを混ぜたような、オールドシェリータイプの香味構成。蒸留所は不明ですが、蒸留時期はギリギリ1960年代というスペック。仕上がりは原酒の繋ぎ、樽感とも若干の荒さが見られる点がマイナスですが、味は1960年代蒸留の濃厚シェリー系モルトウイスキーということで、家飲みで何も考えず飲むならと、知ってる人だけ楽しむ銘柄という位置付けでした。

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(グレンハンター21年 ピュアモルト1980年代流通。今回のレビューボトルとほぼ同じ時期の流通品だが、注目はグラスの中の色合い。明らかに中身が異なる。)

しかし、これだけのシェリー感であれば、もっと話題になっていてもおかしくありません。なぜ知っている人だけ・・・なのかというと、その理由は、上の写真の通りグレンハンター21年にはロットが複数あり、中身も香味も異なるというもの。今回レビューしている濃厚なシェリー感のロットは、その中でも数が少ないためです。(確認しただけで、4パターン存在する)

写真のロットの香味は、15年の延長線上にあるキャラクター。ソフトでマイルド、若干の植物っぽさを伴うが個性に乏しいタイプ。緩い麦芽の甘味とほんのりカラメル系シェリーのニュアンス、年数なりに感じられるタンニンと渋味。レビューアイテムが1st fill Sherryなら、こちらは2nd fillという香味構成です。
正直、このボトルについては味が悪いとは言いませんが、率先して購入して飲むか・・・と言われると断言できないですね。
また、構成原酒も微妙に違うのか、あるいは経年変化からか微かにソーピーな香味が混じるものも・・・。同じラベルで地雷系まであるとなれば警戒もしてしまいます。

これが同じデザインやロットの中でシェリーの濃淡2パターン存在するのが困ったところ。ラベルデザインの微妙な違いから、確実に違うといえるロットもありますし、最終的には色を見れれば間違いないのですが・・・ネットだと手にとって見れるわけではないため確実には見分けられない。
まあ、今の市場において安さをとるなら相応のリスクを覚悟しなければならない、ってことなんですね。

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